(15874) 1996 TL66
表示
(15874) 1996 TL66 | |
---|---|
1996 TL66の軌道
| |
仮符号・別名 | 1996 TL66 |
分類 | 太陽系外縁天体 |
軌道の種類 | 散乱円盤 |
発見 | |
発見日 | 1996年10月9日 |
発見者 | C. A. トルヒージョ D. C. ジューイット J. X. ルー J. チェン |
軌道要素と性質 元期:2010年7月23日 (JD 2,455,400.5) | |
軌道長半径 (a) | 84.246 AU |
近日点距離 (q) | 35.013 AU |
遠日点距離 (Q) | 133.48 AU |
離心率 (e) | 0.584 |
公転周期 (P) | 773.28 年 |
軌道傾斜角 (i) | 23.95 度 |
近日点引数 (ω) | 184.47 度 |
昇交点黄経 (Ω) | 217.74 度 |
平均近点角 (M) | 4.27 度 |
前回近日点通過 | 2001年頃 |
次回近日点通過 | 2774年頃 |
物理的性質 | |
直径 | 575 ± 115 km[1] |
質量 | 2.6? ×1020 kg |
平均密度 | 2.0? g/cm3 |
表面重力 | ~0.17 m/s2 |
脱出速度 | ~0.33 km/s |
絶対等級 (H) | 5.4 |
アルベド(反射能) | 0.034-0.037[1] |
表面温度 | ~31 K |
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
(15874) 1996 TL66は、軌道の大部分がエッジワース・カイパーベルトより外側にある太陽系外縁天体の一つ。1996年にイギリスの天文学者デビッド・C・ジューイットらによって、マウナケア天文台群の望遠鏡を用いた観測で発見された。その1年前に発見された1995 TL8の分類がまだ決まっていなかったため、散乱円盤天体に分類された最初の天体となった。発見された当時は外縁天体で最も大きいものの一つだった。
1996 TL66は軌道長半径約83天文単位の軌道で太陽の周りを回っている。スピッツァー宇宙望遠鏡での観測により、直径は575km程度で表面は非常に暗い(アルベドが小さい)とみられている[1]。マイケル・E・ブラウンによれば、直径400km以上の外縁天体は冥王星型天体の条件である「静水圧平衡状態(球に近い形状)」を保っている可能性がある[2]。
脚注
[編集]- ^ a b c John Stansberry, Will Grundy, Mike Brown, Dale Cruikshank, John Spencer, David Trilling, Jean-Luc Margot (2007年). “Physical Properties of Kuiper Belt and Centaur Objects: Constraints from Spitzer Space Telescope”. University of Arizona, Lowell Observatory, California Institute of Technology, NASA Ames Research Center, Southwest Research Institute, Cornell University. 2008年1月24日閲覧。
- ^ Mike Brown. “The Dwarf Planets”. 2010年2月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 1996 TL66の軌道要素(JPL・HPより 英語版)