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黒部川電気記念館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒部川電気記念館
黒部川電気記念館(左側の建物)
施設情報
専門分野 黒部川の自然および電源開発
管理運営 関西電力
開館 1987年昭和62年)4月28日
所在地 938-0293
日本の旗 日本 富山県黒部市黒部峡谷口11番地
位置 北緯36度48分53.2秒 東経137度35分8.5秒 / 北緯36.814778度 東経137.585694度 / 36.814778; 137.585694座標: 北緯36度48分53.2秒 東経137度35分8.5秒 / 北緯36.814778度 東経137.585694度 / 36.814778; 137.585694
外部リンク 黒部川電気記念館
プロジェクト:GLAM
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黒部川電気記念館(くろべがわでんききねんかん)は、富山県黒部市宇奈月温泉郷黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅前)に所在する関西電力が運営する博物館である。

概要

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博物館前に静態保存されている元黒部峡谷鉄道の電気機関車EB5

黒部川水系の電源開発が一段落したことを記念し[1]、黒部川の自然や電源開発などをテーマとした博物館として、1986年昭和61年)4月23日に着工し[2]1987年(昭和62年)4月28日に開館した[3]。建物は1922年大正11年)[4]から1923年(大正12年)に日本電力が建築した事務所をモデルとしたアルペン風の建築物[注 1]である[5](鉄筋コンクリート造地上2階建て一部地下1階建て[4]新日本技術コンサルタント設計、佐藤工業施工[6])。第18回(昭和62年度)富山県建築賞入賞[6]

入口横に黒部峡谷鉄道の開業当初に使用されていた電気機関車EB5が静態保存されている。館内には縮尺60分の1の黒部ダムの模型があり[7]、黒部川の電源開発や世紀の大工事として語り継がれる「黒四建設工事」などをグラフィックや映像により紹介している[3]

博物館内には黒部峡谷鉄道宇奈月事務所が入居している[6]

1996年平成8年)4月と2012年(平成24年)3月の2度にわたり全面改修が行われていたが、2022年令和4年)12月6日より3度目の全面改修工事を行うため、翌2023年(令和5年)3月下旬まで休館[3]し、同年3月31日にリニューアルオープンした[8]

開館日・開館時間

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出典→[5]

入館料は無料である。

アクセス

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富山地方鉄道本線宇奈月温泉駅から徒歩5分[5]

脚注

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注釈

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  1. ^ 1985年(昭和60年)まで関西電力が事務所として使用し、その後解体された[4]が、保存を望む声が強かった[2]

出典

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  1. ^ 『開湯90周年 宇奈月温泉の歴史を辿る』(2013年10月23日、黒部市教育委員会発行)16頁。
  2. ^ a b 『北日本新聞』1986年4月24日付朝刊20面『「黒四」の歴史などを紹介 関電と峡谷鉄道 電気博物館を着工』より。
  3. ^ a b c 黒部川電気記念館の改修工事に伴う休館について(お知らせ) (関西電力、2022年11月24日)
  4. ^ a b c 『北日本新聞』1987年4月28日付朝刊18面『電源開発の歩み紹介 黒部川電気記念館 きょうオープン』より。
  5. ^ a b c 黒部川電気記念館(全国観るなび、2022年12月21日閲覧)
  6. ^ a b c 昭和62年度 第18回富山県建築賞受賞作品名簿(公益財団法人富山県建築士会、2012年8月24日)
  7. ^ 『富山県の歴史散歩』(山川出版社、2013年3月31日1版3刷発行)29頁。
  8. ^ 黒部川電気記念館のリニューアルオープン(関西電力、2023年3月23日)

関連記事

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外部リンク

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