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姫路第一発電所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
姫路第一発電所
姫路第一発電所の煙突
姫路第一発電所の位置(兵庫県内)
姫路第一発電所
兵庫県における姫路第一発電所の位置
正式名称 関西電力株式会社姫路第一発電所
日本の旗 日本
所在地 兵庫県姫路市飾磨区中島3058-1
座標 北緯34度46分25.5秒 東経134度40分1.1秒 / 北緯34.773750度 東経134.666972度 / 34.773750; 134.666972 (姫路第一発電所)座標: 北緯34度46分25.5秒 東経134度40分1.1秒 / 北緯34.773750度 東経134.666972度 / 34.773750; 134.666972 (姫路第一発電所)
現況 運転中
運転開始 5号機:1995年4月
6号機:1996年5月
GT1号機:2012年8月8日
GT2号機:2012年8月13日
運転終了 1~4号機:2001年6月30日
事業主体 関西電力
発電所
主要動力源 LNG
発電機数 10基
熱効率 5、6号機:54.0%(LHV)
コンバインド
サイクル発電
5、6号機:ACC方式採用
発電量
定格出力 総出力:150.74万kW
5号機:72.9万kW
6号機:71.3万kW
GT1号機:3.27万kW
GT2号機:3.27万kW
ウェブサイト
姫路第一発電所
2013年4月1日現在
テンプレートを表示

姫路第一発電所(ひめじだいいちはつでんしょ)は、兵庫県姫路市にある関西電力天然ガス火力発電所

概要

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1955年に1号機が運転を開始、4号機までが建設された。当初は石炭火力だったが、石油を経てLNGと変遷していった。

その後、日本初の多軸再熱型コンバインドサイクル発電方式を採用した5、6号機が増設され、一方で老朽化に伴い1〜4号機は廃止された。

2011年3月11日に発生した福島第一原子力発電所事故により複数の原子力発電所の運転再開のめどがたたず電力供給力が低下したため、小型電源を新設した[1]

高さ204mの煙突は天気予報を兼ねたライトアップが施され、地域住民に親しまれるとともに付近を航行する船舶からの目印になっていた。東日本大震災以後、節電のためにライトアップを休止している[2]

発電設備

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  • 総出力:150.74万kW(2013年現在)[3]
5号機
発電方式:多軸型1,300℃級改良型コンバインドサイクル発電(Advanced Combined Cycle)方式
定格出力:72.9万kW
ガスタービン:15.7万kW × 3軸[4]
蒸気タービン:25.86万kW × 1軸
使用燃料:LNG
熱効率:54.0%(低位発熱量基準)
営業運転開始:1995年4月
6号機
発電方式:多軸型1,300℃級改良型コンバインドサイクル発電(ACC)方式
定格出力:71.3万kW
ガスタービン:14.03万kW(計画時) × 3軸[5]
蒸気タービン:24.91万kW(計画時) × 1軸
使用燃料:LNG
熱効率:54.0%(低位発熱量基準)
営業運転開始:1996年5月
ガスタービン1号機
発電方式:ガスタービン発電方式
定格出力:3.27万kW
使用燃料:LNG
営業運転開始:2012年8月8日[6]
ガスタービン2号機
発電方式:ガスタービン発電方式
定格出力:3.27万kW
使用燃料:LNG
営業運転開始:2012年8月13日[7]

廃止された発電設備

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1号機(廃止)
定格出力:6.6万kW
使用燃料:LNG(過去には石炭、石油も使用)
営業運転期間:1955年 - 2001年6月30日
2号機(廃止)
定格出力:7.5万kW
使用燃料:LNG(過去には石炭、石油も使用)
廃止時期:2001年6月30日
3号機(廃止)
定格出力:12.5万kW
使用燃料:LNG(過去には石炭、石油も使用)
廃止時期:2001年6月30日
4号機(廃止)
定格出力:15.6万kW
使用燃料:LNG(過去には石炭、石油も使用)
廃止時期:2001年6月30日

出典

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関連項目

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外部リンク

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  • 関西電力
  • 水野孝則, 「関西電力(株)姫路第1発電所5・6号機高効率コンバインドサイクルの建設計画 (コンバインドサイクル発電技術<特集>)」『日本ガスタ-ビン学会誌』 21巻 83号, p.34-40, 1993-12, NAID 110002765785