黄金の刻 小説 服部金太郎
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(黄金の刻〜服部金太郎物語〜から転送)
黄金の刻 小説 服部金太郎 | ||
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著者 | 楡周平 | |
発行日 | 2021年11月26日 | |
発行元 | 集英社 | |
ジャンル | 経済小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判 | |
ページ数 |
(単行本)392 (文庫本)456 | |
公式サイト | 集英社 | |
コード |
ISBN 978-4-08-771772-3 ISBN 978-4-08-744615-9(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『黄金の刻 小説 服部金太郎』(おうごんのとき しょうせつ はっとりきんたろう)は、楡周平による小説。2021年11月26に集英社より刊行され[1]、2024年2月20日に集英社文庫より文庫版が出版された[2]。
2024年3月30日にテレビ朝日系列でドラマ化[3]。主演は西島秀俊[3]。
あらすじ
[編集]主人公の服部金太郎。彼は明治7年、東京の洋品店「辻屋」で働いていた。主人の粂吉は金太郎の商才を高く評価し、彼を辻屋の一員として迎え入れることを考えていた。しかし、金太郎は時計に興味を持ち、正確な時間を知る重要性を感じていたため、将来的には時計に携わりたいという想いを抱いていた。
登場人物
[編集]- 服部金太郎
- 主人公。実業家。服部時計店(現:セイコーグループ)創業者。
- 服部喜三郞
- 金太郎の父。古物商「尾張屋」の店主。
- はる
- 金太郎の母。
- 辻粂吉
- 洋品店「辻屋」店主。東京洋品雑貨業界のパイオニア。
- 服部まん
- 金太郎の妻。
- 𠮷川鶴彦
- 敏腕時計職人
- 岩倉善路
- 金太郎の幼なじみ。方向性の違いで対立する。
- 辻(河村)浪子
- 金太郎が丁稚奉公をした辻屋の一人娘。金太郎の初恋の相手。
- 吉邨英恭
- アメリカ系商社「ブルウル兄弟商会」横浜店に勤務する日本人の番頭。金太郎の良きビジネス相手。
書誌情報
[編集]- 楡周平『黄金の刻 小説 服部金太郎』
- 単行本:2021年11月26日発売、集英社、ISBN 978-4-08-771772-3[4]
- 文庫本:2024年2月20日発売、集英社文庫、ISBN 978-4-08-744615-9[5]
テレビドラマ
[編集]黄金の刻 〜服部金太郎物語〜 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 |
楡周平 「黄金の刻 小説 服部金太郎」 |
脚本 | 髙橋泉 |
演出 | 豊島圭介 |
出演者 |
西島秀俊 水上恒司 松嶋菜々子 山本耕史 濱田岳 高島礼子 吉川愛 髙嶋政伸 船越英一郎(特別出演) |
ナレーター | 八木亜希子 |
エンディング |
MISIA 「ゆびきりげんまん」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー |
藤崎絵三(CP) 山形亮介 長谷川晴彦 竹園元(協力、テレビ朝日) 服部宣之(GP、テレビ朝日) |
撮影地 |
沼田市 行田市 館林市 つくばみらい市 |
制作 |
テレビ朝日 KADOKAWA(協力) |
放送 | |
放送チャンネル | テレビ朝日系列 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2024年3月30日 |
放送時間 | 土曜 21:00 - 23:10 |
放送分 | 130分 |
回数 | 1 |
公式サイト |
『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』(おうごんのとき はっとりきんたろうものがたり)のタイトルで、2024年3月30日にテレビ朝日系列で放送された[3]。主演は西島秀俊[3]。
キャスト
[編集]服部家
[編集]- 服部金太郎(はっとり きんたろう)
- 演 - 西島秀俊(青年期:水上恒司[6])
- 主人公。実業家。服部時計店(現:セイコーグループ)創業者。丁稚奉公していた辻屋で金の懐中時計に魅了され、粂吉から跡取りにと望まれるも、年季明けに時計職人の道へ進む。
- 服部まん(はっとり まん)
- 演 - 松嶋菜々子[7](青年期:和内璃乃[8])
- 高崎綿問屋の娘。旧姓:山本。父の形見の時計を修理しに群馬から金太郎の店を訪れる。後に金太郎の妻となる。
服部時計店従業員とその家族
[編集]- 𠮷川鶴彦(よしかわ つるひこ)
- 演 - 山本耕史[9]
- まんの時計の魚子(ななこ・魚々子)彫りをほどこした腕のいい時計職人。人と目を合わせて会話することもできない変わり者だが、時計に関しては天才的な技術の持ち主。服部時計店の技術面を支え、新工場の技術長となる。
- 𠮷川ふく(よしかわ ふく)
- 演 - 街田しおん
- 鶴彦の妻。人との会話が苦手な夫を気遣い、仕事の話を代わって聞くなど献身的に夫を支えている。
- 笠井恒雄(かさい つねお)
- 演 - 正名僕蔵[8]
- 服部時計店の社員。一番の古株。
- 岡本正忠
- 演 - 嘉島陸[10]
- 時計職人。
アズナブール商会
[編集]- 岩倉善路(いわくら よしみち)
- 演 - 濱田岳[9](青年期:下川恭平[11])
- 金太郎と同じ辻屋で丁稚奉公しており、金太郎を兄のように慕っている。左手に傷害があるが、修行して機械彫りの職人になる。しかし、自身の彫った時計の装飾を金太郎に認めてもらえず、金太郎と対立する。
- カール・アズナブール
- 演 - 村雨辰剛[8]
- スイス商館の時計商・アズナブール商会の経営者。金太郎の商売の邪魔をする。
辻屋
[編集]- 辻(河村)浪子(つじ〈かわむら〉なみこ)
- 演 - 高島礼子[9](青年期:吉川愛[12]、長唄吹き替え:松永忠之助)
- 金太郎が丁稚奉公していた辻屋のお嬢様。金太郎の初恋相手。
- 辻粂吉(つじ くめきち)
- 演 - 船越英一郎(特別出演)[9]
- 金太郎が奉公していた京橋八官町の洋品雑貨問屋・辻屋の店主。東京洋品雑貨業界のパイオニア。
- 教養や見識のある読書家であり、英語に長けた知識人。
- 金太郎の人物と才能を評価している。辻屋の後継者になってほしいという願いを持つ。
その他
[編集]- 吉邨英恭(よしむら ひでゆき)
- 演 - 髙嶋政伸[9]
- アメリカ系商社「ブルウル兄弟商会」横浜店に勤務する日本人の番頭。父が外国奉行の支配定役だった影響で英語が得意。輸入ビジネスをしていた時、確実に契約書通りの支払いをする金太郎を信頼し、関係を深める。
- 坂田久光
- 演 - 芹澤興人
- 金太郎が年季明けに勤めた坂田時計店の店主。
- ナレーション
- 声 - 八木亜希子[13]
スタッフ
[編集]- 原作 - 楡周平『黄金の刻 小説 服部金太郎』(集英社文庫刊)
- 脚本 - 髙橋泉
- 脚本協力 - 長谷川徹
- 演出 - 豊島圭介
- 音楽 - 江﨑文武
- 主題歌 - MISIA「ゆびきりげんまん」(Sony Music Labels)[14]
- 時代考証 - 天野隆子
- 衣裳プランナー - 宮本まさ江
- 時計修理指導 - 西谷孝宏・滑川治秀(株式会社モントル)
- 算盤指導 - 谷賢治(日本そろばん資料館)
- 劇中写真協力 - 東京都復興記念館
- アクションコーディネーター - 森崎えいじ
- 特殊メイク造形ディレクター - 石野大雅
- 技術協力 - テイクシステムズ
- VFX・CG - テレビ朝日クリエイト、4d、イマージュ
- 美術協力 - 東宝映像美術、東京美工、東映東京撮影所、高津装飾美術、トランスフォーマー、舞クリエーション
- ゼネラルプロデューサー - 服部宣之(テレビ朝日)
- プロデューサー - 藤崎絵三(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、長谷川晴彦(KADOKAWA)
- ラインプロデューサー - 和田昂士(KADOKAWA)
- 協力プロデューサー - 竹園元(テレビ朝日)
- 特別協力 - セイコーグループ
- 制作協力 - KADOKAWA
- 制作著作 - テレビ朝日
脚注
[編集]- ^ “黄金の刻 小説 服部金太郎”. 集英社. 2024年3月30日閲覧。
- ^ “黄金の刻 小説 服部金太郎”. 集英社文庫. 2024年3月30日閲覧。
- ^ a b c d “主演・西島秀俊で「セイコーグループ」創業者の人生をつづる「黄金の刻」3月放送”. 映画ナタリー. ナターシャ (2023年12月2日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ 黄金の刻 小説 服部金太郎/楡 周平 | 集英社 ― SHUEISHA ―
- ^ 黄金の刻 小説 服部金太郎/楡 周平 | 集英社 ― SHUEISHA ―
- ^ “水上恒司、西島秀俊演じる主人公の青年期役 西島との再会「すごくうれしかった」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月16日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ “松嶋菜々子、西島秀俊と9年ぶり共演で夫婦役 ドラマ『レッドクロス』以来で「当時の思い出話などを」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年2月7日). 2024年2月29日閲覧。
- ^ a b c 黄金の刻公式サイト|相関図
- ^ a b c d e “ドラマ「黄金の刻」に山本耕史、濱田岳、吉川愛、高嶋政伸、高島礼子、船越英一郎”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年2月19日). 2024年2月26日閲覧。
- ^ 嘉島 陸 [@riku_kashima_official] (2024年3月30日). "テレビ朝日ドラマプレミアム「黄金の刻〜服部金太郎物語〜」本日21時〜放送です!時計を製造する精工舎の若い職工のリーダー、岡本正忠役です。ぜひご覧ください!". Instagramより2024年3月30日閲覧。
- ^ サーブプロモーション [@servepromotion] (2024年2月20日). "《📢出演情報》#下川恭平 出演#黄金の刻 @ougon_no_toki 3/30(土)21:00〜放送…". X(旧Twitter)より2024年2月20日閲覧。
- ^ 吉川 愛 official [@ai_y_staff] (2024年2月19日). "〖 情報解禁 〗テレビ朝日プレミアム「 #黄金の刻 」 辻浪子 役で出演させていただきます…". X(旧Twitter)より2024年2月20日閲覧。
- ^ “八木亜希子「黄金の刻〜服部金太郎物語〜」ナレーション出演!”. Topics|Phonics. フォニックス (2024年3月27日). 2024年4月9日閲覧。
- ^ “MISIA新曲「ゆびきりげんまん」、西島秀俊主演ドラマ主題歌に決定「未来へ歩き出す人たちの応援歌に」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年2月29日). 2024年2月29日閲覧。
外部リンク
[編集]- 黄金の刻 小説 服部金太郎/楡 周平 | 集英社 ― SHUEISHA ―
- 黄金の刻 小説 服部金太郎/楡 周平 | 集英社 ― SHUEISHA ―
- テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』|テレビ朝日
- ドラマプレミアム「黄金の刻」2024年3月30日(土)よる9時放送 (@ougon_no_toki) - X(旧Twitter)
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