鶴谷香央理
つるたに かおり 鶴谷 香央理 | |
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生誕 |
1982年??月??日 日本・富山県高岡市 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2007年 - |
鶴谷 香央理(つるたに かおり、1982年[1] - )は、日本の漫画家。富山県高岡市出身[2]。
来歴
[編集]2007年に「おおきな台所」が「第52回ちばてつや賞」で準大賞に選ばれ、同作でデビュー[1]。代表作『メタモルフォーゼの縁側』が、「このマンガがすごい!2019 オンナ編」(宝島社)1位[3]、「THE BEST MANGA 2019 このマンガを読め!」(フリースタイル)1位[4]、「ブロスコミックアワード2018」大賞[5]などを受賞。
2021年7月に俳句同人誌『傍点』が発売され、鶴谷の自作の俳句と漫画も掲載されている[6]。鶴谷は「鶴」という「一文字俳号」を持っているのだという[6]。同年8月12日に発売された『ビッグコミックオリジナル増刊』(小学館)9月号では、齋藤なずなと行った「36歳差。悟らずに、人を描く。」というテーマの対談が掲載されている[7]。
2022年から開講される「ゲンロン ひらめき☆マンガ教室」のゲスト講師に選ばれている[8]。
人物
[編集]好きなもの
[編集]漫画を読むことが大好きで、なんでも読むという[9]。漫画を描くきっかけとなったのは、くらもちふさこの作品である[9]。
けもののアルバム「めたもるシティ」に収録されている楽曲、「めたもるセブン」を愛聴していた[10]。
コミティアについて
[編集]コミティアに出展経験がある[11]。商業誌に出すネームが通らなかった時期に、ウラモトユウコとオカヤイズミと共にウェブで描いていた『しりとりコ』を同人誌として出版し、コミティアに衝撃を受けたという[9]。コミティアについて「出るのが楽しい」[9]、「マンガを描く人、売る人、買う人、読む人としての、全部の自分を育ててもらったと思っている」と語っている[12]。
作品リスト
[編集]漫画作品
[編集]連載
[編集]- don't like this(『LIKE THIS』2016年1月 - 連載) - 初連載作[1]。
- メタモルフォーゼの縁側(『コミックNewtype』2017年11月17日[13] - 2020年10月9日)
- 傲慢と善良(原作:辻村深月、『webTRIPPER』2024年6月20日[14] - 連載中)
読み切り
[編集]- おおきな台所(『モーニング』2007年52号) - 『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』に収録[15][16]。
- 吹奏楽部の白井くん(同人誌発表) - 『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』に収録[15][16]。
- ル・ネ(『モーニング』[9]2016年2・3合併号) - 『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』に収録[15][16]。
- 近所の友だち(『ランバーロール04』[17]、2021年) - エッセイ漫画[17]。
- 問いのない答え(『いろんな私が本当の私』収録[18]、2023年) - 「長嶋有漫画化計画」第2弾作品[18]。
書籍
[編集]- 『メタモルフォーゼの縁側』、KADOKAWA、2018年 - 2021年、全5巻、初の単行本[1]。
- 『don't like this』、リイド社[1]〈torch comics〉、2018年11月8日発売[19]、ISBN 978-4-8458-6003-6
- 『レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015』、KADOKAWA、2021年1月9日発売[15]、ISBN 978-4-04-108840-1
- 『傲慢と善良』、原作:辻村深月、朝日新聞出版〈ソノラマ+コミックス〉2024年 - 刊行中、既刊1巻(2024年9月13日現在)
その他
[編集]- けもの「ただの夏/リップクリームダブ」(2019年)7インチレコードのジャケットイラスト[10]。
- スカート「トワイライト」(2019年)CDアルバムジャケットイラスト[9]。
- 映画『孤狼の血 LEVEL2』コラボイラスト(2021年8月[20])
- 日本全国ご当地おやつ物語(『ダ・ヴィンチ』2022年7月号[21])富山県志乃原のおやつを紹介した漫画とイラスト寄稿[21]。
活動
[編集]2021年6月19日から7月4日に東京・ビリケンギャラリーで開催されたグループ展「moinmoin2」に参加[22]。
2021年7月31日、奥嶋ひろまさのコミカライズ『2gether』の書籍版単行本第1巻の発売を記念し、奥嶋とともに「マンガのハナシ」のYouTubeチャンネルにて配信イベントを開催[23]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e “鶴谷香央理”. コミックナタリー. Natasha, Inc. 2021年4月1日閲覧。
- ^ “富山出身の漫画家・鶴谷香央理さん「メタモルフォーゼの縁側」 最終巻と短編集刊行”. 富山経済新聞. 2021年4月1日閲覧。
- ^ “このマンガがすごい!今年の1位は「天国大魔境」と「メタモルフォーゼの縁側」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月11日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “「このマンガを読め!」1位は「メタモルフォーゼの縁側」、このマンに続き”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年12月19日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “鶴谷香央理「メタモルフォーゼの縁側」がブロスのマンガ大賞を受賞”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年1月24日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ a b “俳句同人誌「傍点」創刊号、ウラモトユウコ、オカヤイヅミ、鶴谷香央理が参加”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月27日) 2021年7月27日閲覧。
- ^ “「ぼっち死の館」齋藤なずな×「メタモルフォーゼの縁側」鶴谷香央理の36歳差対談”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月12日) 2021年8月12日閲覧。
- ^ “「ひらめき☆マンガ教室」第5期生募集中、新たなゲスト講師に鶴谷香央理”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年1月29日) 2022年1月29日閲覧。
- ^ a b c d e f “スカート「トワイライト」特集 澤部渡×鶴谷香央理対談”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年11月17日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ a b “「メタモルフォーゼの縁側」鶴谷香央理が、けもの7インチ盤のジャケ描き下ろし”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年5月20日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “コミティアの歴史 存続が危ぶまれる今、問い直される「コミティアとは何か」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年9月4日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “マンガ家からの応援メッセージ 続け、コミティア!”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年9月11日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “75歳老女とBLマンガの出会い描く「メタモルフォーゼの縁側」など、Web新連載2本”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年11月17日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “鶴谷香央理が辻村深月の恋愛ミステリ小説「傲慢と善良」をコミカライズ”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年6月20日). 2024年6月20日閲覧。
- ^ a b c d “「メタモルフォーゼの縁側」実写映画化、最終5巻と鶴谷香央理作品集が同時発売”. コミックナタリー. ナターシャ (2021年1月7日). 2024年9月14日閲覧。
- ^ a b c “レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015”. KADOKAWA. 2021年4月18日閲覧。
- ^ a b “山本美希・鶴谷香央理らも参加、マンガと文学の「ランバーロール04」が発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年9月24日) 2021年9月24日閲覧。
- ^ a b “雁須磨子、コナリミサトら参加の“長嶋有漫画化計画”新作「いろんな私が本当の私」が発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年11月22日) 2023年11月22日閲覧。
- ^ “「メタモルフォーゼの縁側」著者が描く、インドア派ガールの“好き”との出会い”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年11月8日) 2021年4月18日閲覧。
- ^ “鶴谷香央理と浜谷みおが参加、「孤狼の血 LEVEL2」コラボ第4弾のイラスト公開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年8月28日) 2021年8月28日閲覧。
- ^ a b “吉田戦車・鶴谷香央理・二ノ宮知子がお気に入りおやつ紹介、次号は矢沢あい特集”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年6月6日) 2022年6月6日閲覧。
- ^ “鈴木健也、高津マコト、鶴谷香央理、ばったんら7作家のグループ展「moinmoin2」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年6月17日) 2021年6月17日閲覧。
- ^ “「2gether」コミカライズ紙版発売、奥嶋ひろまさと鶴谷香央理による“BL対談”配信”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年7月27日) 2021年7月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- 鶴谷香央理 (@tsurutani) - X(旧Twitter)