コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

鶴ケ峰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鶴ケ峰
町丁
鶴ケ峰二丁目
地図北緯35度28分29秒 東経139度32分56秒 / 北緯35.474853度 東経139.548992度 / 35.474853; 139.548992
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 横浜市
行政区 旭区
人口情報2023年(令和5年)4月30日現在[1]
 人口 10,085 人
 世帯数 5,264 世帯
面積[2]
  0.719 km²
人口密度 14026.43 人/km²
設置日 1968年(昭和43年)3月15日
郵便番号 241-0022[3]
市外局番 045(横浜MA[4]
ナンバープレート 横浜
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
テンプレートを表示
ココロット鶴ケ峰

鶴ケ峰(つるがみね)は、神奈川県横浜市旭区の町名。

二俣川とともに横浜市の主要な生活拠点(旧:副都心)を形成する[5]。現行行政地名は鶴ケ峰一丁目及び鶴ケ峰二丁目。住居表示は未実施[6]

地理

[編集]

旭区東部にあり、水道道を境に南西が一丁目、北東が二丁目となる。東西に相鉄本線が走り、二丁目に鶴ヶ峰駅が設けられている。相鉄の北側に帷子川が流れ、北端の鶴ケ峰本町との境には国道16号が通る。国道は町内で厚木街道(神奈川県道40号横浜厚木線)と分岐する。南東端、鶴ケ峰一丁目と川島町の境には東海道新幹線が通過する。

一丁目の厚木街道沿いには旭区役所や旭消防署など官公署が集まる。二丁目には国道から延びる専用橋を介してバスターミナルが設けられており、2009年開国博Y150開催時にはヒルサイドエリアへのシャトルバス発着場となった。2007年には、二丁目の駅南口に再開発ビル「ココロット鶴ヶ峰」がオープンしている。

地価

[編集]

住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、鶴ケ峰1丁目72番4の地点で20万8000円/m2となっている[7]

歴史

[編集]

沿革

[編集]

かつての都筑郡今宿村・白根村・川島村等の一部で、1889年明治22年)4月1日に旧村が合併、都岡村大字今宿・白根、西谷村大字川島等となる。西谷村は1927年昭和2年)に、続いて都岡村は1939年昭和14年)に横浜市に編入され、(旧)保土ケ谷区今宿町・白根町・川島町等となった。1968年3月15日に今宿町、三反田町、白根町、川島町の各一部から鶴ケ峰を新設。1969年10月1日、保土ケ谷区から旭区を新設、旭区鶴ケ峰となり現在に至る。

世帯数と人口

[編集]

2023年(令和5年)4月30日現在(横浜市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
鶴ケ峰一丁目 2,878世帯 5,680人
鶴ケ峰二丁目 2,386世帯 4,405人
5,264世帯 10,085人

人口の変遷

[編集]

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[8]
9,343
2000年(平成12年)[9]
9,248
2005年(平成17年)[10]
9,385
2010年(平成22年)[11]
9,876
2015年(平成27年)[12]
9,839
2020年(令和2年)[13]
10,048

世帯数の変遷

[編集]

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[8]
3,975
2000年(平成12年)[9]
4,136
2005年(平成17年)[10]
4,108
2010年(平成22年)[11]
4,580
2015年(平成27年)[12]
4,639
2020年(令和2年)[13]
4,963

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2020年4月時点)[14]

丁目 番・番地等 小学校 中学校
鶴ケ峰一丁目 57番地、59〜68番地
79〜100番地
横浜市立本宿小学校 横浜市立本宿中学校
29番地〜34番地の2
34番地の8〜10・20〜21
35番地の4〜6・11〜12・45〜78
44〜45番地
48番地の3〜4・34〜100
49〜56番地、58番地
69〜73番地、74番地の2〜75番地
横浜市立鶴ヶ峯小学校
1〜4番地 横浜市立鶴ヶ峯中学校
5〜28番地、34番地の3〜7
34番地の11〜19
34番地の22〜35番地の3
35番地の7〜10・13〜44
35番地の80〜83、36〜43番地
46番地〜48番地の2 
48番地の5〜33・101
74番地の1、76〜78番地
横浜市立西谷中学校
鶴ケ峰二丁目 11〜77番地、78番地の17
82番地の1〜5
6番地
7番地の1・3〜18
7番地の20〜10番地
横浜市立不動丸小学校 横浜市立鶴ヶ峯中学校
1〜5番地、7番地の2・19 横浜市立鶴ヶ峯小学校

事業所

[編集]

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]

丁目 事業所数 従業員数
鶴ケ峰一丁目 182事業所 2,032人
鶴ケ峰二丁目 227事業所 2,118人
409事業所 4,150人

事業者数の変遷

[編集]

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[16]
432
2021年(令和3年)[15]
409

従業員数の変遷

[編集]

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[16]
3,685
2021年(令和3年)[15]
4,150

史跡

[編集]

この地域は二俣川と共に鎌倉時代初期の武将、畠山重忠が討たれた場所に近いことから、畠山重忠や古戦場に関する史跡が複数残されている(「二俣川#畠山重忠と史跡(二俣川古戦場)」も参照)。

  • 畠山重忠公碑 - 鶴ケ峰と埼玉県川本村の有志により1955年(畠山重忠没後750年)に建立された。
  • さかさ矢竹
  • 駕籠塚
  • 首塚
  • 鎧の渡し・首洗い井戸
  • すずり石水跡
  • 六ツ塚(薬王寺)

なお、これらは横浜市登録地域文化財に登録されている[17]

地名の由来

[編集]

町名の由来は、「ツル」が水流を表し「川の流れるところにある山」という説と、この地にが飛来したという説がある[18][19]。なお、全国的にも「鶴」が付く地名はたくさんあり、鳥の鶴ではなく前者の説のように水流を意味している例も多くある。

施設

[編集]

商店街の規模が大きく、価格がリーズナブルな店が多い学生街であるが、この地域には高校及び中高一貫校は無い。

行政機関

[編集]
  • 横浜市旭区役所
  • 横浜市旭消防署
  • 旭区市民活動支援センター「みなくる」
  • 旭警察署 鶴ケ峰交番

金融機関

[編集]

主な商店・チェーン店舗

[編集]
  • デリカキング鶴ヶ峰店
  • からあげセンター鶴ヶ峰店
  • New Ful Bari 鶴ヶ峰店
  • ヨコハマ・スープカレー・シンペー
  • チャイカフェ 鶴ヶ峰店
  • スパイス ガーデン鶴ヶ峰

その他

[編集]

その他

[編集]

日本郵便

[編集]

警察

[編集]

町内の警察の管轄区域は以下の通りである[21]

丁目 番・番地等 警察署 交番・駐在所
鶴ケ峰一丁目 全域 旭警察署 鶴ケ峰交番
鶴ケ峰二丁目 全域

脚注

[編集]
  1. ^ a b 令和5(2023)年 町丁別人口(住民基本台帳による)町丁別人口_令和5年4月” (XLSX). 横浜市 (2023年5月10日). 2023年5月15日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 横浜市町区域要覧”. 横浜市 (2018年7月9日). 2020年6月16日閲覧。
  3. ^ a b 鶴ケ峰の郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月15日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 横浜市市民局Q&A
  6. ^ 横浜市旭区の町名一覧(横浜市役所) (PDF) 2010年11月21日閲覧
  7. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年9月28日閲覧。
  8. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2023年4月27日閲覧。
  14. ^ 小・中学校等の通学区域一覧(通学規則 別表)”. 横浜市 (2020年4月1日). 2020年6月16日閲覧。
  15. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  16. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ^ 指定・登録文化財目録”. 横浜市教育委員会 (2020年5月29日). 2020年11月27日閲覧。
  18. ^ 『横浜の町名』1996年12月、横浜市市民局総務部住居表示課発行
  19. ^ ツルが飛んできた?旭区鶴ケ峰の地名の由来を探る!(はまれぽ.com 2013年12月11日)
  20. ^ 郵便番号簿 2019年度版” (PDF). 日本郵便. 2019年11月4日閲覧。
  21. ^ 交番案内”. 旭警察署. 2021年8月9日閲覧。

参考資料

[編集]
  • 『県別マップル 神奈川県広域・詳細道路地図』2006年4刷 昭文社 ISBN 9784398626998

外部リンク

[編集]