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鳥距溝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鳥距裂から転送)
脳: 鳥距溝
左大脳半球の内側面 (鳥距溝は左側、色のついた部分。)
側脳室の後角での冠状断面 (鳥距溝は下側にラベルされている。)
名称
日本語 鳥距溝
英語 calcarine sulcus
ラテン語 sulcus calcarinus, fissura calcarina
略号 ccs
関連構造
上位構造 後頭葉
動脈 内側後頭動脈鳥距枝
画像
Digital Anatomist 内側
内側
関連情報
Brede Database 階層関係、座標情報
NeuroNames 関連情報一覧
NIF 総合検索
グレイ解剖学 書籍中の説明(英語)
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鳥距溝(ちょうきょこう、: calcarine sulcus)または、鳥距裂(ちょうきょれつ、: Calcarine fissure)は、の内側面の尾側端にある脳溝である。一次視覚野の中心に位置する。鳥距溝を挟んで上側が楔部、下側が舌状回、となる。

構造

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鳥距溝は後頭極にある2つの収束する枝から始まり、前方の脳梁膨大部のやや下部まで走り、頭頂後頭裂の内側部と鋭角につながっている。鳥距溝の前部は側脳室の後角に鳥距という構造を生んでいる。

機能

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鳥距溝は一次視覚野が集中している所にある。視野の中心部は鳥距溝の後部に位置し視野の周辺部は鳥距溝の前部にある。皮質の受容野の大きさと、その受容野が担当する視野の大きさが比例しないことは興味深いが驚くべきことではない。他の視野領域よりも中心窩からの情報を処理する領域の方が非常に広くなっている[1]。この現象は皮質拡大 (cortical magnification) として知られる。

画像

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参考文献

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  1. ^ Wong A, Sharpe J (1999). “Representation of the visual field in the human occipital cortex: a magnetic resonance imaging and perimetric correlation”. Arch. Ophthalmol. 117 (2): 208-17. PMID 10037566. 

関連項目

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外部リンク

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