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鳥取ゴルフ倶楽部

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鳥取ゴルフ倶楽部
Tottori Golf Club
鳥取ゴルフ倶楽部
鳥取ゴルフ倶楽部の空中写真。
2009年8月19日撮影。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 地図
所在地 日本の旗 日本
鳥取県鳥取市浜坂鳥打山1318番地
座標: 北緯35度31分55.12秒 東経134度13分44.4秒 / 北緯35.5319778度 東経134.229000度 / 35.5319778; 134.229000
概要
開業 1964年昭和39年)7月20日
運営 メンバーシップコース
設計 間野 貞吉
運営者 株式会社 玉川
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 5 473 1 5 486
2 3 131 2 3 143
3 4 350 3 4 377
4 4 360 4 4 373
5 4 294 5 4 317
6 4 391 6 4 412
7 3 147 7 3 210
8 5 483 8 5 539
9 4 334 9 4 344
36 2963 36 3201

その他
公式サイト 鳥取ゴルフ倶楽部
テンプレートを表示

鳥取ゴルフ倶楽部(とっとりゴルフくらぶ)は、鳥取県鳥取市にあるゴルフ場である。

概要

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1952年昭和27年)4月17日午後、鳥取県鳥取市は全市を焼失する鳥取大火災に見舞われた、その復興を指揮したのが鳥取市の火災復興局長・池口凌である[1]。池口が発案したのがゴルフ場建設だった、鳥取の観光資源にもなると「鳥取砂丘ゴルフ場」を提案した[1]1953年(昭和28年)、新たなゴルフ場の建設に向けて「鳥取ゴルフ倶楽部」が創設された[1]

ゴルフ場の建設用地は、戦前は健脚部隊として知られた歩兵第40連隊の演習場で、戦後鳥取大学砂丘研究所に払い下げられていた、浜坂砂丘の西側一画の20万坪を借地することが決まった[1]日本海の波打際がウォーターハザード、スルーザグリーンとティグラウンドは全て砂で、バンカーグリーンは杭で区別し、グリーン面は砂掻きで均し、造成費はかからなかったのである[1]

砂丘ゴルフ場は魅力があった、風の方向や強弱により砂丘が変化し、地形も微妙に変化する[1]。原始的なゴルフ場だが「大火の後始末に四苦八苦し、沈みがちな市民に元気と希望を与えた功績は大きい」と会報誌に書かれている[1]。プレー料金は、1ラウンド300円で、コースヤーデージは不詳である[1]。砂丘ゴルフ場は、約10年間続いた[1]

1962年(昭和37年)、砂丘ゴルフ場は借主の鳥取大学に返還された[1]1963年(昭和38年)3月、新たなゴルフ場の建設用地が決まった、鳥取砂丘に隣接する鳥打山麓の20万坪である[1]。コース設計は、間野貞吉に依頼し、造成工事が着工された[1]1964年(昭和39年)7月20日、造成工事が完成し、9ホール、3,257ヤード、パー35規模のゴルフ場が開場された[1]

2012年(平成24年)3月9日、当ゴルフ場を経営していた鳥取振興開発(株)が鳥取地方裁判所民事再生法の適用を申請[2]。その後はパチンコ店UFO・ボウリング場を運営するサンヨーグループの(株)玉川の支援を受け民事再生手続きを開始[3]2013年2月にサンヨーグループの企業となり、2020年6月1日(株)玉川へ吸収合併し解散[4]

現在のコースは、9ホールを2回ラウンドする方式で、バックティ3,201ヤード、パー36でラウンドする[1]。コースの特徴は、日本海から吹く風による影響が戦略的な面白さとなることで、砂丘ゴルフ場以来変わらない[1]

所在地

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〒680-0001 鳥取県鳥取市浜坂鳥打山1318番地

コース情報

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  • 開場日 - 1964年7月20日
  • 設計者 - 間野 貞吉
  • 面積 - 661,000m2(約20.0万坪)
  • コースタイプ - 丘陵コース
  • コース - 9ホールズ、パー36、6,164ヤード
  • フェアウェー - コウライ
  • ラフ - ノシバ
  • グリーン - 2グリーン、ベント
  • ラウンドスタイル - 全組キャディ付、歩いてのラウンド、1組4人が原則、状況によりツーサム可
  • 練習場 - 無し
  • 休場日 - 毎週月曜日(セルフ営業)、12月31日、1月1日[5]

ギャラリー

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交通アクセス

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脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「山陰海岸国立公園内に造られた砂丘コースは鳥取の観光資源でもあった」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月28日閲覧
  2. ^ JCNET「鳥取ゴルフ倶楽部の鳥取振興開発(株)/民事再生申請」『JC-net 倒産速報』2012年3月12日。2021年6月5日閲覧。
  3. ^ 椿ゴルフ「鳥取ゴルフ倶楽部を経営の鳥取振興開発(株)が民事再生法を申請」『ゴルフ場倒産・経営交代・買収関連の最新、過去の主なニュース』2012年3月13日。2021年6月5日閲覧。
  4. ^ 鳥取振興開発株式会社”. 国税庁 法人番号公表サイト. 2021年6月5日閲覧。
  5. ^ 「鳥取ゴルフ倶楽部」、ゴルフダイジェスト、2021年5月28日閲覧
  6. ^ a b 「鳥取ゴルフ倶楽部」、アクセス、2021年5月28日閲覧

関連文献

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  • 『ゴルフ場ガイド 西版』、2006-2007、「鳥取ゴルフ倶楽部」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年5月28日閲覧
  • 『美しい日本のゴルフコース BEAUTIFUL GOLF CULTURE IN JAPAN 日本のゴルフ110年記念 ゴルフは日本の新しい伝統文化である』、ゴルフダイジェスト社「美しい日本のゴルフコース」編纂委員会編、「山陰海岸国立公園内に造られた砂丘コースは鳥取の観光資源でもあった」、東京 ゴルフダイジェスト社、2013年12月、2021年5月28日閲覧

関連項目

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外部リンク

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