魔法のiらんど
URL | https://maho.jp/ |
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言語 | 日本語 |
タイプ |
ホームページ作成サイト 小説サイト |
運営者 | 株式会社KADOKAWA / 株式会社はてな |
設立者 | 株式会社ティー・オー・エス |
収益 | 広告収入 |
株主 | KADOKAWA |
営利性 | 営利 |
開始 | 1999年 |
ライセンス | © KADOKAWA CORPORATION |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
102-0076 東京都千代田区五番町6番地2 |
設立 | 1989年4月 |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | ホームページの企画・開発・運営 |
代表者 | 谷井玲(代表取締役) |
資本金 | 4億1540万円(2010年3月31日時点) |
純利益 | △2億5685万8000円(2010年3月期) |
純資産 | △3800万3000円(2010年3月31日時点) |
総資産 |
3億7619万9000円 (2010年3月31日時点) |
従業員数 | 53人(2006年4月時点) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 |
アスキー・メディアワークス 99.8% (2010年3月31日時点) |
外部リンク | https://maho.jp/ |
特記事項:2011年1月1日にアスキー・メディアワークスが吸収合併し解散 |
魔法のiらんど(まほうのあいらんど)は、KADOKAWA アスキー・メディアワークス(AMW)の社内ブランド及び同社が運営している小説投稿サイト。システム開発ははてなが担当している。かつては小説投稿以外のサービスも提供していた。
沿革
[編集]- 1989年 - 株式会社ティー・オー・エス (TOS) 設立。
- 1999年 - 無料ホームページ作成サービス「魔法のiらんど」をリリース。当時はiモードとインターネット向けであった。
- 2001年 - iモード向け着メロ配信サイト「魔法のメロらんど」開始。
- 2003年 - ネット上の監視体制強化のために三重県の株式会社インテグラルを子会社化。
- 2004年 - マイクロソフトと提携し、MSNスペース(現 Windows Live スペース)を開始。
- 2006年
- 2007年
- 2008年12月 - アスミック・エース エンタテインメント株式会社と提携し、ビデオレーベル「魔法のiらんどDVD」からケータイドラマ『teddy bear』と『幼なじみ』をリリース。
- 2010年3月4日 - 株式会社アスキー・メディアワークスが発行済み株式の70%(後に100%)を取得し、親会社となる。
- 2011年1月1日 - 株式会社アスキー・メディアワークスに吸収合併され解散、同社のブランドとなる。
- 2013年10月1日 - 株式会社アスキー・メディアワークスが株式会社KADOKAWAに吸収合併され、魔法のiらんどはKADOKAWAのブランドとなる。
- 2020年
- 2024年9月26日 - カクヨムへの合併予定が発表され、同サービスへの移行措置としてバックアップ機能の提供を開始。カクヨムには「魔法のiらんど」ジャンルが新設される[7]。
- 2025年3月31日 - 単独でのサービス運営を終了予定(カクヨムの1ジャンルとしては運営継続)[7]。
サービス
[編集]「魔法のiらんど」はホームページ作成サービスとして、フィーチャーフォン向けから始まり、パソコンやスマートフォンでも利用可能だった。サイトでの小説の投稿・閲覧の機能は「BOOK」と呼ばれ、投稿から生まれた作品が書籍化されるようになってケータイ小説のニーズが高まると、サイト内で小説投稿用に「魔法の図書館」をオープンさせ[8]、名称変更で「魔法のiらんどNOVEL」として運営されていた。2020年4月1日のリニューアルによりホームページ作成サービスは終了し、「BOOK」機能と小説投稿の「魔法のiらんどNOVEL」は統合された。
- 終了したサービス
- 写ぷり☆めんと - EZWeb向け画像コミュニティサービス[9]。魔法のカメらんどから名称変更。
- 魔法のデコらんど - PC向けアバターコミュニティサービス[10]
- 魔法ショップ - 携帯向けショッピングサイト
- 魔法TV - 携帯電話向けのドラマ動画配信サービス[11]。配信作品は、ビデオレーベル「魔法のiらんどDVD」からリリースされている[12]。
- 魔法スクール - 進学情報サービス[13]
- アイドルファーム - EZWeb向けアイドル応援サービス。
- 魔法のiらんど(うた) - 着うた配信サービス。魔法のメロらんどから名称変更。
- 魔法の洋楽 - 着うた配信サービス。
- 魔法のアニメスタジオ - 着うた・ムービー配信サービス[14]。
- 魔法の図書館プラス[15] - 「魔法の図書館」のサービスを拡充した電子書籍サービス[16]。
- 魔法のiらんどゲーム - iモード向けゲームサイト[17]。
- チアらんど - 「魔法のiらんど」内チアリーディングコミュニティーサイト。チア情報満載。
- 魔法のiらんどclub - メイクやファッション、エンタメなど興味のある活動に参加できる参加型会員サービス。
- iクラBLOG - 魔法のiらんどclubメンバーズ向けサービス。
- アイポリス - 「魔法のiらんど」内のHPの監視サービス。
- 魔法のiらんどMAGAZINE - 女の子のための情報サイト。「魔法のiらんど」の小説投稿に特化させるためのリニューアルに伴い終了。
- 魔法のiらんどNOVEL - 旧名「魔法の図書館」で小説投稿に重点を置いたサービス。「魔法のiらんど」の小説投稿に特化させるためのリニューアルにより統合。
- 文学賞・コンテスト
- 2007年に、サイトの投稿小説(ケータイ小説)の文学賞「魔法のiらんど大賞」(当初はケータイ小説部門以外に別部門も存在していた[18][19])を創設[20]。2017年まで行われ[21]、受賞作は主に魔法のiらんど文庫から発売された。文学賞(魔法のiらんど大賞)の停止と、保有していたレーベル(魔法のiらんど文庫)が休刊すると、以前と比べて社内ブランド(魔法のiらんど)から書籍化することに力を入れることはなくなった[22]ものの、現在も投稿された小説の書籍化は継続、特にコミカライズを積極的に行っている[23]。また、KADOKAWAの他の投稿サイトやレーベルとの合同でのコンテストの投稿媒体としては稼働して[24]いて、2020年の大幅リニューアル後もこの傾向は引き継がれた[25]。リニューアル後のコンテストは、基本的に投稿小説の賞として開催されているが、コミック原作やコミックそのものの募集をしている賞も存在する[25]。
出版
[編集]ケータイ小説の草分けとしても知られる。以前は、紙媒体の書籍としても100万部を越すヒット作を出したこともあった。書籍化された作品は、「魔法のiらんど」内の「魔法のiらんどNOVEL」で引き続き公開されている。
メディアワークスも『魔法のiらんど文庫』を2007年に刊行し、同社発の作品を紙の書籍として刊行していた出版社の1つであった。同年に魔法のiらんど大賞を創設している。
この分野(ケータイ小説)についての記録は、プロデューサーだった伊東寿朗(別名 伊東おんせん)が多く残している。
2007年1月に双葉社と月刊漫画雑誌『月刊 COMIC魔法のiらんど』[注 1]を創刊。2010年9月号休刊。単行本は「ジュールコミックス魔法のiらんど」レーベルから刊行。
双葉社とは別のコミカライズ媒体としてアスキー・メディアワークスから「魔法のiらんどコミックス」レーベルが2011年から刊行されている。
著名な投稿作
[編集]- 天使がくれたもの
- 恋空
- 赤い糸
- クリアネス
- 携帯彼氏
- ワイルドビースト
- 激恋
- 金魚倶楽部
- Teddy bear
- 恋愛約束
- 桜龍
- お女ヤン!!
- 今日から家政婦さんっ!
- ワケあり生徒会!
- リキ ‐もう一度、君の声を聴かせて‐
- 溺愛
- Stray cat その手を取ってもいいですか?
- 可視光の夏―特攻隊と過ごした日々―(書籍化タイトル:あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。)
著作権規約
[編集]この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
利用規約には、「一度投稿したコンテンツは、ユーザがそのコンテンツを削除した後も、また、利用目的を問わず、運営側が複製、公開、送信、頒布、譲渡、貸与、翻訳及び翻案等を行うことができる」という規定がある。このため、魔法のiらんどに投稿した内容を後になって出版しようとした場合、ユーザの意図に反して運営側にコンテンツを販売されてしまう恐れがある。
また、この際、運営側に公開中止を要求するために費用を請求される可能性すらある。また、規約には著作者人格権不行使規定が含まれるため、運営側が投稿したコンテンツの内容を改変して公表した場合、ユーザはそれに対して一切対抗できなくするというものである。
しかしこれらの規定は、厳密には著作権の譲渡を意味せず、運営にとって都合の良いことを述べているだけであり、まったくの無意味である。著作権そのものは形の上でユーザ側に残るものの、実質的には企業名の著作物を個人が作成するときに結ばれる著作権譲渡規定と極めて近い。
こういった規定は、mixiが2008年3月3日に提示し、プロの著述家やクリエイターを中心に、ユーザの激しい反対によって撤回に追い込まれた利用規約修正案と全く同じである。
システム開発からの撤退
[編集]元々は株式会社ティー・オー・エス (TOS) として設立され、コンピュータソフトウェアの開発会社であった。
「魔法のiらんど」(サービス)のヒットによりサービスをコンシューマ向けにシフトさせ、のちにこのサービス名を社名とする。一方、創業事業であるシステム開発・サービス事業は、TOSとして2006年に分社化され、同社から切り離された(同年中にNTTデータのグループ会社に吸収合併された)。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 『ジュールすてきな主婦たち』の増刊号として刊行。
出典
[編集]- ^ 『株式会社魔法のiらんどとの業務・資本提携に関するお知らせ』(プレスリリース)株式会社ドワンゴ、2006年8月21日。オリジナルの2016年7月31日時点におけるアーカイブ 。2021年11月25日閲覧。
- ^ 沿革 | NTTデータビジネスシステムズ
- ^ “魔法のiらんどの機能”. 魔法のiらんど. 2020年3月3日閲覧。
- ^ “フィーチャーフォン向けサービスについて”. 魔法のiらんど. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “「魔法のiらんど」、ホームページやブログ機能をきょう終了 小説投稿に特化したサイトに刷新”. ITmedia NEWS (アイティメディア). (2020年3月31日) 2021年11月25日閲覧。
- ^ “リニューアルのお知らせTOP”. 魔法のiらんど. 2020年2月22日閲覧。
- ^ a b “【重要】「魔法のiらんど」は2025年3月31日にサービス終了し、「カクヨム」と合併します - 編集部からのお知らせ” (2024年9月26日). 2024年9月26日閲覧。
- ^ “ケータイ小説を読んで書いて語れる総合サイト「魔法の図書館」グランドオープン” (PDF). 株式会社ティー・オー・エス. 2006年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月3日閲覧。
- ^ “au対応の画像中心のホームページ作成サービス「魔法のカメらんど」”. ITmedia. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “アバターと部屋を飾って新たな自己表現とコミュニケーションPC向けサービス「魔法のデコらんど」オープンβ版公開”. News2u. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “魔法のiらんど、人気ケータイ小説の映像版を無料配信”. インプレス. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “魔法のiらんどDVDteddy bear”. KADOKAWA. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “魔法のiらんど、進学情報サービス「魔法スクール」ベータ版サービス開始”. CNET. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “KDDI au向け着うた(R)・ムービー配信サービス「魔法のアニメスタジオ」の提供開始”. News2u. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “ドワンゴ、iモード向けに電子書籍サイト「魔法の図書館plus」を提供”. ITmedia Mobile. 2020年11月8日閲覧。
- ^ “電子書籍サービス「魔法の図書館プラス」サービス終了のお知らせ”. KADOKAWA. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “魔法のiらんど、ケータイ小説「S彼氏上々」をゲーム化”. インプレス. 2018年8月26日閲覧。
- ^ “iらんど大賞2007 受賞者一覧”. 魔法のiらんど. 2007年11月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。
- ^ “NEWS RELEASE”. アスキー・メディアワークス (2012年8月27日). 2021年5月21日閲覧。
- ^ “NEWS RELEASE”. KADOKAWA (2017年2月28日). 2021年5月21日閲覧。
- ^ “回魔法のiらんど大賞歴代受賞作品一覧 第11回”. 魔法のiらんど. 2021年5月21日閲覧。
- ^ “女の子のための小説レーベル 魔法のiらんど文庫”. 魔法のiらんど. 2019年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。
- ^ “コミック カテゴリーの記事一覧”. 編集部からのお知らせ - 魔法のiらんど. 2021年7月12日閲覧。
- ^ “小説コンテスト・イベント一覧ページ”. 魔法のiらんど. 2019年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年5月21日閲覧。
- ^ a b “特設ページ”. 魔法のiらんど. 2021年5月21日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
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