鬼取町
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鬼取町 | |
---|---|
北緯34度40分22秒 東経135度41分2.5秒 / 北緯34.67278度 東経135.684028度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 奈良県 |
市町村 | 生駒市 |
面積 | |
• 合計 | 0.66 km2 |
人口 | |
• 合計 | 65人 |
• 密度 | 98人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
630-0237[3] |
市外局番 | 0743(奈良MA)[4] |
ナンバープレート | 奈良 |
鬼取町(おにとりちょう)は、奈良県生駒市の町名。郵便番号は630-0237。
地理
[編集]生駒市南部、生駒山の南山麓に位置し[5]、西に大阪府東大阪市、南に西畑町、藤尾町、東に大門町、北に小倉寺町、菜畑町と接する。
生駒山の山頂は二つに分かれ、南の山頂が鬼取山と呼ばれている[6]。
歴史
[編集]役行者がこの付近にいた前鬼・後鬼を従わせたという伝承のある土地[6]。それに因んで平安時代初期に生馬寺がこの地に移され、靏林寺(鶴林寺)になったとされる[6]。靏林寺は江戸時代中頃に、山頂付近から東部の鬼取集落近くへと移った[6]。
鬼取の地名は少なくとも室町時代には見えた[5]。江戸時代には鬼取村といい、初めは幕府領、元和元年(1615年)からは郡山藩領となる[5]。寛政年間(1789 - 1801年)頃には、隣の大門村との立会池を築造した[5]。
沿革
[編集]- 1889年(明治22年) - 萩原村・藤尾村・西畑村・小倉寺村・大門村・有里村・壱部村・小瀬村・乙田村・小平尾村と合併して南生駒村が発足[7]。南生駒村大字鬼取となる[5]。
- 1955年(昭和30年) - 生駒町の大字となる[5]。
- 1971年(昭和46年) - 生駒市鬼取町となる[5]。
世帯数と人口
[編集]2019年(令和元年)10月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
鬼取町 | 31世帯 | 65人 |
人口の変遷
[編集]国勢調査による人口の推移。
1995年(平成7年) | 87人 | [8] | |
2000年(平成12年) | 90人 | [9] | |
2005年(平成17年) | 82人 | [10] | |
2010年(平成22年) | 75人 | [11] | |
2015年(平成27年) | 60人 | [12] |
世帯数の変遷
[編集]国勢調査による世帯数の推移。
1995年(平成7年) | 23世帯 | [8] | |
2000年(平成12年) | 29世帯 | [9] | |
2005年(平成17年) | 28世帯 | [10] | |
2010年(平成22年) | 25世帯 | [11] | |
2015年(平成27年) | 24世帯 | [12] |
事業所
[編集]2016年(平成28年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[13]。
町丁 | 事業所数 | 従業員数 |
---|---|---|
鬼取町 | 3事業所 | 27人 |
交通
[編集]バス
[編集]施設
[編集]- 生駒山上遊園地 - 敷地の一部が鬼取町にある。
- 鶴林寺 - 浄土宗[14]。山号は鬼取山[14]。寺伝では和銅3年(710年)に行基が鬼取山生馬院として創設し、平安時代初期に移転し鬼取山鶴林寺に改称したとされる[14]。
脚注
[編集]- ^ “1.土地及び気象”. 生駒市公式ホームページ. 生駒市 (2020年4月23日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “2.人口”. 生駒市公式ホームページ. 生駒市 (2020年4月23日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “奈良県 生駒市 鬼取町の郵便番号”. 日本郵便. 2021年5月23日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『角川日本地名大辞典29』273頁。
- ^ a b c d 『生駒市誌V』643頁。
- ^ 『角川日本地名大辞典29』1054頁。
- ^ a b “平成7年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年3月28日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “平成12年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年5月30日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “平成17年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2014年6月27日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “平成22年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2012年1月20日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b “平成27年国勢調査 小地域集計(総務省統計局) 第2表 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2017年1月27日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ “平成28年経済センサス‐活動調査 確報集計(事業所に関する集計) 第32表 経営組織(4区分),従業者規模(6区分)別民営事業所数及び従業者数―市区町村,町丁・大字”. 政府統計の総合窓口(e-Stat). 総務省統計局 (2018年6月28日). 2021年5月23日閲覧。
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典29』293頁。
参考文献
[編集]- 生駒市誌編纂委員会 編『生駒市誌(通史・地誌編)V』生駒市役所、1985年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 29 奈良県』角川書店、1990年。ISBN 4-04-001290-9。