高砂一門

高砂一門（たかさごいちもん）は大相撲の一門のひとつ。

歴史

明治の風雲児だった初代高砂を開祖とする最も歴史の古い一門であり、高砂系と、出羽海一門を破門された九重系から成り立っている。かつては主流派であったが、出羽海系に主流を奪われて以来、長らく反主流派の急先鋒だった。

両系統共に、本家（高砂部屋、九重部屋）を軸として、本家出身の力士が別個に分家独立する例が多いが、その分家した部屋の閉鎖もあって、部屋数は比較的少ない。

一門所属年寄一覧

2024年3月27日時点

役職	親方名（太字は総帥）	現役時代の最高位・四股名	所属部屋（太字は師匠）	備考
理事長	八角信芳	第61代横綱・北勝海	八角部屋	第13代理事長 現在理事7期目
副理事	若松武彦	前頭1・朝乃若	高砂部屋
役員待遇委員	九重龍二	大関・千代大海	九重部屋
	錦戸眞幸	関脇・水戸泉	錦戸部屋
委員	東関精彦	小結・高見盛	八角部屋
	陣幕哲也	前頭1・富士乃真	八角部屋
	高砂浦五郎	関脇・朝赤龍	高砂部屋
	谷川英樹	関脇・北勝力	九重部屋
年寄	君ヶ濱歩	関脇・隠岐の海	八角部屋
	佐ノ山憲輝	前頭1・千代の国	九重部屋
年寄（一時的襲名）	大山祐樹	小結・千代鳳	九重部屋

系譜

高砂系

九重系

高砂部屋 初代高砂

2代高見山

井筒部屋 8代西ノ海 後に時津風一門を構成

3代朝潮

若松部屋 8代射水川

大山部屋 10代高登

4代前田山

西岩部屋 4代鯱ノ里

若松部屋 9代鯱ノ里

出羽海部屋より転籍

11代松登

九重部屋 11代千代の山

5代朝潮

高田川部屋 8代前の山

井筒部屋 13代北の富士

12代北の富士

10代房錦

東関部屋 12代高見山

12代大飛

中村部屋 10代富士櫻

6代富士錦

11代朝潮

13代千代の富士

八角部屋 8代北勝海

破門 無派閥の後二所ノ関一門へ転籍

7代朝潮

錦戸部屋 10代水戸泉

13代潮丸

14代千代大海

14代高見盛

8代朝赤龍