高校生万葉短歌バトルin高岡
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高校生万葉短歌バトルin高岡(こうこうせいまんようたんかばとるいんたかおか)は高校生万葉短歌バトル高岡実行委員会(富山県高岡市、高岡市教育委員会、高岡市万葉歴史館、富山県歌人連盟、北日本新聞社)が主催し、2016年から開催されている高校生を対象とした短歌の全国大会。
概要
[編集]毎年8月下旬に、予選を勝ち抜いた全国8チーム(1チーム3名)によるトーナメント形式で争われる。審査員は佐佐木幸綱(歌人、早稲田大学名誉教授)、小島ゆかり(歌人)、坂本信幸(高岡市万葉歴史館館長)の3名。
歴代成績
[編集]回数 | 優勝 | 準優勝 | 『短歌』編集部賞(最優秀作品) | 最優秀作品作者 |
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第1回 (2016年) |
(千葉)渋谷教育学園幕張 | 富山県立八尾 | 天竜の水面渡りし夏風は駅舎をぬけて大樹を揺らす | 北澤奈美 ((長野)飯田女子) |
第2回 (2017年) |
富山県立富山中部 | 宮崎県立宮崎西 | 振り向かず君にプリントまわすとき淡くつながる虹のごとくに | 南條理沙 (宮崎県立宮崎西) |
第3回 (2018年) |
宮崎県立宮崎西 | 富山県立富山中部 | 片思ひいつも寂しい風が吹くときに熱(ほめ)きて球体となり | 山本菜々香 (石川県立金沢錦丘) |
第4回 (2019年) |
(埼玉)星野 | 富山県立富山中部 | キリと眼が光り碁石を睨みつけじゃらりぱちんと決まる次の手 | 吉川万優子 (富山県立富山中部) |
第5回 (2020年) |
(東京)渋谷教育学園渋谷 | 岩手県立盛岡第三 | 夢を見る窓辺の虫と僕は今転生についての授業を終えて | 工藤鈴音 ((群馬)太田市立太田) |
第6回 (2021年) |
岩手県立盛岡第三 | 愛知県立豊橋西 | 窓越しの満月に手を重ねゆく君に会いたい君に触れたい | 佐藤秋雅 (愛知県立豊橋西) |
第7回 (2022年) |
(宮城)仙台市立仙台 | 岩手県立盛岡第三 | 靴紐を念じて結びタータンへゴールラインに高き空見ゆ | 市野天晴 (富山県立伏木) |
第8回 (2023年) |
富山県立富山中部 | 岐阜県立飛騨神岡 | 濃紺のブレザーに銀河降りそそぐ背伸びしてひとり板書消すとき | 川越優羽 (宮崎県立宮崎西) |
第9回 (2024年) |
神奈川県立光陵 | 宮城県気仙沼 | 水田に浮かぶおもいで古本の一話となって静かに眠る | 小泉大和 (岩手県立盛岡第三) |
メディア
[編集]テレビ
[編集]- NHK富山 『越中とやまスペシャル “三十一文字”にかける夏~第4回高校生万葉短歌バトル~』 2019年9月6日 19:35 - 20:15