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額田藩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

額田藩(ぬかだはん)は、江戸時代前期に常陸国(現在の茨城県那珂市額田)に存在したで、水戸藩支藩である。藩庁は額田城。

藩史

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寛文元年(1661年)9月、水戸藩徳川頼房の四男松平頼元が、兄の徳川光圀から水戸藩領のうち那珂郡内2万石を分与される内分分知で立藩した。当初は領地を与えられず、水戸藩から2万石分の年貢を与えられる形であったが、翌年には地方(じかた)に改められ、年貢を直接徴収できるようになった。また、御三家の分家(連枝)であるため参勤交代の義務がない定府大名であった。元禄6年(1693年)に頼元は死去し、嫡子頼貞が相続した。

元禄13年(1700年)9月、頼貞は幕府から陸奥国田村郡などに2万石を与えられたため、陣屋を田村郡内の守山に移した。旧領は水戸藩に返され、以後は守山藩として存続した。

歴代藩主

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松平(水戸)家

2万石。親藩

  1. 松平頼元
  2. 松平頼貞

参考文献

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  • 遠藤教之、遠藤由紀子『守山藩』現代書館〈シリーズ藩物語〉、2013年。ISBN 978-4-7684-7133-3