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韓国鉄道8100形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
韓国鉄道8100形電気機関車
桶里駅に停車中の8100形
基本情報
製造所 シーメンス
大宇重工業
主要諸元
軸配置 Bo'Bo'
軌間 1,435mm
電気方式 交流25,000V 60Hz
(架空電車線方式)
最高運転速度 150km/h
設計最高速度 220km/h
自重 88t
全長 19,850mm
全幅 3,000mm
全高 3,860mm
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 1300kW
駆動方式 吊り掛け駆動方式
歯車比 107:17 (6.29)
編成出力 5200kW
制御方式 2レベルGTO-VVVFインバータ制御
制動装置 空気ブレーキ回生ブレーキ
保安装置 ATSATP
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韓国鉄道8100形電気機関車(8100がたでんききかんしゃ)は、韓国鉄道公社で使用されている電気機関車である。

シーメンス形式はES64F大宇重工業形式はDLE-01(Daewoo Locomotive Electric-01)である。

8000形の置き換え用として導入されたものの、複数の欠陥が見つかったため製造されたのは2両のみとなった。

導入の経緯

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大宇重工業は、国産初の電気機関車である8091~8094号機(8000形)を製造したが、技術的な問題により故障が多発した。そのため1990年に導入は打ち切られ、新開発の電気機関車を導入することとなった。1995年11月、大宇重工業はシーメンスユーロスプリンターES64Fをベースにした車両を製造する契約を結び[1]、1998年に8101~8102号機が試運転を開始した。

しかし、出力は大きい上に動輪の数が少ないため、空転が起きやすい。また、試験走行区間であった架線状態が悪い中央線太白線パンタグラフが反対方向に折れるなどの問題があったため、2両で製造が打ち切られた。また、本車両は量産型である8200形とは異なり、客車への電源供給機能を持っておらず、本車両を用いた旅客運用では電源車が必要になるなどの問題点もあった。これらにより、8200形が2003年から導入されて以降は稼働率が下がった。

仕様

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基本的な仕様は量産型の8200形に引き継がれたが、前述のとおり客車への電源供給機能を持たない。また、駆動時の音も異なっている。

運用

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導入当初は、中央線太白線嶺東線の一部列車と清涼里江陵間を結ぶセマウル号で使用されていた。現在は貨物用として時々運行されている。

脚注

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  1. ^ http://www.mobility.siemens.com/apps/references/index.cfm?z=1&do=app.detail&referenceID=1567&lID=1

関連項目

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