韓国鉄道狭軌用液体式気動車
表示
韓国鉄道狭軌用液体式気動車 | |
---|---|
基本情報 | |
運用者 | 韓国鉄道庁 |
製造所 | 仁川工作廠 |
製造年 | 1965年 |
製造数 | 6両 |
運用開始 | 1965年 |
運用終了 | 1995年12月31日 |
投入先 | 水驪線、水仁線 |
主要諸元 | |
軌間 | 762 mm |
設計最高速度 | 55 km/h |
車両定員 | 90人(着席45人) |
車両重量 | 21 t |
積車重量 | 28 t |
全長 | 14,100 mm |
全幅 | 2,153 mm |
全高 | 3,200 mm |
機関 |
新潟鐵工所 NHHB-600(2,100 rpm)(登場時) Cummins SN855R(交換後) |
変速機 | 新潟鐵工所 DA2010 |
歯車比 | 2.976 |
出力 |
149.1 kw(200 HP)(登場時) 156.6 kw(210 HP)(交換後) |
備考 | 主要数値は[1]に基づく。 |
韓国鉄道狭軌用液体式気動車(朝鮮語: 협궤 디젤 액압 동차)は、かつて韓国鉄道庁が所有していた気動車。762mm軌間のナローゲージ路線で使用された[1]。
概要・運用
[編集]韓国に残存していた762mm軌間の路線の動力近代化のため、1965年に仁川工作廠で6両が製造された液体式気動車。両運転台式の車体を有し、座席はオールロングシートで、車内の一端に便所が設置されていた。エンジンは床下に1基搭載され、製造当初は新潟鐵工所製のNHHB-6000を使用していたが、老朽化に伴い1975年(4両)と1990年(2両)にカミンズ製のSN855Rに交換された[1]。
1965年の時点でナローゲージ路線として残存していた水驪線、水仁線に導入され、単行運転から気動車同士の連結運転に加え、客車を連結した運用も組まれていた。だが路線自体の赤字に加え車両の保守管理費用の高騰に伴い、水驪線は1972年3月31日をもって廃止された。それに伴い水驪線で使用されていた車両は水仁線に転属したものの、1995年12月31日をもって水仁線の全路線が休止となった事で[注釈 1]営業運転から引退した[1][2][3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 철도차량기술검정단 한국철도차량 100년사 편찬위원회 편찬 1999, p. 254-256.
- ^ 철도차량기술검정단 한국철도차량 100년사 편찬위원회 편찬 1999, p. 257.
- ^ 佐藤速水「韓国水仁線廃止へ」『RAIL MAGAZINE』第13巻第3号、ネコ・パブリッシング、1996年2月、130頁。
- ^ 야외전시장 철도박물관 (대한민국) 2019年7月3日閲覧
参考資料
[編集]- 철도차량기술검정단 한국철도차량 100년사 편찬위원회 편찬 (1999-8). “1.5 내연동차 (INTERNAL COMBUSTION ENGINE RAIL CAR)”. 한국철도차량100년사. 철도차량기술검정단. pp. 231-304