コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

青木英一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青木 英一(あおき ひでかず[1]1942年[2] - )は、おもに工業地理学を研究した日本経済地理学者、敬愛大学名誉教授[3]

経歴

[編集]

1962年日本大学文理学部地理学科に入学し、地理学を学んだ[4]。進路は就職を希望していたが籠瀬良明の勧めを受け、大学院への進学を志し、工業地理学の研究を始めた[5]

1966年理工学研究科地理学専攻に進学し、東京教育大学幸田清喜や、生産工学部笹生仁のもとにも通って学んだ[5]

1971年に大学院を満期退学し、東京都立両国高等学校の教員となって地理を担当し、以降、都立高校の教員として働きながら研究を続けた[6]1984年には[7]、「日本における工業都市の地域構造に関する研究 労働力需給を通して」により、日本大学から理学博士を取得した[8]

1987年には千葉敬愛経済大学(後の敬愛大学)経済学部の教員となり、翌1988年には、北村嘉行上野和彦らが組織した工業地理視察団に参加して、中国を訪問し、以降、中国でも工業の調査をおこなうようになった[9]

敬愛大学では、教授に昇任し、2014年に定年退職して、名誉教授となったが[3]、その後も2年間にわたって特任教授として活動した[10]

おもな業績

[編集]

単著

[編集]
  • 工業地域の労働力需給、大明堂、1987年
  • 首都圏工業の構造、大明堂、1997年

共著

[編集]
  • 北村嘉行との共著)世界を読む、大明堂、1997年
    • (北村嘉行との共著)世界を読む 改訂版、原書房、2005年

共編著

[編集]
  • 仁平耕一との共編著)変貌する千葉経済:新しい可能性を求めて(敬愛大学学術叢書 12)、白桃書房、2011年

脚注

[編集]
  1. ^ 青木 英一 アオキ ヒデカズ (Hidekazu Aoki)」『researchmap』科学技術振興機構。2024年8月26日閲覧
  2. ^ 藤田佳久阿部和俊 編「執筆者一覧」『日本の経済地理学50年』、415頁。 
  3. ^ a b 名誉教授一覧」敬愛大学。2024年8月26日閲覧
  4. ^ 青木,2014,p.219
  5. ^ a b 青木,2014,p.220
  6. ^ 青木,2014,p.221
  7. ^ 青木,2014,p.222
  8. ^ 日本における工業都市の地域構造に関する研究:労働力需給を通して」国立国会図書館。2024年8月26日閲覧
  9. ^ 青木,2014,pp.222-223
  10. ^ 青木英一「思いでコーナー」敬愛大学校友会。2024年8月26日閲覧

参考文献

[編集]