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青い機関車エドワード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

青い機関車エドワード(汽車のえほん9)』(あおいきかんしゃエドワード きしゃのえほん9)(原題 Edward the Blue Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第9巻である。

青い機関車エドワード
著者ウィルバート・オードリー
レジナルド・ダルビー
イギリス
言語英語
ジャンル絵本
出版社エドモンド・ワード社(1954年 - 1968年
ケイ&ワード社(1968年 - 1998年
エグモント社(1998年 - )
出版日1954年
前作大きな機関車ゴードン
次作四だいの小さな機関車

概要

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1954年イギリスで発行されたウィルバート・オードリー牧師執筆による汽車のえほんシリーズの第9巻。4話の短編作品を収録した低学年の児童向け絵本。挿絵はレジナルド・ダルビーが担当。ポプラ社から1974年4月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃一旦絶版。2005年に新装改訂版が出版された。2010年12月にミニ新装版が発売された。

成立の過程と作品背景

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1945年から、ほぼ毎年に1巻ずつ続巻してきた本シリーズの第9巻。

収録作品

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※()内は新版での邦題。

  • め牛だ!!(エドワードとめうし)(Cows!)
  • エドワードとバーティー(Bertie's Chase)
  • エドワードとトレバー(Saved from Scrap)
  • ふる鉄エドワード(Old Iron)

登場キャラクター

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テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。

メインキャラクター
  • エドワード:「エドワードとバーティー」の最初の挿絵でエドワードのキャブ内部が見えるが、ダルビーらしく出鱈目である。また同じ画でエドワードの足回りも明らかにデッサンがおかしい。ジェームズの救援時の列車種別標識灯はランボードの両脇に1個ずつの2灯で、普通は急行旅客列車を表すのだが、この場合故障車救済に向かう単機の機関車だろう。
  • ゴードン:「エドワードとめうし」の最後の挿絵の列車種別標識灯はランボードの中央に1灯だが、これはその他の無停車高速列車と定義されているからおかしい。何かローカルルールがあるのかもしれない。
  • ジェームス:暴走時の列車種別標識灯は各駅停車の貨物列車だった。
  • トーマス:最後の挿絵に僅かに登場。本文中僅かに言及する部分あり。
  • パーシー:挿絵無し。本文中でも僅かな記述のみ。
  • ヘンリー
  • トビー
サブキャラクター
  • トレバー:この巻のみに登場。モデルはウィリアム&フォスター社製の蒸気自動車。名前はオードリー牧師の隣人から。
  • バーティー:25ページでナンバープレートが「CRD54」と明かされているが、これはダルビーのフルネーム「クラレンス・レジナルド・ダルビー」(Clarence Reginald Dalby)の頭文字と、初版が1954年に発行されたことに掛けたもの。
人物
  • ジェム・コール:トレバーの運転手。
  • チャーリー・サンド、シドニー・ヒーバー:エドワードの機関士と助手。名前が初めて明らかにされた。

外部リンク

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