大きな機関車ゴードン
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『大きな機関車ゴードン(汽車のえほん8)』(おおきなきかんしゃゴードン きしゃのえほん8)(原題 Gordon the Big Engine)は、低学年の児童向け絵本シリーズ「汽車のえほん」の第8巻である。
著者 | ウィルバート・オードリー |
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絵 | レジナルド・ダルビー |
国 | イギリス |
言語 | 英語 |
ジャンル | 絵本 |
出版社 | エドモンド・ワード社(1953年 - 1968年) ケイ&ワード社(1968年 - 1998年) エグモント社(1998年 - ) |
出版日 | 1953年 |
前作 | 機関車トービーのかつやく |
次作 | 青い機関車エドワード |
概要
[編集]1953年にイギリスで発行されたウィルバート・オードリー牧師執筆による汽車のえほんシリーズの第8巻。4話の短編作品を収録した低学年の児童向け絵本。挿絵はレジナルド・ダルビーが担当。ポプラ社から1974年4月に日本語訳が出版されていたが、2004年頃一旦絶版。2005年に新装改訂版が出版された。更に2010年12月にミニ新装版が発売された。
成立の過程と作品背景
[編集]1945年から、ほぼ毎年に1巻ずつ続巻してきた本シリーズの第8巻。初版出版時の1953年には、6月2日にエリザベス2世の戴冠式が行われており、「ペンキとおめし列車」はこれを反映したエピソードである。
収録作品
[編集]- ゴードンのだっせん(Off the Rails)
- おち葉(Leaves)
- トーマスのちんぼつ(Down the Mine)
- ペンキとおめし列車(Paint Pots and Queens)
登場機関車
[編集]テレビシリーズの機関車紹介と重複する解説は省略、本巻の内容で特筆すべきものを紹介。
- ゴードン - 臨時列車(貨車)牽引の仕事を嫌がった事で転車台近くの沼地にはまってしまうが、これは1952年8月12日に起こった事の新聞記事が元ネタである。
- ヘンリー - 「ペンキとおめし列車」の最初の挿絵で、機関庫の柱が邪魔になってヘンリーが出られなくなっているミスがある。
- ジェームス - 前輪の数は2つなのが正しいが、「ペンキとおめし列車」の最初の挿絵では4つになっていて、前輪の数が2つ多い。また、「ゴードンのだっせん」の最後の挿絵では、ゴードン、ヘンリーと共に真横からの姿が描かれているが、ダルビーは煙室扉の顔をテレビシリーズのような立体的な物ではなく平面的に捉えたためか、顔が無い。
- トーマス - 鉱山の穴に落下してしまうが、これは1892年にファーネス鉄道で起こった事故が元。本巻では浅めの穴だが、実際は深さ200メートル並みの炭鉱の穴に落ちた。
- エドワード - 1話と4話に登場
- パーシー - 4話の最後の挿絵にだけ登場
- トビー - 4話の最後の挿絵にだけ登場