関ケ原駅
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(関ヶ原駅から転送)
関ケ原駅 | |
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駅舎(2022年11月5日撮影) | |
せきがはら Sekigahara | |
所在地 | 岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原 |
駅番号 | CA 79 |
所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) |
電報略号 | セラ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
974人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1883年(明治16年)5月1日 |
乗入路線 | |
所属路線 | ■東海道本線(上り本線・垂井線)[* 1] |
キロ程 | 423.8 km(東京起点) |
◄CA78 垂井 (5.7 km) (7.1 km) 柏原 CA80► | |
所属路線 | ■東海道本線(新垂井線)[* 1] |
備考 | |
関ケ原駅(せきがはらえき)は、岐阜県不破郡関ケ原町大字関ケ原にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である[1]。駅番号はCA79。岐阜県最西端の駅である。
南荒尾信号場で分岐していた上り本線・下り本線(通称:垂井線)・新垂井線(東海道本線別線)と呼ばれる単線が当駅で合流する。運行形態の詳細は「東海道線 (名古屋地区)」を参照。なお、ダイヤは後述する。
歴史
[編集]- 1883年(明治16年)5月1日:官設鉄道の長浜駅 - 関ケ原駅間開業時に設置。一般駅当時は、春照駅経由で長浜駅と連絡していた。
- 1889年(明治22年)7月1日:分岐点(後の深谷駅) - 長岡駅(近江長岡駅) - 米原駅 - 馬場駅(現在の膳所駅)間の延長線が開業。分岐点 - 長浜駅間休止。
- 1891年(明治24年)1月12日:長岡駅・長浜駅への分岐点に深谷駅(貨物駅)が開業。深谷駅 - 長浜駅間が貨物線として運行再開。
- 1895年(明治28年)4月1日:路名称制定。東海道線(1909年に東海道本線に改称)の所属となる。
- 1899年(明治32年)
- 1944年(昭和19年)10月11日:新垂井駅経由の勾配緩和別線(下り専用)が開業。南荒尾信号場 - 垂井駅 - 関ケ原駅間の下り線が撤去される。
- 1946年(昭和21年)11月1日:下り本線復活。
- 1973年(昭和48年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取り扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:新垂井線にあった新垂井駅が廃止。全普通列車が垂井駅経由での運転となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)が承継。
- 1991年(平成3年)10月6日:第1回さわやかウォーキングが当駅で開催される。(コース名:関ケ原古戦場めぐり)
- 日付不明:名古屋発当駅止まりの最終列車の運転と夜間留置を開始。[8]
- 2006年(平成18年)11月25日:名古屋駅方面においてICカード「TOICA」の利用が可能となる。
- 2016年(平成28年)3月26日:ダイヤ改正に伴い、「ホームライナー関ヶ原」が運転区間を大垣までに短縮し、当駅までのホームライナーが消滅[9]。
- 2019年(平成31年)3月2日:当駅以西(醒ケ井駅方面)においてICカード「TOICA」の利用が可能となる[10]。
- 2024年(令和6年)
- 1月31日:JR全線きっぷうりばの営業を終了[11]。
- 2月1日:サポートつき指定席券売機が稼働開始[6][7]し、お客様サポートサービス導入に伴い無人化[注釈 1][6][7]。
駅構造
[編集]島式ホーム2面4線を有する地上駅である[1]。駅舎は構内南側にあり、2つのホームとは跨線橋で連絡している。お客様サポートサービスを導入している無人駅であり[注釈 1][6][7]、大垣駅から遠隔管理されている。2024年1月末までは有人駅であった。サポートつき指定席券売機[6][7]と自動改札機が設置されている。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 方向 | 経由 | 行先 | 備考 |
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1 | 東海道本線 | 下り | 垂井線経由 | 米原・京都方面[注釈 2] | |
2 | 上り | 大垣・名古屋方面[注釈 2] | 当駅始発専用 | ||
3 | 下り | 本線経由 | (特急・貨物列車の通過のみ) | ||
4 | 上り | 大垣・名古屋方面 |
- 各のりばに関して
- 1番線 - 下り停車列車はすべて垂井駅(垂井線)を経由するため、このホームを使用する。
- 2番線 - 当駅始発及び当駅止まりの列車が使用[注釈 3]するが、配線上は上り本線に進入できないため、垂井駅[注釈 4]まで垂井線を走行する。そのため、当駅から垂井駅までは単線並列のような状態(※複線区間を逆走するように見えるため)となる。
- 3番線 - 新垂井線からの貨物列車および特急列車が通過するのみである。かつては新垂井駅経由の普通列車が停車していた。しかし、1986年11月改正時に同駅が廃止された後は定期列車の客扱いが行われていない。国鉄民営化後の臨時列車では新垂井線を経由していた『ナイスホリデー近江路』(JR東海の311系が長浜駅まで直通)や『伊吹ホリデー221』(JR西日本の221系が新快速の延長運転扱いで大垣駅または岐阜駅まで直通)などの臨時快速の下り列車が客扱いを行っていた。
- 4番線 - 上り列車の全列車が垂井駅(東海道本線)を経由するため、このホームを使用する。
-
改札口(2022年11月)
-
ホーム(2022年11月)
-
駅名標。小文字の「ヶ」が使われる(2014年2月)
配線図
[編集] ← 大垣・ 名古屋方面 |
→ 米原方面 |
|
↓ 美濃赤坂駅 | ||
凡例 出典:[3][12][13][14][15] 色付き線の名称の凡例 本線上り:正式には本線上り線 本線下り:支線(新垂井線) 垂井線:正式には本線下り線 美濃赤坂線:大垣駅 - 美濃赤坂駅間の支線(美濃赤坂線を参照) |
ダイヤ
[編集]各列車は岐阜・名古屋方面へ直通する。なお、当駅から米原駅間の運行本数は東海道本線内で最も少ない。
- 日中時間帯
- 米原 - 大垣を運行する普通が、上下線とも1時間あたり2本停車する。
- 朝
- 夕方以降
- 米原発着の特別快速・新快速・快速が運行される。なお、晩は米原行きの区間快速も運行されるほか、当駅止まりの特別快速と区間快速がそれぞれ1本ずつ運行される。
利用状況
[編集]「岐阜県統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 1,133 |
2001年 | 1,062 |
2002年 | 1,033 |
2003年 | 1,049 |
2004年 | 1,033 |
2005年 | 1,029 |
2006年 | |
2007年 | 1,027 |
2008年 | 1,051 |
2009年 | 1,032 |
2010年 | 1,071 |
2011年 | 1,095 |
2012年 | 1,066 |
2013年 | 1,036 |
2014年 | 990 |
2015年 | 1,002 |
2016年 | 1,007 |
2017年 | 993 |
2018年 | 988 |
周辺の高齢化で利用客はあまり多くないが、観光での利用が若干増えている。
駅周辺
[編集]出入口は南側にしかなく、小規模ながら関ケ原町の市街地が広がっている。関ヶ原合戦後の陣地跡も駅周辺にも点在している。点在する観光資源を有効活用できるよう拠点として2015年に関ケ原駅前観光交流館が開館した。市街地は出入口と反対側の北側に位置し、踏切で南北を行き来することが出来る。
- 関ケ原駅前観光交流館 - 2015年10月4日開館[16][17]
- 関ヶ原古戦場
- 岐阜関ケ原古戦場記念館
- 関ケ原町歴史民俗学習館
- 関ヶ原ウォーランド
- 関ケ原町役場
- 関ケ原ふれあいセンター
- 関ケ原戦国甲冑館
- 国道21号
- 国道365号
- 名神高速道路関ヶ原IC
- 伊吹山ドライブウェイ入口
- 中山道関ヶ原宿
- THK岐阜工場
- 大垣共立銀行関ヶ原支店
- 関ケ原郵便局
- 胡麻の郷
バス路線
[編集]「関ケ原駅」停留所にて、以下の路線バスやコミュニティバスが発着する。
隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]- 逓信省鉄道局(官設鉄道)
- 東海道線(旧線)
- (垂井駅 -) 関ケ原駅 - (貨)深谷駅 - 長岡駅(現・近江長岡駅)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『週刊 JR全駅・全車両基地』 04号 名古屋駅・古虎渓駅・美濃赤坂駅ほか77駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月2日、25頁。
- ^ 松本典久、池口英司「東海道本線 名古屋~神戸 223.5km 岐阜→関ヶ原」『鉄道ファン2008年1月号 特集:東海道本線2』第48巻第1号(通巻561号)、交友社、2008年1月1日、15 - 16頁。
- ^ a b 監修者 国土交通省鉄道局「東海旅客鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、東海道線掲載頁頁。
- ^ 日本国有鉄道 謹呈「線名索引 東海道線」『時刻表 全国ダイヤ改正号』 秋号 1980、日本国有鉄道、432頁。
- ^ (監修)今尾恵介 著「駅名一覧 東海 東海道本線(3)沿線 JR東海道本線(3)豊橋〜米原」、日本鉄道旅行地図帳編集部(編集) 編『日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線』 7号東海、新潮社〈新潮「旅」ムック〉、2008年11月19日、35 - 36頁。ISBN 978-4-10-790025-8。
- ^ a b c d e f 『東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)への「お客様サポートサービス」の提供開始日について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月1日 。2023年12月1日閲覧。
- ^ a b c d e f 『【社長会見】東海道本線(名古屋駅~米原駅間)・中央本線(勝川駅)へのお客様サポートサービス(旧「集中旅客サービスシステム」)の導入について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年1月18日。オリジナルの2023年1月18日時点におけるアーカイブ 。2023年1月18日閲覧。
- ^ JR時刻表1991年4月号にはなく2002年1月号にはあり。
- ^ 『平成28年3月ダイヤ改正について』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2015年12月18日。オリジナルの2020年12月15日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ 『「TOICA」のサービス拡充について 〜2019年3月2日(土)からご利用エリアを拡大します!〜』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2018年12月12日。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブ 。2020年12月19日閲覧。
- ^ JR時刻表2024年2月号及びJTB時刻表2024年2月号
- ^ 祖田圭介「東京から福岡まで直行貨物列車のルート」『鉄道ファン1997年11月号 特集:JR短絡線ミステリー』第37巻第11号(通巻439号)、交友社、1997年11月1日、22 - 23頁。
- ^ 「関ケ原越えのいまむかし」『鉄道ピクトリアル2013年3月号 【特集】東海道本線(Ⅱ)』第63巻第3号(通巻第873号)、電気車研究会、2013年3月1日、54 - 56頁。
- ^ 祖田圭介「東海道沿線の駅構内の今昔 名古屋-神戸」『鉄道ピクトリアル2013年3月号 【特集】東海道本線(Ⅱ)』第63巻第3号(通巻第873号)、電気車研究会、2013年3月1日、67 - 68頁。
- ^ 川島令三、『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 名古屋駅 - 米原エリア』、pp.20-21, 講談社、2009年7月、ISBN 978-4062700153
- ^ 中根真依(2015年10月5日). “愛称「いざ!関ケ原」 駅前観光交流館オープン”. 中日新聞 (中日新聞社)
- ^ “「いざ!関ケ原」発進 JR駅前に観光交流館”. 朝日新聞(朝日新聞社). (2015年10月5日)