鈴樹忠信
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鈴樹 忠信(すずき ただのぶ、1905年〈明治38年〉2月25日[1][2] - 没年不明)は、昭和時代の台湾総督府官僚。弁護士。台東庁長。
経歴
[編集]栃木県宇都宮市に生まれる[1][2]。1928年(昭和3年)3月、東京帝国大学法学部政治学科を卒業し、在学中に高等試験行政科に合格する[1]。同年8月、台湾総督府営林所勤務を拝命し、1931年(昭和6年)5月、台北州淡水郡守に任じた[1]。ついで新竹州警務課長、台北州警務課長、同教育課長、高雄州地方課長[1]、知事官房文書課長兼務、興亜院廈門連絡部在勤、米穀局総務課長を経て[2][3]、台東庁長に就任した[4]。
戦後、弁護士となり、熊谷、墨田、渋谷、久喜各簡易裁判所判事を経て、1975年(昭和50年)定年退官した[4]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e 台湾新民報社 1937, 191頁.
- ^ a b c 興南新聞社 1943, 210頁.
- ^ 帝国秘密探偵社 1943, 台湾36頁.
- ^ a b 東洋大学法学会 1994, 98頁.
参考文献
[編集]- 台湾新民報社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1937年 。
- 興南新聞社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1943年 。
- 帝国秘密探偵社 編『大衆人事録 第14版 外地・満支・海外篇』帝国秘密探偵社、1943年 。
- 『東洋法学 第37巻 第2号』東洋大学法学会、1994年 。