鈴木聡 (英文学者)
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人物情報 | |
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生誕 |
1957年10月6日(67歳) 日本・青森県弘前市 |
国籍 | 日本 |
出身校 | 東京大学大学院人文科学研究科 |
学問 | |
研究分野 | 英文学 |
研究機関 |
学習院大学 東京外国語大学 |
鈴木 聡(すずき あきら、1957年10月6日 - )は、日本の英文学者、翻訳家。東京外国語大学名誉教授。
来歴
[編集]青森県弘前市出身[1]。1980年に弘前大学人文学部卒業、1982年に東京大学大学院人文科学研究科英文学修士課程修了、東大英文科助手、1987年に学習院大学専任講師、1989年に助教授、1991年に東京外国語大学助教授、のち教授。2023年に東京外国語大学を定年退職、名誉教授。
人物
[編集]イェーツが専門だが、若くして『ユリイカ』などに寄稿し、理論的著作の翻訳が多数ある。いち早くガヤトリ・スピヴァクの翻訳をしたほか、テリー・イーグルトンの翻訳も多い。
著書
[編集]- 『終末のヴィジョン W・B・イェイツとヨーロッパ近代』(柏書房) 1996年
翻訳
[編集]- 『聖書の構造分析』(エドマンド・リーチ,アラン・エイコック、紀伊国屋書店) 1984年
- 『テレポートされざる者』(フィリップ・K・ディック、サンリオSF文庫) 1985年
- 『「空白」を読む 受容理論の現在』(R・C・ホルブ、勁草書房) 1986年
- 『テクストの精神分析』(エリザベス・ライト、青土社) 1987年
- 『聖人と学者の国』(テリー・イーグルトン、平凡社) 1989年
- 『差異のつくり方 フェミニズムと文学批評』(ゲイル・グリーン,コッペリア・カーン編、宮川雅,河合祥一郎共訳、勁草書房) 1990年
- 『文化としての他者』(ガヤトリ・C・スピヴァック、鵜飼信光,大野雅子,片岡信共訳、紀伊国屋書店) 1990年
- 『イコノロジー イメージ・テクスト・イデオロギー』(W・J・T・ミッチェル、藤巻明共訳、勁草書房) 1992年
- 『のちに生まれる者へ ポストモダニズム批判への途 1971 - 1986』(フレドリック・ジェイムソン、後藤和彦,篠崎実共訳、紀伊国屋書店) 1993年
- 『美のイデオロギー』(テリー・イーグルトン、藤巻明,新井潤美,後藤和彦共訳、紀伊国屋書店) 1996年
- 『表象のアイルランド』(テリー・イーグルトン、紀伊國屋書店) 1997年
- 『ウルフ・ソレント』1 - 2(ジョン・クーパー・ポウイス、国書刊行会) 2001年
- 『ある学問の死 惑星思考の比較文学へ』(スピヴァク、上村忠男共訳、みすず書房) 2004年
- 『未知へのフィールドワーク - ダーウィン以後の文化と科学』(ジリアン・ビア、東京外国語大学出版会) 2010年
参考
[編集]脚注
[編集]- ^ 『未知へのフィールドワーク』訳者紹介