鈴木惠子
すずき けいこ 鈴木 惠子 | |
生年月日 | |
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没年月日 | 2023年10月17日 |
出身地 | 豊橋市 |
国籍 | 日本 |
職業 | 「とよはしフィルムコミッション」専務理事 |
活動内容 | ロケ地誘致活動、まちおこし企画 |
鈴木 惠子(すずき けいこ、1952年 - 2023年10月17日[1])は、元「とよはしフィルムコミッション」専務理事。豊橋カレーうどん考案者としても知られる。
旅行会社勤務後、愛知県東三河広域観光協議会「ほの国東三河ロケ応援団」の団長も務める[2]。1997年から豊橋観光コンベンション協会で豊橋の魅力発信に携わり[1]、「ご当地グルメ」を考案。市内うどん店が自家製麺100%であることから「うどん」を、その中でも麺類組合の半数以上が賛同したカレーうどんにスポットを当てることに。ご飯を入れ、さらにとろろをのせ、その上にカレーうどんをのせて味の変化をつける形を提案した[3][4]。豊橋祇園祭、手筒花火のアピールについても功績を残した[5]。
また、豊橋市におけるロケ地誘致に尽力し、「ほの国東三河ロケ応援団」及び豊橋市でのロケ地誘致事業を引き継いだ「とよはしフィルムコミッション」を豊橋市シティプロモーションアドバイザーとして[6]けん引し、地域活性化に寄与し[7]、ロケ地誘致数は300本となっていた[5]。豊橋駅にほど近い「広小路通り」は『TOKYO MER』『VIVANT』『陸王』に使われたことから「日曜劇場通り」とも呼ばれている[8]。
日曜劇場『陸王』のロケを誘致した際には、地元の協力を取り付け、国道1号線を封鎖し、沿線に約5000人のエキストラを揃え本物のマラソン大会のようなシーンの撮影を実現した[9][10]。当日現場近辺のコンビニの商品が品薄になったという[11]。このロケにより、のべ20000人のエキストラ動員と100億円の経済効果をもたらした[12]。
とよはしフィルムコミッションが掲げる3か条
- 不可能を可能にする
- NOと言わない
- かゆい所に手が届く
を体現した出来事であり「頼まれてNOと言ったことはない」とインタビューで語った[11]。
2023年10月17日、がんにより71歳で死去[13][14]。葬儀には『VIVANT』『陸王』などの作品で豊橋をロケ地として使用した福澤克雄や『異動辞令は音楽隊!』で豊橋をロケ地として使用した内田英治も参列した[7][15]。翌年には豊橋祇園祭花火大会にて追悼の花火が有志の協力によって打ち上げられた[16]。
メディア出演
[編集]JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス 2018年4月1日放送 [12]
出典
[編集]- ^ a b “東三河に映画・ドラマロケ誘致、鈴木恵子さん死去:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年11月14日閲覧。
- ^ “「豊橋カレーうどん」の開発からフィルムコミッションまで幅広く活躍 豊橋観光コンベンション協会 鈴木惠子さん | 東三河のキラリ人 | アーカイブ”. 東三河県庁のポータルサイト|穂っとネット東三河. 2024年11月13日閲覧。
- ^ 『ロケーションジャパン 43号』地域活性プランニング、2011年2月15日、57頁。
- ^ 「職人と考案 定番の味に」『中日新聞』2023年8月21日。
- ^ a b “豊橋PRに尽力、鈴木恵子さんの追悼花火 映画・ドラマのロケ誘致:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2024年6月23日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “豊橋市地域振興施設に係る指定管理者候補者の選定について” (PDF). 豊橋市. 2024年11月14日閲覧。
- ^ a b “わが街・豊橋がロケ地に選ばれる理由:朝のスタッフ会議:フライパン倶楽部”. www.furaipan.com. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “「VIVANT」撮影した地方の町 市民興奮…放送翌日「きのうのたぬきここですか?」 “日曜劇場通り”も | TBS NEWS DIG (2ページ)”. TBS NEWS DIG (2023年9月3日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “松坂桃李さんがのぞいた穴も…「VIVANT」のロケ地、なぜ豊橋?:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年9月1日). 2024年11月13日閲覧。
- ^ 「<発掘‼ みか話~るど> (24)市民エキストラ、沿道彩る」『中日新聞』2021年8月1日。
- ^ a b 「ロケを呼ぶのは地元愛」『日本経済新聞』2023年9月5日。
- ^ a b TBS. “JNNドキュメンタリー ザ・フォーカス”. TBSテレビ. 2024年11月14日閲覧。
- ^ “「VIVANT」を豊橋に呼んだスゴ腕 がんと闘い、徹した裏方:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2023年12月31日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ 『中日新聞』2023年10月20日、15頁。
- ^ “「豊橋だから撮れる」を支える フィルムコミッション・鈴木恵子さんお別れ会:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年11月13日閲覧。
- ^ “鈴木惠子さん追悼 | 東日新聞”. www.tonichi.net. 2024年11月13日閲覧。