鈴木さやか
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鈴木 さやか (すずき さやか) | |
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ペンネーム | 岩倉 さやか(いわくら さやか) |
誕生 | 1977年 |
職業 | 文学者 |
言語 | 日本語 |
教育 |
博士(文学) (九州大学・2006年) |
最終学歴 |
九州大学大学院 人文科学府修了 |
主題 | 論説、評論、翻訳 |
代表作 | 『砂漠の師父の言葉――ミーニュ・ギリシア教父全集より』(2004年) |
デビュー作 | 『俳諧のこころ――支考「虚実」論を読む』(2003年) |
ウィキポータル 文学 |
鈴木 さやか(すずき さやか、1977年 - )は、日本の文学者(日本古典文学)。博士(文学)(九州大学・2006年)。静岡県立大学国際関係学部講師・大学院国際関係学研究科講師。なお、一部の著作については岩倉 さやか(いわくら さやか)名義で発表している。
来歴
[編集]九州大学大学院人文科学府に進学[1]、大学院在学中、俳諧師の各務支考について論じた『俳諧のこころ――支考「虚実」論を読む』を上梓し[2]、注目された[3]。2006年、九州大学大学院修了[1]にともない、博士(文学)の学位を取得[4][5]。 その後、静岡県立大学国際関係学部講師に就任[6]、主として国際関係学科の講義を担当した[6]。また、同大学院国際関係学研究科講師を兼務[6]、主として国際関係学専攻の講義を担当した。
研究
[編集]専門は文学。特に日本古典文学などの分野を研究する[7]。具体的には、中世や近世の日本の古典文学を取り上げ、それらの研究に取り組む[8]。たとえば、中世に関しては、世阿弥の能楽論について研究する[8]。また、世阿弥による謡曲についても研究する[8]。また、近世に関しては、各務支考による俳論の研究や[2][8]、蕉門俳諧を研究する[8]。支考の俳論について、その衒学的な文体が敬遠され、ともすれば松尾芭蕉の考えを歪曲しているとも考えられてきたが、その支考の俳諧観は芭蕉の存在があってこそ育まれたものだと論じた[9]。また、宗教学者・谷隆一郎とともに、大アントニオスなど砂漠に隠棲した隠修士の著作の翻訳を行う[10]。
日本中世学会・日本近世学会・能楽学会・九州大学国語学国文学会などに所属[11]。
著作
[編集]- 『俳諧のこころ - 支考「虚実」論を読む』(岩倉さやか著、ぺりかん社) 2003年 ISBN 4831510513
翻訳
[編集]- 『砂漠の師父の言葉 - ミーニュ・ギリシア教父全集より』(谷隆一郎, 岩倉さやか共訳、知泉書館) 2004年 ISBN 4901654284
脚注
[編集]- ^ a b 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ a b 岩倉さやか『俳諧のこころ――支考「虚実」論を読む』ぺりかん社、2003年。
- ^ 中森康之「書評――岩倉さやか著『俳諧のこころ――支考「虚実」論を読む』」『国語と国文学』83巻3号、至文堂、2006年3月、69-74頁。
- ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 論文の題は博士論文書誌データベースによると「花と自己変容 : 世阿弥能楽論研究 」
- ^ a b c 「教員情報詳細」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ a b c d e 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
- ^ 『西日本新聞』西日本新聞社、2002年6月12日。
- ^ 谷隆一郎・岩倉さやか訳『砂漠の師父の言葉――ミーニュ・ギリシア教父全集より』知泉書館、2004年。
- ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース』静岡県立大学。
関連人物
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学 - 鈴木を紹介する静岡県立大学のページ
- 岩倉さやか - KAKEN 科学研究費助成事業データベース(KAKENには「岩倉」名義で登録されている)
- 論文一覧(KAKEN)(研究者リゾルバーには「岩倉」名義で登録されている)
- 静岡県立大学 国際関係学部国際言語文化学科 日本文化コース 鈴木さやか先生 - YouTube(鈴木を紹介する静岡県立大学テレビ製作委員会の動画)
- 公開授業 演劇×音楽で蘇る「羽衣」(静岡県立大学) - YouTube(鈴木の絵本を原作とする劇)