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酪酸アリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
酪酸アリル
allyl butyrate[1]
識別情報
CAS登録番号 2051-78-7
特性
化学式 C7H12O2
モル質量 128.17
示性式 C3H7COOCH2CH=CH2
外観 無色の液体
匂い 果実香
沸点

143℃

屈折率 (nD) 1.411-1.419
危険性
引火点 40.5℃
半数致死量 LD50 0.25g/kg(ラット経口)
0.53g/kg(ウサギ経皮)
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酪酸アリル(らくさんアリル: allyl butyrate)は、酪酸エステルの一種。果実香を持ち、食品香料などに用いられる。

用途

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モモアンズパイナップル系の香りを持ち、フルーツ系フレーバーに0.5~3.0ppmほど加えられる[1]

安全性

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動物実験での半数致死量(LD50)はラットへの経口投与で0.25g/kg、ウサギへの経皮投与で0.53g/kgと、酪酸エステルの中でも毒性は比較的強い。

関連項目

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出典

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  1. ^ a b 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X