過塩素酸バリウム
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過塩素酸バリウム barium perchlorate | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 13465-95-7 |
特性 | |
化学式 | Ba(ClO4)2 |
モル質量 | 336.23 g/mol[1] |
外観 | 白色の結晶または結晶性粉末[1] |
密度 | 2,74 g/cm3[2] |
融点 |
505 °C, 778 K, 941 °F (分解[1]) |
水への溶解度 | 易溶(205.8g/100g)[1] |
その他の溶媒への溶解度 | エタノールに可溶、エーテルに不溶[1] |
関連する物質 | |
その他の陽イオン | 過塩素酸カルシウム 過塩素酸マグネシウム |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
過塩素酸バリウム(かえんそさんバリウム、英: barium perchlorate)はバリウムの過塩素酸塩で、化学式Ba(ClO4)2で表される無機化合物。
性質
[編集]酸化性があるため、支燃性を示す。可燃物や金属粉と混合すると、衝撃または熱により爆発することがある[1]。
用途
[編集]過塩素酸バリウム沈殿滴定法による、気体中の硫黄分の分析に使われる[3]。
規制
[編集]GHSにおける酸化性固体(区分2)に該当し、各国で貯蔵や運搬に規制がある(国連番号1447)。日本では船舶安全法や航空法によってGHSに基づく規制があるうえ、消防法に基づく危険物第1類に指定されている。バリウムの水溶性化合物であることから毒性が想定され、日本の毒物及び劇物取締法では劇物に分類される。