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運貨船9号型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
運貨船9号型
運貨船14号
運貨船14号
基本情報
艦種 50トン型運貨船
就役期間 1979年 - 現在
同型艦 9隻
前級 運貨船119号型
要目
排水量 軽荷50t / 満載120.5t[1]
全長 27.00 m (88.58 ft)[2]
最大幅 7.00 m (22.97 ft)[2]
深さ 2.60 m (8.5 ft)[2]
吃水 1.04 m (3.4 ft)[2]
主機 いすゞE120T-MF6REディーゼルエンジン×2基
推進器 スクリュープロペラ×2軸
出力 560馬力
速力 9ノット
搭載能力 50トン
乗員 5名 / 輸送人員 200名
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運貨船9号型英語: YL-09 class landing craft lighters)は、海上自衛隊の第1種支援船。公称船型は50トン型運貨船

物資・弾薬の輸送を主眼として、各基地の港務隊に配備されている。設計面では、アメリカ海軍LCM(8)型機動揚陸艇との類似が指摘されている。

船首にバウ・ランプを有しており、海岸に擱座(ビーチング)しての物資移送を可能としており、車両の搭載も可能である。また船中部両舷には力量2トンの小型クレーンを1基ずつ備えており、こちらも物資の揚降に用いることができる。船尾にはビーチング(揚陸)時における離岸用の錨を備える。なおYL-13以降では大型のクレーンを左舷側に1基備えるのみとしているほか、主機関もUM6 SD1 TCCに変更されている[1][3]

真横から見た運貨船14号。船尾に離岸用錨が確認できる。

同型船一覧

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# 船名 造船所 起工 竣工 配属及び除籍
YL-09 運貨船9号 横浜ヨット 1979年 1980年3月28日 2015年3月12日[4]
YL-10 運貨船10号 石原造船 1982年 1983年2月28日 2015年3月20日
YL-11 運貨船11号 1987年 1988年3月25日 2021年6月18日[5]
YL-12 運貨船12号 1992年 1993年3月15日 佐世保港務隊
佐世保基地
YL-13 運貨船13号 1993年 1994年9月26日 横須賀港務隊
横須賀基地
YL-14 運貨船14号 1994年 1995年7月28日[3] 舞鶴港務隊[3]
舞鶴基地
YL-15 運貨船15号 1997年 1998年9月30日 佐世保港務隊
(佐世保基地)
YL-16 運貨船16号 本瓦造船 2014年 2015年3月12日 横須賀港務隊
(横須賀基地)
YL-17 運貨船17号 2014年 2015年3月20日 呉港務隊
呉基地
YL-18 運貨船18号 北浜造船鉄工 2020年 2021年6月18日[5] 大湊港務隊
大湊基地

参考文献

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  1. ^ a b Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 379. ISBN 978-1591149545 
  2. ^ a b c d 『自衛隊装備年鑑 2011-2012』朝雲新聞社、2011年、267頁。ISBN 978-4750910321 
  3. ^ a b c 『世界の艦船 1995年10月号(通巻第502集)』海人社、1995年10月1日、16頁。 
  4. ^ 海上自衛新聞(2015年3月27日付)
  5. ^ a b 海人社 2022, pp. 143–144.
  • 『海上自衛隊 艦艇と航空機集(平成19年度版)』海上自衛新聞社 2007年
  • 『J-SHIPS』VOL.55 イカロス出版 2014年.ASIN B00HY8GKSW
  • 海人社編集部(編)「海上自衛隊・海上保安庁 艦船の動向」『世界の艦船』第975号、海人社、2022年5月、143-144頁。 

関連項目

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