運貨船9号型
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運貨船9号型 | |
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運貨船14号 | |
基本情報 | |
艦種 | 50トン型運貨船 |
就役期間 | 1979年 - 現在 |
同型艦 | 9隻 |
前級 | 運貨船119号型 |
要目 | |
排水量 | 軽荷50t / 満載120.5t[1] |
全長 | 27.00 m (88.58 ft)[2] |
最大幅 | 7.00 m (22.97 ft)[2] |
深さ | 2.60 m (8.5 ft)[2] |
吃水 | 1.04 m (3.4 ft)[2] |
主機 | いすゞE120T-MF6REディーゼルエンジン×2基 |
推進器 | スクリュープロペラ×2軸 |
出力 | 560馬力 |
速力 | 9ノット |
搭載能力 | 50トン |
乗員 | 5名 / 輸送人員 200名 |
運貨船9号型(英語: YL-09 class landing craft lighters)は、海上自衛隊の第1種支援船。公称船型は50トン型運貨船。
物資・弾薬の輸送を主眼として、各基地の港務隊に配備されている。設計面では、アメリカ海軍のLCM(8)型機動揚陸艇との類似が指摘されている。
船首にバウ・ランプを有しており、海岸に擱座(ビーチング)しての物資移送を可能としており、車両の搭載も可能である。また船中部両舷には力量2トンの小型クレーンを1基ずつ備えており、こちらも物資の揚降に用いることができる。船尾にはビーチング(揚陸)時における離岸用の錨を備える。なおYL-13以降では大型のクレーンを左舷側に1基備えるのみとしているほか、主機関もUM6 SD1 TCCに変更されている[1][3]。
同型船一覧
[編集]# | 船名 | 造船所 | 起工 | 竣工 | 配属及び除籍 |
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YL-09 | 運貨船9号 | 横浜ヨット | 1979年 | 1980年3月28日 | 2015年3月12日[4] |
YL-10 | 運貨船10号 | 石原造船 | 1982年 | 1983年2月28日 | 2015年3月20日 |
YL-11 | 運貨船11号 | 1987年 | 1988年3月25日 | 2021年6月18日[5] | |
YL-12 | 運貨船12号 | 1992年 | 1993年3月15日 | 佐世保港務隊 (佐世保基地) | |
YL-13 | 運貨船13号 | 1993年 | 1994年9月26日 | 横須賀港務隊 (横須賀基地) | |
YL-14 | 運貨船14号 | 1994年 | 1995年7月28日[3] | 舞鶴港務隊[3] (舞鶴基地) | |
YL-15 | 運貨船15号 | 1997年 | 1998年9月30日 | 佐世保港務隊 (佐世保基地) | |
YL-16 | 運貨船16号 | 本瓦造船 | 2014年 | 2015年3月12日 | 横須賀港務隊 (横須賀基地) |
YL-17 | 運貨船17号 | 2014年 | 2015年3月20日 | 呉港務隊 (呉基地) | |
YL-18 | 運貨船18号 | 北浜造船鉄工 | 2020年 | 2021年6月18日[5] | 大湊港務隊 (大湊基地) |
参考文献
[編集]- ^ a b Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. p. 379. ISBN 978-1591149545
- ^ a b c d 『自衛隊装備年鑑 2011-2012』朝雲新聞社、2011年、267頁。ISBN 978-4750910321。
- ^ a b c 『世界の艦船 1995年10月号(通巻第502集)』海人社、1995年10月1日、16頁。
- ^ 海上自衛新聞(2015年3月27日付)
- ^ a b 海人社 2022, pp. 143–144.
- 『海上自衛隊 艦艇と航空機集(平成19年度版)』海上自衛新聞社 2007年
- 『J-SHIPS』VOL.55 イカロス出版 2014年.ASIN B00HY8GKSW
- 海人社編集部(編)「海上自衛隊・海上保安庁 艦船の動向」『世界の艦船』第975号、海人社、2022年5月、143-144頁。
関連項目
[編集]- 交通船2121号型 - 本型と同様に揚陸船型であるが、こちらは人員輸送を主眼としている
- 海上自衛隊艦艇一覧#支援船