超アイドル伝説大森杏子
超アイドル伝説大森杏子(ちょうアイドルでんせつおおもりあんこ)は、Web制作会社のディヴァージュが企画したプロジェクト。「仙台発のバーチャルアイドル」、「2.5次元アイドル」として、メディアミックスだけではなく、マーケティングミックスとしても注目される[1]。
概要
[編集]2014年4月にWebサイトが公開され[2][3]、「タレント事務所に所属しお仕事をこなすアイドル」として設定されており、Webサイト上で大森杏子とコラボするイベントや商品を検討する企業、ユーザーの募集を行っている[3]。
2015年3月まで使用した[4]初代ロゴにおける「大森杏子」のデザイン文字が「大ホホホホアー」に見えるということで話題になり[5]、一時は「大森杏子」ではなく「大ホホホホアー」と呼ばれることの方が多いという事態にもなった[6]。
大森杏子
[編集]公開されている大森杏子の設定に基づいて、以下に記す。
大森 杏子(おおもり あんこ、1984年8月8日 - )はバーチャルアイドル、アルバイター[7]。「永遠の17歳」を自称する[7]。宮城県仙台市生まれ[1]。
趣味はエゴサーチで、腹黒毒舌な面も持つ[7]。正統派アイドルとしても、ローラースケートで滑る、マメカラ(マイク付きカセットテープ再生機)を使用するといった「世代のズレ」を感じさせる[2]。
朝日新聞社、タカラトミーとコラボを行った実績もあるが、基本的には「崖っぷちアイドル」であり、どんな仕事でも引き受ける[7]。2017年末時点では30社以上とコラボを行っている[1]。2017年にコラボを行った拡張少女系トライナリーのように、大森の事務所側から営業をしかけることもある[8]。
キャラクター
[編集]- 大森杏子(おおもり あんこ)
- 声 - 加隈亜衣
- 夏目リンネ(なつめ りんね/パイセン)
- 声 - 花守ゆみり
- 永遠に17歳の悪霊系アイドル。12月12日生まれ。
- 享年17歳。グリムの力で一般の人にも姿は見え触れることも可能。明るい性格で、負けず嫌い。
- グリム
- 声 - 朴璐美
- 死神の男の子。うさぎは仮の姿で、地球上では「だっこちゃん人形」のフリをして身を潜めている。自分の設定をよく忘れ喋ったり動いたりする。
- 星奈なな(ほしな なな)
- 声 - 竹達彩奈
- 実家は裏社会で超有名な「星奈家」の令嬢で、幼い頃から親の稼業を手伝っている。表の世界で人と喋ったことがなく赤面症で極度の恥ずかしがり屋。7月7日生まれ。
- 百式百合(ひゃくしき ゆり)
- 声 - 三上枝織
- 未来からやってきた暗殺ロボ試作三号機。試作品で欠点もあり突然スリープモードに入ることも。
- 美玲(みれい/ジャーマネ)
- 声 - 井ノ上奈々
- タレント事務所ディヴァージュのマネージャー。6月6日生まれ。
- 加賀美きらら(かがみ きらら)
- 声 -
- ティーン雑誌でも超人気の子役タレント。5月5日生まれ。
- 業界慣れしており長い物には巻かれろタイプ。本能でマウンティングを行い下の者にはとにかく冷たい。勿論下の大森杏子には冷たく事務所内で唯一おばさん扱いする。
- 大森きなこ(おおもり きなこ)
- 声 - 高田憂希
- 大森杏子の実の妹で年齢は姉の数こ下。11月11日生まれ。
- 引きこもりで、自宅ではパソコンばかりやっている。普段家から一歩も出ないため格好を気にせず露出の高い服を好む。
- 宮城恋(みやぎ れん/美人ストーカーちゃん)
- 声 - 安野希世乃
- 普段は黒いフードを深く被り腰には変身ベルトを着用。オタク活動が心の支えで、大森杏子の熱狂的ファンである。4月4日生まれ。
クラウドファンディング
[編集]CAMPFIRE上のクラウドファンディングによりたびたび資金を集めている[9]。
公式スタンプ画像
[編集]2016年5月開始、目標35万円に対し147万円を集め、LINE公式スタンプの製作が行われた[1]。
伝説のアイドルを目指す
[編集]2016年7月開始、目標150万円に対し293万円を集め、公式新規イラスト製作、新ボイス収録、公式アイドル貸出衣装製作を行った[1]。
アニメ化
[編集]2017年7月開始、目標380万円に対し1028万円を集め、福島ガイナックス(現ガイナ)の手によるショートアニメが制作された。[1][2][7][10] 現在はこちらでPVが見られる。
痛車化
[編集]2018年1月開始、目標130万円に対し238万円を集め、「Netz Cup Vitz Race 関西シリーズ2018」に参戦する大森杏子Racingの痛車ラッピングを行い活動資金に充てている。
歌
[編集]2018年7月開始、目標280万円に対し454万円を集め、IOSYSの提供による歌の制作が決定した。
出典
[編集]- ^ a b c d e f “秋元康も参入!話題の2.5次元アイドルの概要、活動、代表作は?”. HOW MATCH (2018年1月2日). 2018年11月1日閲覧。
- ^ a b c haruYasy (2017年7月31日). “自称17歳アイドル(4年目)の挑戦!萌えキャラ「大森杏子」CFアニメ化が決定、制作は福島ガイナックス”. ウレぴあ総研. 2018年10月31日閲覧。
- ^ a b “2.5次元を標榜する謎のアイドルキャラ(?)「大森杏子」誕生 年齢設定が誰得”. ねとらぼ (2014年4月17日). 2018年10月31日閲覧。
- ^ ankoomoriの2015年3月25日18:12のツイート、2020年5月1日閲覧。
- ^ “超アイドル伝説・大森杏子のロゴデザインが他の文字に見えると話題→腹筋崩壊者続出の模様”. Togetter. 2020年4月24日閲覧。
- ^ ankoomoriの2015年3月25日19:18のツイート、2020年1月28日閲覧。
- ^ a b c d e “アラサーだけどかわいいぞ! 2.5次元アイドル「大森杏子」がアニメ化クラファン開始”. ねとらぼ (2017年7月22日). 2018年10月31日閲覧。
- ^ “予想外と危機感と営業努力と――「拡張少女系トライナリー」の土屋 暁氏に,配信開始からTGSまでの約5か月を振り返ってもらった”. 4Gamer.net (2017年10月5日). 2018年11月1日閲覧。
- ^ Omori Anko プロジェクトオーナー CAMPFIRE
- ^ 「株式会社福島ガイナ」『株式会社福島ガイナ』。2018年10月31日閲覧。
外部リンク
[編集]- 超アイドル伝説大森杏子(おおもりあんこ)公式サイト
- Omori Anko - CAMPFIRE
- 大森杏子 (@ankoomori) - X(旧Twitter)