赤えんぴつ (ユニット)
赤えんぴつ | |
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出身地 | 日本 |
ジャンル | フォーク |
活動期間 | 2001年頃 - |
メンバー |
おーちゃん(ボーカル) ヒーとん(コーラス・ギター) |
赤えんぴつは、お笑いコンビ・バナナマンの設楽統と日村勇紀が演じるキャラクター、「おーちゃん」と「ヒーとん」から成るフォークデュオ。2001年頃に結成。登場当初のコントタイトルは「(幸せの)赤えんぴつ」と表示されていた。
メンバー
[編集]- おーちゃん - ※演じているのは設楽統。
- ヒーとん[注 3]- ※演じているのは日村勇紀。
特徴
[編集]- 毎回必ず、冒頭でヒーとんかおーちゃんのどちらかが「え~...どうも、赤えんぴつです。」と自己紹介してからライブが始まる。
- 毎回、「くだらない理由や言い争いなどが下でライブ中に喧嘩をする(その後仲直りする)」[注 5] という件が「お約束」となっている(喧嘩の理由はライブによって各々異なる)。大体の喧嘩の流れは以下の通り。
- 歌の最中やフリートーク中に喧嘩となり、怒ったヒーとんがおーちゃんを椅子ごと倒す。→ヒーとんが客席に向かって「うちのボーカルが歌える状況にないので帰ります。」などと投げやりに言った後、倒れているおーちゃんを起こして帰ろうとするも、反撃され小競り合いとなる。→ヒーとんが泣き喚きながら弁解。→仲直りした後、歌に入る。
- なお、回を追う毎に喧嘩の仕方が派手になってきており[注 6]、必ずしも毎回上記の流れが当てはまるという訳ではない。
- おーちゃんがヒーとんの着ているタンクトップをビリビリに破く、という流れも定番化している[2]。
- おーちゃんがヒーとんに「お前、クスリやってんのか?」と問い詰め、ヒーとんが「お前だクスリやってるのは」と反論するやり取りが多々見られる。
- 因みに2人の仲直りの仕方は、「お互いの身体や頭などを指先(4本)でトントンとノック」するというもの。
- 初期の頃は、お互い耳打ちをしてから曲に入る事もあったが、現在はあまり見られなくなっている。
- ライブの最後の曲の演奏終了後には、毎回必ずおーちゃんが「出たところに僕たち赤えんぴつのCD(初期はカセットテープ)が1枚500円で売っているので、良かったら買ってください。」と言い、その後ヒーとんが続けて「中身はですね、僕の...〇〇が入ってます(笑)。」と嘘をつき(例:「オナラが入ってます。」「夢の話が入ってます。」など)、続けて笑いながら「違うか」という件があり、これも「お約束」となっている(詳細は後述)。なお、ライブ会場の物販で販売されているCDには、その時のライブで披露された曲と共に、ヒーとんがついた嘘の内容もしっかりと収録されている。
- おーちゃんがヒーとんの右腕の肩付近を叩いた後、ヒーとんが「ディキディキドンドンドンッ!...パカッ!」とおどける、コンビプレイも存在する。「Elephant pure」登場時に初披露し、以降は上記の「違うか」の後に、この件を毎回行っている。
- ライブの最後はおーちゃんが「笑顔でさらば!」と言った後、2人が満面の笑みを浮かべながら空を見上げて終わる[注 7]。
- 「good Hi」出演時に「僕たち赤えんぴつはメジャーデビューしません!」と宣言した。
概要
[編集]- 「赤えんぴつ」とは現実に存在する音楽グループではなく、あくまでもバナナマンの2人がコント内で演じている架空の音楽グループの事である。結成当初から単独ライブを続けているバナナマンの数あるコントの中でも、一番長きに渡って続けられているものであり、ファンの間でも根強い人気を誇るコントとなっている。設楽はここまで長く続けている事について「音楽ネタだからずっとやれてるのかもしれない」と分析している[2]。またあくまで「コント」であるため、勿論2人が会話する所なども余すことなく披露されており、歌っている部分だけが披露されている訳ではない。主にバナナマンの単独ライブのみに登場するユニットであり、地上波などのテレビ番組に登場する事は滅多に無い。2001年2月2日~4日に行われた単独ライブ「激ミルク」にて初登場し、以後もバナナマンの単独ライブにはほぼ毎回登場している[注 8]。
- 設楽によればコンビ結成当初から「赤えんぴつ」の前身になるネタが既にあったという。また、当初は井上陽水の曲など既存のものをコピーして歌っていたが、後に完全オリジナルの曲を作るようになり、以降は既存の曲を歌う事は無くなっている[3]。
- 設楽は「赤えんぴつ」のコンセプトを「バカみたいな人が歌ったら案外上手かった、という前提のネタで、こんな変な奴らが歌ったら意外と上手いっていう笑い。」であると語っている[4]。また、「唯一遊べるというか。めちゃくちゃやってもいいネタ」「よく観に来てくれてる人はわりと知ってるし、初めて観た人にとっては異様なネタ」とも語っている[2]。
- 初期は1回の出演で多くて3曲程歌う事もあったが、「Elephant pure」以降は1回のライブで2曲、場合によっては1曲しか披露せずコント部分に比重が置かれる事も多くなった。
- なお、設楽は「赤えんぴつ」に対して「当初、こんなに長く続くシリーズになるとは全然思ってなかった。」「基本、僕らは1回やったら同じことをやらないほうが多いですからね。続編っていうのはあんまりないですよね。キャラクターコントもあんまりないですから。」などと後にインタビュー内で語った事がある。そのため、毎回ライブの本番前にはやるかやらないかで迷うが、「やると楽しい」と思ってしまうとの事[3]。また、「(ライブ本番前は)いつも一番最後まで放っておくんです。やるかどうかも決めないくらい。」と語った事もある[5]。
- 2024年2月9日、10日の2日間に渡り、日本武道館で初単独ライブを開催した。
作風
[編集]- コンセプトを「4畳半フォーク」としており、どこか懐かしいアコギサウンドが特徴的である。
- 作曲は基本的に設楽が行っているが、楽器が出来ないため鼻歌で作ってそれを聞いた日村がコードを拾って制作するというスタイルを取っている(設楽曰く「メロディとかむちゃくちゃ」)。このため、森山直太朗からは「プロからするとあり得ないコード進行だ」と言われた事があるという。また、「『こうきたらこうくるだろう』が違うから、赤えんぴつの曲は面白い」とも評された事がある[2]。
- 設楽によれば、赤えんぴつは「ライブのテーマを一番反映できるネタであり、実はやろうと思ったけどやらなかったネタの面白いところを入れることも多い」との事。また「いろんな要素をぶち込めるっていう意味でも『赤えんぴつ』って使い勝手がいい」とも語っている[5]。
- 結成当初は所謂「ウケ」を狙ったネタ的な曲もあったが、現在ではおおよそネタとは思えない真面目な曲を歌うことが多くなっている。楽曲の完成度は高く、ファンの中にはそれを聞いて感動して泣いてしまう人もいるほどである。
- バナナマンの単独ライブが毎年夏頃に行われている関係からか、「夏」をテーマにした曲が歌われる事が多い傾向にある(「自転車」「青い空の下で」「誕生花」「あのころの君、今の僕」「花火大会」などがその例)。
- 初期は歌詞の内容が非常に暗く、グロテスクな表現が多く見られるなど、かなり狂気じみた曲を歌うことが多かった[注 9](「いちごみるく」「ドロドロ」「バイバイ」などがその例)が、単独ライブ「Sugar Spot」~「good Hi」辺りから作風に変化が見られ、それまでとは一転して爽やかで甘酸っぱい青春ソングを歌う事が多くなっていった。現在では主に「男女の恋愛」をテーマにした曲を歌うことが多くなっている。この作風の変化に対して設楽は2010年頃のインタビュー内にて、(赤えんぴつを含め)過激なネタをやる事が多かった結成当初の頃と現在を比べ、「もしかしたら、無意識のうちに『よりメジャーなところを目指すためには』っていう意識でやってるのかもしんないね(笑)。全体的に明るくなったし、今はポップな感じがあるかもしれない。どうなんですかね、『暗い世の中だから逆に明るいネタを』みたいなところがあるのかな。」などと語っている。また、その代表例として赤えんぴつを引き合いに出し、「『赤えんぴつ』の歴史にそういう流れが象徴されてるのかもしれないですね。」とも語っている[6]。
評価
[編集]プロのアーティスト内にもファンは存在し、中でも歌手である森山直太朗は「入りたい」というほど、赤えんぴつの歌唱力や音楽の才能を絶賛している。現に森山は2011年に、自身が作詞作曲を施した楽曲「こいのぼり」を赤えんぴつに提供している。この曲はその後、2011年に行われた単独ライブ「emerald music」にて披露された。尚、基本的に赤えんぴつの楽曲は設楽と日村が制作しているため、プロのアーティストから楽曲が提供されたのはその時が初めての事であった。他にも音楽グループ・スキマスイッチからも「楽曲を提供したい」と言われる程、その才能を評価されている[4]。
楽曲
[編集]基本的に赤えんぴつの作品(CD)はバナナマンの単独ライブ会場の物販のみの限定販売となっており、必然的にバナナマンのライブに参加しなければ購入出来ない代物となっている(しかし、各ライブ毎に販売枚数も限られているため、ライブに参加しても購入出来ない場合もある)。また、現在はCDでの販売となっているが、「Elephant pure」まではカセットテープで販売されていた。尚、CDの価格は1枚500円[注 10] である。
CDのジャケットは黒い紙に赤い文字で「赤えんぴつ」と記されただけのかなりシンプルなものになっており、歌詞カードも同封されている。またCD版の楽曲は赤えんぴつの2人が事前にスタジオで録音したものが収録されているため、ライブ版とは若干雰囲気が異なるものもある。
2009年12月16日に発売されたバナナマンの単独ライブ集「花鳥風月 DVD BOX」内にて、これまで「赤えんぴつ」で披露してきた全演奏シーンを収録した特典DVDが収録されている[7]。
長らく楽曲の一般的な流通はされてこなかったが、2023年12月23日に「激ミルク」〜「O」までに発表した全27曲[注 11]のストリーミング配信が開始された。なお配信された楽曲はCD版ではなく、全て単独ライブの音声から抽出されたLive versionとなっている[8]。
以下は赤えんぴつがこれまで披露してきた楽曲の数々である。上述の通りほぼ全ての楽曲の作詞を設楽が担当し、作曲は設楽・日村の2人で制作している。
曲名 | 披露された公演名 | 備考 |
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いちごみるく | 激ミルク | 楽曲内で「リストカット」のような表現が出てくる。 曲の内容はとても暗く、結末も非常に後味の悪いものとなっている。 「内村プロデュース」に赤えんぴつとしてゲストで出演した際、この曲を披露していた。 |
アタホライ | 激ミルク | 赤えんぴつの楽曲の中で唯一MVが存在する。また、赤えんぴつ再結成のきっかけとなった曲でもある[1]。 「激ミルク」内ではコントの流れ上、途中で演奏が終わったりしているため、全編通してフルで歌われてはいない。 |
桃ジュース | ペポカボチャ | おーちゃん曰く「この歌に出てくる桃ジュースというのは『ネクター』のことではなくて、もっといやらしい意味で捉えてください」とのこと。 「bananaman Punch」でも披露された。 |
ドロドロ | ペポカボチャ | 歌詞中に「原爆」というフレーズが出てきたり、おーちゃんが「ドカーン!」と何度も叫ぶ描写があるなど、かなり過激な曲となっている。 |
自転車 | ペポカボチャ | 「ペポカボチャ」で披露された際は、演奏の途中でヒーとんがおーちゃんを椅子ごと倒しそのまま喧嘩の件に入ったため、曲がぶつ切りになっている。 「ゴッドタン」で急遽演奏する事になった際、この曲を披露していた。 「bananaman Punch」でも披露された。 現在の赤えんぴつが多く披露する「甘酸っぱい青春ソング」が本格的に披露されたのは、この曲が最初となっている。 |
ディーダダ | Sugar Spot | 「bananaman Punch」でも披露されたが、その時は歌詞が追加されていた。オリジナルに歌詞が追加されたのはこの曲が初。 |
バイバイ | Sugar Spot | 「いちごみるく」同様、楽曲内で「リストカット」のような表現が出てくる。 おーちゃんが「死んだら僕をバラバラにして…配って下さい」と語ったり、「死ねっていえよ!」と叫んだりするなど、かなり狂気じみた曲となっている。 |
青い空の下で | Sugar Spot | 曲の途中でおーちゃんがヒーとんの持っているギターをリズム良く叩く、というコンピプレイが存在する。 |
チュッチュッチュルッチュ | Elephant pure | おーちゃんのパートがほぼ台詞のみ(コーラス部分はひーとんが担当)という異色な曲。 |
恋ごころ | Elephant pure | 今回のライブで披露された曲は全てタイトルを言う前に前口上のようなものを述べている。 |
サーカス | good Hi | ほぼ「サーカスを見に行った」事を強調しているだけの異色な曲。 |
それを胸に | good Hi | 演奏前に何度も歌い直すというハプニング(後述)が発生したため、いつもより赤えんぴつの収録時間(DVD)が長めになっている。 |
誕生花 | Spicy Flower | 歌詞中に出てくる「花水木」と「勿忘草」は、設楽と日村の実際の誕生花でもある。 放送作家のオークラはこの曲を「赤えんぴつ史上、最高傑作」と語っている。 「bananaman Chop」「H」[注 12]でも披露された。 |
風が吹く | 疾風の乱痴気 | |
イカレポンチ | wonder moon | |
好きだ | wonder moon | 「bananaman Chop」でも披露された[注 13]。 |
オレンジ | bananaman Chop | 元々は、2メン1ウーメン(後述)の楽曲であり、したがってこの曲はカバー曲である。 ライブでの演奏時では、オリジナルと比べると若干テンポが速くなっている。 |
こいのぼり | emerald music | 作詞・作曲は森山直太朗。 |
君に伝えたい10のこと | emerald music | 歌詞中に「さだまさし」「関白宣言」などの単語が出てくる。 |
割れた鏡 | TURQUOISE MANIA | 直近の楽曲では甘酸っぱい恋愛ソングが続いていたが、一転して初期の頃の暗い雰囲気を思わせる楽曲になっている。 |
ナヌ | TURQUOISE MANIA | タイトルの「ナ」と「ヌ」を組み合わせると「友」という字になり、この曲の内容を象徴しているタイトルである事が分かる。 |
なんやかんや | Cutie funny | 同ライブではコント「experienced singer」に登場する日村演じる善養寺あきらの楽曲「中学二年生」を収録したCDも物販で販売されていた(後述)。 |
あの頃のキミ、今のボク | Love is Gold | |
よし子ちゃん | LIFE is RESEARCH | 同ライブではコント「Positive spiral」に登場するバナナマン2人が扮する音楽ユニット「T-STYLE」を収録したCDも物販で販売されていた(後述)。 |
だけど好きなんだ | 腹黒の生意気 | 基本的に赤えんぴつは曲のタイトルを発表してから曲に入る形を取っているが、この曲に関しては「喧嘩の最中にヒーとんが突然歌い出してそのまま曲に入る」という過去には見られなかった手法を行っていた。 |
毒 | 腹黒の生意気 | 近年では「割れた鏡」以来となる、初期の頃の暗い雰囲気を思わせる楽曲になっている。 近年の赤えんぴつの曲としては珍しい、かなり短めな曲となっている。 |
花火大会 | Super heart head market | 同ライブではコント「different container」に登場する日村演じるヒム子の楽曲「なまこズッドン」[注 14] を収録したCDも物販で販売されていた(後述)。 |
スカーレット | S | 本ライブから「O」までは全コントの頭文字がライブのタイトルと同じものから始まっているため、それに準じて赤えんぴつのタイトルも今回は「scarlet」となっている。 この回は冒頭からおーちゃんのみ舞台下手で寝そべって登場するという、これまでの赤えんぴつには見られなかった登場手法が取られている。 |
姉妹 | H | 前ライブからの流れを汲み、今作の赤えんぴつのタイトルは「Hidden Curiosity」となっている。 先述通りこの回は「誕生花」も歌唱しており、既存の曲と新曲を1曲ずつ披露したのは本ライブが初となった。 |
夢 | O | |
白けしゴム | 赤えんぴつin武道館
【2024年2月10(土)】 |
作詞・作曲はトータス松本。 |
色えんぴつ | バナナマンのバナナムーンGOLD
【2024年5月10日(金)】 |
作詞・作曲はおげん(星野源)。「2004年、ヒーとんが風邪で不在の際におーちゃんとおげんの二人で作った音源を録音したカセットテープが、20年後となる2024年に星野の倉庫から発見されたのを持ってきた」という設定で発表された。 |
ヒーとんのついた嘘
[編集]上述にもあるように、赤えんぴつはライブの最後の曲の演奏終了後におーちゃんがCDを宣伝した後、ヒーとんが嘘をつく(CDに収録されている曲とは全く違うものを「CDに入ってます」と紹介する)というくだりを毎回行っている(上述の通り、この嘘も披露した曲と共にちゃんとCDに収録されている)。以下がそのヒーとんがライブ毎についた嘘の一覧である。なお、激ミルクの時のみコントの流れ上、このくだりは行われていない。
嘘の内容 | 披露された公演名 |
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2人の「おなら」 | ペポカボチャ |
ヒーとんの「爆笑」 | Sugar Spot |
ヒーとんの「馬のものまね」 | Elephant pure |
ヒーとんの「『馬の走る音』からの『ピストルを撃って馬が走り去る音』」 | good Hi |
物凄く難しい早口言葉「かべぱく」 | bananaman Punch |
ヒーとんの「花ダジャレ」 | Spicy Flower |
CDに「パン」が付いてくる[注 15]。 | 疾風の乱痴気 |
CDに「味付けゆで卵」が付いてくる[注 16]。 | wonder moon |
bananaman Chop | |
ヒーとんの「僕の好きなドリンクBEST5」と「僕の好きな木の実BEST3」 | emerald music |
ヒーとんの「僕が友達に言われて嫌だった事BEST3」 | TURQUOISE MANIA |
ヒーとんの「夢の話」 | Cutie funny |
ヒーとんの「僕の好きなチャーハンの具ベスト3」と「チャーハンギャグ」 | Love is Gold |
ヒーとんの「嗚咽」 | LIFE is RESEARCH |
ヒーとんの「毒舌」 | 腹黒の生意気 |
ヒーとんの「心の声」 | Super heart head market |
ヒーとんの「1人SMショー」 | S |
ヒーとんの「今まで見た不思議な生き物第6位」[注 17] | H |
エピソード
[編集]- 赤えんぴつ登場前にも、バナナマンのコントには歌を歌うキャラクターはいくつか存在しており、中でも「古くさい邦楽を歌う」というコンセプトを元につくられたユニット・スライドボーイズや、ライブ「RADIO DANCE」内に収録されたコント「青春行進曲 オレンジ」にて登場したフォークデュオ・2メン1ウーメンなどがその最たる例である。尚、赤えんぴつは傑作選ライブ「Bananaman Chop」にて2メン1ウーメンの楽曲である「オレンジ」をカバーしている。
- 因みに上記の3組は、DVD「サルマンとバカジュリエット」に収録されている「スライドボーイズ ミュージックショー『ミュージック ミュージック』」という1コーナーにて共演を果たしている(司会をスライドボーイズが担当し、残り2組はゲストという位置づけ)。また、同DVDにはスライドボーイズの「東京ひとりぼっち」、2メン1ウーメンの「オレンジ」、そして赤えんぴつの「アタホライ」のMVも収録されている[9]。
- 余談だが、「オレンジ」の歌詞には「家に帰ると目が点に いつもの家が燃えている」という部分が存在するが、設楽は2007年に自らのタバコの不始末によって本当に自宅が火事の被害に遭ってしまった事がある(曲が出来たのは勿論火事が起こるずっと前である)[10]。
- 赤えんぴつ以降、バナナマンのライブでは歌を歌うキャラクターは登場していなかった[注 18] が、2013年の単独ライブ以降から赤えんぴつ以外にも歌を歌うキャラクターが登場する事が多くなっている。以下がその例である。
- 2013年に行われた単独ライブ「Cutie funny」で披露されたコント「experienced singer」内では日村演じる大御所演歌歌手・善養寺あきらが登場し[注 19]、コント内で披露した楽曲「中学二年生」を収録したCDを物販で販売していた(赤えんぴつも自分たちの出番の際、自分たちの作品と併せて善養寺のCDも宣伝していた)。
- 2015年に行われた単独ライブ「LIFE is RESEARCH」で披露されたコント「Positive spiral」内ではバナナマン2人が扮した音楽ユニット・T-STYLEが登場し、コント内で披露した楽曲「T-BACK」を収録したCDを物販で販売していた。更に2016年2月13日には同曲をiTunesで配信し公式にデビューを果たした。
- 2017年に行われた単独ライブ「Super heart head market」で披露されたコント「different container」内では日村演じるキャラクター・ヒム子[注 20] が登場し、コント内で披露した楽曲「なまこズッドン」を収録したCDを物販で販売していた。
- テレビ番組では「内村プロデュース」や「ゴッドタン」などに出演経験がある。但し基本的に単独ライブ限定のユニットのため、テレビに出ることは殆どない。
- 単独ライブ「good Hi」出演時に「それを胸に」を披露しようとした際、おーちゃんが歌いだしの音程を外しまくってしまい、その結果何度も歌い直してしまうというハプニングが起きてしまった事がある(その後何とか持ち直し、歌うことは出来た)。この模様は後に発売されたDVD内に収録されており、確認することが出来る。
- 森山から楽曲を提供された経緯として、設楽曰く「森山くんが『できあがった曲、赤えんぴつっぽくない?』ってなって、『いいよ、歌ってあげるよ』ってなった」となぜか森山が上からの物言いで言われた事が発端だったという。また、上記でも書いた通り、赤えんぴつの楽曲は一般的には流通されていないが、2012年1月29日に行われたDVD「bananaman live emerald music」の発売記念イベントにて日村は「赤えんぴつでアルバム作れるくらいの楽曲がある。(発表を)考えてます」と答えており、一般発売の可能性もある事を示唆していた[11]。
- 2014年2月6日に行われた、ミュージシャン・星野源の日本武道館公演では、「赤えんぴつ」としてLIVE中に流れる幕間映像内で星野へメッセージを送っていた[12][注 21]。また、星野はこの映像の撮影現場にて赤えんぴつと会った際、「お守り」として、おーちゃんによって破られたヒーとんのタンクトップの切れ端を貰ったという(その後、LIVEのMC中にもその切れ端を観客に見せていた)。
- 2015年9月11日に公開された映画「内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル」では、劇中に出てくる居酒屋に赤えんぴつのLIVEを告知するポスターが貼られているシーンが一瞬だけ映っている。
出演
[編集]テレビ
[編集]- バナナマンの〜日本のような国〜(テレビ朝日、2004年)
- 内村プロデュース(テレビ朝日、2004年11月22日)
- 『NO PLAN 2005年の戦略をプロデュース』という企画に登場し、LIVEと同じようにコントを披露した。尚、バラエティなどのテレビ番組に純粋に「赤えんぴつ」としてゲスト出演したのは、この回の「内村プロデュース」が唯一である。
- ゴッドタン(テレビ東京、2007年11月7日~14日)
- 『マジ歌リクエストSP』内に登場し、「自転車」を披露していた。しかし、この時は赤えんぴつではなく殆どバナナマンとして歌っていた。
- 2024 FNS歌謡祭 第1夜(フジテレビ、2024年12月4日)
映画
[編集]- 内村さまぁ~ず THE MOVIE エンジェル(2015年9月11日公開)
- エンドロールにSpecial Thanksとして「赤えんぴつ」名義でクレジットされている。
関連項目
[編集]- バナナマン
- 森山直太朗
- 星野源
- マイナスターズ - さまぁ〜ずの2人を中心として構成される日本の音楽バンド。赤えんぴつと同じく単独ライブを中心に登場する点や、演じているコンビ同士がホリプロ系列の事務所に所属している点[注 22] など、共通する部分がある[注 23]。また、バナナマンと同じく、さまぁ~ずも単独ライブのコント内で、マイナスターズ以外の歌を歌うキャラクターもいくつか登場させた事がある[注 24]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、『ペポカボチャ』までは緑色のチューリップハットを被っていた。
- ^ 「ペポカボチャ」にて、子供が出来た事を報告している。
- ^ DVD「サルマンとバカジュリエット」に収録されている「スライドボーイズ ミュージックショー『ミュージック ミュージック』」に登場した際、 字幕でこのように紹介されていた。そのため、「ひーとん」は誤表記と思われる。しかし、おーちゃんに関しては名前の部分が片仮名ではない「おーちゃん」のまま字幕で紹介されている。
- ^ ただし、『激ミルク』の時は服を着て演奏していた。
- ^ ただし、初期の頃は異なり、ヒーとんがおーちゃんに対し「体調を崩しているのにもかかわらず無理をしてライブを行っている」「売れ線の曲ばかり作っている」などと追及するなど、結構深刻な理由で喧嘩をしていた。
- ^ ヒーとんがおーちゃんに対してプロレス技を仕掛ける、など。
- ^ ただし、「激ミルク」や「ペポカボチャ」の時は例外であり、「激ミルク」の時はおーちゃんが急に「音楽やめてサラリーマンになります。」と宣言し、それを聞いたヒーとんがギターを弾きながら呆然として終り、という形であった。また、「ペポカボチャ」の時はおーちゃんがヒーとんの顔を軽く何度もはたいて終り、というシュールなものであった。
- ^ ただし、「monkey time」「kurukuru bird」「DIAMOND SNAP」「one-half rhapsody」には登場していない。なお、「emerald music」から「Super heart head market」までは7年連続で登場していた。
- ^ なお、結成当初のバナナマンは赤えんぴつのみならず、通常のコントにおいてもシリアスでブラックなコントを行う事が多かった。
- ^ カセットテープで販売していた時は1本300円であった。
- ^ ただし「激ミルク」で披露した「アタホライ」、「ペポカボチャ」で披露した「ドロドロ」、「bananaman Chop」で披露した「オレンジ」は未配信となっている。
- ^ 傑作選ライブ内の赤えんぴつにて過去の単独ライブで披露した楽曲を再演した事はあったが、純粋な単独ライブで過去の楽曲を再演したのはこの「H」が史上初となる。
- ^ ただし、後日発売された同ライブのDVDには収録されていない。
- ^ なお、設楽も一部歌唱に参加している。
- ^ この時ばかりは正真正銘の嘘であり、実際に買ってもパンは付いてこない。
- ^ 上記のパン同様、正真正銘の嘘であり、実際に買っても付いてこない。
- ^ この回は会場内物販でCDが販売されなかったため、おーちゃんがお題を無茶振りしてヒーとんがそれに答える形で披露された。
- ^ ただし、「Elephant pure」収録のコント「GB」や「kurukuru bird」収録のコント「キャンプファイヤー」などで、バナナマン演じるキャラクターが歌唱している場面は何度かあった。
- ^ 設楽はマネージャー役。
- ^ ヒム子はバナナマンの単独ライブにおいては「DIAMOND SNAP」内で披露されたコント「すぐ立つ」以来の登場であり、今回披露されたコントはその続編にあたる。
- ^ バナナマンの単独ライブの音楽を星野源の所属するバンドSAKEROCK(2015年解散)が担当した事があるなど、前々から2組とも交友があった。
- ^ さまぁ~ずはホリプロ、バナナマンはホリプロコム(ホリプロの子会社)所属。
- ^ ただし、メンバーがさまぁ~ず以外にも複数存在する点(赤えんぴつはバナナマンの2人のみで構成される)や、公式にCDデビューを果たしている点(赤えんぴつの音源販売は、2018年現在LIVE会場の物販のみに留まっている)など、異なる部分もいくつか存在する。
- ^ 例として「さまぁ~ずライブ 7」収録コント・「スナック」や、「さまぁ~ずライブ 8」収録コント・「復活」などが挙げられる。
出典
[編集]- ^ a b c バナナマン単独ライブ「激ミルク」収録コント・「赤えんぴつ」~「幸福の赤いえんぴつ」より
- ^ a b c d “DVD「bananaman live Love is Gold」特集 バナナマンインタビュー (2/3)”. お笑いナタリー. (2014年12月19日) 2018年6月11日閲覧。
- ^ a b “バナナマン (2/4) - お笑いナタリー 特集・インタビュー”. お笑いナタリー. (2010年1月12日) 2018年6月10日閲覧。
- ^ a b “インタヴュー(3)「自分たちがやりたいと思って動けるのはライブ(漫才)だけなので。お話があれば、俳優、歌手、声優など挑戦していきたいと思います。」”. TOWER RECORDS ONLINE. (2010年7月21日) 2018年6月7日閲覧。
- ^ a b “バナナマンDVD「腹黒の生意気」インタビュー (3/3)”. お笑いナタリー. (2017年1月27日) 2018年6月17日閲覧。
- ^ “バナナマン (3/4) - お笑いナタリー 特集・インタビュー”. お笑いナタリー. (2010年1月12日) 2018年6月23日閲覧。
- ^ “バナナマン、“赤えんぴつ”ライブ全部入りのDVD-BOXを発売”. お笑いナタリー. (2009年11月19日) 2018年6月17日閲覧。
- ^ “赤えんぴつ、サブスク解禁”. お笑いナタリー. (2023年12月23日) 2024年4月22日閲覧。
- ^ ポニーキャニオン - バナナマン ファーストビデオ『処女』 『サルマンとバカジュリエット』
- ^ 設楽統、(インタビュアー:村山陽)「【電脳サブカルマガジンOG】HELLO! OG「噴・火消号」火事場芸人実況見物的インタビュー バナナマン 設楽統のボクの家、丸焦げになっちゃいました!Mr.無欲。芸人・設楽統の 真実が明らかに…。」『月刊マガジン』、滋賀県、2010年。オリジナルの2010年11月30日時点におけるアーカイブ 。2011年8月4日閲覧。
- ^ “バナナマン日村、“かみセブン”で運気アップ”. ORICON NEWS. (2012年1月29日) 2018年6月7日閲覧。
- ^ “WOWOW「星野源スペシャル」星野源インタビュー (2/3)”. 音楽ナタリー. (2014年2月28日) 2018年6月7日閲覧。