谷口源十郎
表示
谷口 源十郎(たにぐち げんじゅうろう[1]、1883年(明治16年)5月7日[2][3] - 1979年(昭和54年)11月21日[4])は、日本の実業家、政治家、鳥取県多額納税者[5][6][7][8]。衆議院議員(当選2回)[1]。鳥取銀行取締・相談役[9]。
経歴
[編集]鳥取県岩美郡大路村(のち岩美郡米里村東大路[10]、現・鳥取市東大路)の豪農[4]の家に生まれた。谷口竫晃の長男[5][11][12]。1902年、鳥取県立鳥取中学校(現・鳥取県立鳥取西高等学校)卒業[1]。農業を営む[3][5][6][7]。
鳥取税務署管内所得調査委員、広島税務署監督局管内所得審査委員、鳥取県議、米里村議、岩美郡農会長、鳥取県農会議員となる[13]。因伯産業社長、大正鳥取銀行取締役、鳥取新報社監査役、鳥取県米穀会副会長、鳥取銀行頭取、鳥取大丸取締役となる[13]。
1924年の第15回衆議院議員総選挙において鳥取2区から憲政会公認で立候補して初当選した[14]。1928年の第16回衆議院議員総選挙では鳥取県全県区から立憲民政党公認で立候補して再選した[15]。1930年の第17回衆議院議員総選挙には出馬しなかった。1979年11月21日、96歳で大往生を遂げた[4]。
人物
[編集]宗教は真宗[3]。趣味は謡曲[8]、囲碁[10]。住所は鳥取県岩美郡米里村東大路[3][10](現・鳥取市東大路)、鳥取市末広温泉町[9]。
栄典
[編集]家族・親族
[編集]- 谷口家
- 祖父・源十郎[11]
- 父・竫晃[11][12][注 1](1862年 - ?、農業、鳥取県多額納税者、鳥取倉庫社長、大正鳥取銀行取締役[11])
- 母・しゑ(1866年 - ?、鳥取、熊谷新一郎の長女)[5][8][12]
- 弟・圭三(1889年 - ?、醤油醸造業)[3]
- 妻・小光(1888年 - ?、岡山、豊福俊雄の四女[10]、豊福泰造の妹[12])
- 長男・宇多太郎(1908年 - ?)[10][11]
- 三男[10]
- 親戚
- 妻の兄・豊福泰造(衆議院議員)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c 『議会制度七十年史 第11』307頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ 衆議院『第四十九回帝国議会衆議院議員名簿』〈衆議院公報附録〉、1924年、24頁。
- ^ a b c d e f 『大衆人事録 第14版 近畿・中国・四国・九州篇』鳥取6頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年10月1日閲覧。
- ^ a b c 『鳥取県人物伝 20世紀を支えたふるさと先人群』138 - 139頁。
- ^ a b c d 『人事興信録 第8版』タ233頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b 『日本紳士録 第35版附録』附録 全国多額納税者 鳥取県55頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b 『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』附録 全国多額納税者 鳥取県58頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第12版 下』タ267頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b c d 『現代人物事典 出身県別 西日本版』鳥取1065頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年8月24日閲覧。
- ^ a b c d e f 『因幡人事興信録』432 - 433頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b c d e 『人事興信録 第5版』た66頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年9月1日閲覧。
- ^ a b c d 『人事興信録 第7版』た74頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2022年8月31日閲覧。
- ^ a b 『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』398頁。
- ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』75頁。
- ^ 『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』85頁。
参考文献
[編集]- 人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
- 荒木義雄編『因幡人事興信録』因幡人事興信録編纂所、1923年。
- 人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
- 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
- 交詢社編『日本紳士録 第35版附録』交詢社、1931年。
- 交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
- 人事興信所編『人事興信録 第12版 下』人事興信所、1940年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第14版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社、1943年。
- 衆議院、議院編『議会制度七十年史 第11』大蔵省印刷局、1962年。
- 日本国政調査会編『衆議院名鑑 第1回・1890年~第34回・1976年総選挙』国政出版室、1977年。
- 『現代人物事典 出身県別 西日本版』サン・データ・システム、1980年。
- 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
- 『鳥取県人物伝 20世紀を支えたふるさと先人群』鳥取銀行、1998年。