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谷口尚

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

谷口 尚(たにぐち たかし、1959年 - ) は、日本材料工学者。物質・材料研究機構理事・フェロー・ナノアーキテクトニクス材料研究センター長。元日本高圧力学会会長。東京都出身[1]

人物・経歴

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1982年東京農工大学工学部工業化学科卒業[2][3]。1984年東京工業大学(のちの東京科学大学大学院総合理工学研究科材料科学専攻博士前期課程修了、修士[4]。1987年同博士後期課程修了、工学博士[2]

1987年東京工業大学工業材料研究所研究生。同年東京工業大学工学部無機材料工学科助手[3][5]

1989年科学技術庁無機材質研究所超高圧ステーション主任研究官[6]。1994年ロンドン大学地球惑星科学科滞在研究員。2001年物質・材料研究機構物質研究所超高圧力ステーション主任研究員。2006年同ナノ物質ラボ超高圧グループグループリーダー[6][3][5]

2015年日本高圧力学会会長[5]。2019年国際高圧力科学技術連合(AIRAPT)副会長[5]。2020年物質・材料研究機構フェロー。2021年物質・材料研究機構国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)拠点長。2022年物質・材料研究機構理事長特別補佐。2023年物質・材料研究機構理事[6][7]、物質・材料研究機構ナノアーキテクトニクス材料研究センターセンター長、物質・材料研究機構国際・広報部門 NIMS-インド工科大学ハイデラバード校連携研究センター責任者、物質・材料研究機構ナノアーキテクトニクス材料研究センターナノ材料分野超高圧構造制御グループ[8]東北大学大学院理学研究科連携大学院教授[9]東京大学生産技術研究所基礎系部門客員教授なども務めた[10]

結晶作りの専門家。渡邊賢司等と共著者となった論文を多数発表し、ネイチャーに「最も多作の研究者」として紹介された[11][12]

受賞

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脚注

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  1. ^ <ブレークスルー 2023>世界注目、高純度結晶を生成 物質・材料研究機構 フェロー・谷口尚さん 東京新聞2023年5月21日
  2. ^ a b c 学術賞高純度窒化ホウ素単結晶の創製と光・電子材料への応用研究セラミックス 54(2019)No. 4
  3. ^ a b c 谷口尚「犬も歩けば棒に当たる : 単結晶合成研究から国際連携研究へ」『応用物理』第90巻第5号、応用物理学会、2021年、314-317頁、doi:10.11470/oubutsu.90.5_314 
  4. ^ シリーズ 「発掘!東工大の研究と社会貢献」 第 6 回 ダイヤモンドと東工大 ダイヤモンドに新しい輝きを添えた研究者たち東京工業大学博物館
  5. ^ a b c d e f g h i アバター 谷口 尚 タニグチ タカシ (Takashi Taniguchi)researchmap
  6. ^ a b c プロフィール物質・材料研究機構
  7. ^ 2018.04.10 谷口尚氏が物質・材料研究機構のフェローに就任東京工業大学
  8. ^ 谷口 尚 (TANIGUCHI, Takashi) 0000-0002-1467-3105 谷口 尚 (TANIGUCHI, Takashi) 0000-0002-1467-3105 理事 フェロー ナノアーキテクトニクス材料研究センター センター長 国際・広報部門 NIMS-インド工科大学ハイデラバード校連携研究センター 責任者 ナノアーキテクトニクス材料研究センター ナノ材料分野 超高圧構造制御グループ
  9. ^ 谷口 尚 タニグチ タカシ (Takashi Taniguchi)
  10. ^ 客員教授 谷口 尚東京大学
  11. ^ ノーベル賞受賞者も絶賛 日本生まれの小さな結晶が集める大きな注目朝日新聞デジタル2021年10月5日
  12. ^ Nature ダイジェスト Vol. 16 No. 11
  13. ^ James C. McGroddy Prize for New Materials
  14. ^ 第55回概要
  15. ^ 茨城県「令和5年度茨城県表彰 特別功労賞表彰」を谷口尚フェロー、渡邊賢司 特命研究員の2名が受賞物質材料研究機構
先代
高橋博樹
日本高圧力学会会長
2015年 - 2017年
次代
入舩徹男