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角田九郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

角田 九郎(つのだ くろう、前名・彦太郎[1]1868年4月24日明治元年4月2日[2] - 没年不明)は、日本商人鳥取県多額納税[1][3]素封家[4]醸造家政治家

経歴

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鳥取県人・角田九郎の長男[1][4]。家業は酒造[5]1904年家督を相続する[1]1905年、前名・彦太郎を改める[6]御来屋町会議員をつとめる[4]

健康にすぐれなかったので、適度の運動の必要を悟り、余暇を以って園芸に精進し、特にの栽培に数十年従事する[4]

人物

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豪商で、鳥取県多額納税者である[1]貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[2]

『商工資産信用録 第26回』によると、角田九郎(調査年月・1925年1月)は「正身身代・N、信用程度・B、職業・酒造」である[7]。住所は鳥取県西伯郡御来屋町[2](のち名和町、現大山町)。

家族・親族

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角田家
  • 父・九郎[1][5] - 1904年、退隠する[6]
  • 妹・あさ1883年 - ?、鳥取、田村源太郎の妻)[1]
  • 妻・さい1876年 - ?、鳥取、後藤市右衛門の叔母[1]
  • 養子・克己[1]1896年 - ?、酒造業[8]
    • 同妻(1903年 - ?、鳥取、諸遊松五郎の二女)[1][9]
    • 同長男・平一郎[1](角田酒造代表)
    • 同二男[1]
  • [1]
親戚

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『人事興信録 第8版』ツ43頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
  2. ^ a b c 『貴族院多額納税者名鑑』432頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
  3. ^ 『日本紳士録 第31版』付録 全国多額納税者 鳥取県56頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
  4. ^ a b c d 『鳥取県人名鑑 昭和5年版』368頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
  5. ^ a b 『島根鳥取名士列伝 中』137 - 141頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
  6. ^ a b 『官報 1911年01月12日』官報 第8265号付録 5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
  7. ^ 『商工資産信用録 第26回』鳥取県つ之部6頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
  8. ^ 『商工資産信用録 第38回』鳥取県ツ之部17頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月27日閲覧。
  9. ^ a b 『職業別信用調査録』730頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月27日閲覧。

参考文献

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  • 深田豊市編『島根鳥取名士列伝 中』博進館、1903 - 1906年。
  • 大蔵省印刷局編『官報 1911年01月12日』日本マイクロ写真、1911年。
  • 『商工資産信用録 第26回』商業興信所、1921 - 1926年。
  • 日本秘密探偵社編『職業別信用調査録』日本秘密探偵社、1925年。
  • 織田正誠編『貴族院多額納税者名鑑』太洋堂出版部、1926年。
  • 交詢社編『日本紳士録 第31版』交詢社、1927年。
  • 人事興信所編『人事興信録 第8版』人事興信所、1928年。
  • 鳥取新報社編『鳥取県人名鑑 昭和5年版』鳥取新報社、1930年。
  • 商業興信所編『商工資産信用録 第38回』商業興信所、1937年。