角田九郎
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角田 九郎(つのだ くろう、前名・彦太郎[1]、1868年4月24日(明治元年4月2日)[2] - 没年不明)は、日本の商人、鳥取県多額納税者[1][3]、素封家[4]、醸造家、政治家。
経歴
[編集]鳥取県人・角田九郎の長男[1][4]。家業は酒造業[5]。1904年、家督を相続する[1]。1905年、前名・彦太郎を改める[6]。御来屋町会議員をつとめる[4]。
健康にすぐれなかったので、適度の運動の必要を悟り、余暇を以って園芸に精進し、特に菊の栽培に数十年従事する[4]。
人物
[編集]豪商で、鳥取県多額納税者である[1]。貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有する[2]。
『商工資産信用録 第26回』によると、角田九郎(調査年月・1925年1月)は「正身身代・N、信用程度・B、職業・酒造」である[7]。住所は鳥取県西伯郡御来屋町[2](のち名和町、現大山町)。
家族・親族
[編集]- 角田家
- 父・九郎[1][5] - 1904年、退隠する[6]。
- 妹・あさ(1883年 - ?、鳥取、田村源太郎の妻)[1]
- 妻・さい(1876年 - ?、鳥取、後藤市右衛門の叔母)[1]
- 養子・克己[1](1896年 - ?、酒造業[8])
- 孫[1]
- 親戚
- 後藤市右衛門[1](鳥取県多額納税者、質商)
- 田村源太郎[1](鳥取県多額納税者、酒造家、肥料商)
- 名島嘉吉郎[1](鳥取県多額納税者、名和川屋、醤油醸造、砂糖綛糸卸売業)
- 諸遊松五郎(山陰実業銀行取締役)[9]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 『人事興信録 第8版』ツ43頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
- ^ a b c 『貴族院多額納税者名鑑』432頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
- ^ 『日本紳士録 第31版』付録 全国多額納税者 鳥取県56頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
- ^ a b c d 『鳥取県人名鑑 昭和5年版』368頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
- ^ a b 『島根鳥取名士列伝 中』137 - 141頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2020年10月4日閲覧。
- ^ a b 『官報 1911年01月12日』官報 第8265号付録 5頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
- ^ 『商工資産信用録 第26回』鳥取県つ之部6頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2023年11月4日閲覧。
- ^ 『商工資産信用録 第38回』鳥取県ツ之部17頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月27日閲覧。
- ^ a b 『職業別信用調査録』730頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2024年10月27日閲覧。