コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

西村佳苗子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
にしむら かなこ

西村 佳苗子
国籍 日本の旗 日本
職業 美容師
ヘアメイクアップアーティスト
公式サイト オフィシャルサイト
テンプレートを表示

西村 佳苗子(にしむら かなこ、Kanako Nishimura)は、日本美容師ヘアメイクアップアーティスト。WEST FURIE Hair & Make代表。

日本だけでなく海外も含め、数多くの映画やドラマ、CMの撮影現場でヘアメイクを担当。

HBO Max制作のドラマシリーズ「TOKYO VICE」ではヘアメイク統括を勤め、監督のマイケル・マンや主演のアンセル・エルゴートからの信頼を得る。

人物・来歴

[編集]

京都撮影所にて数々の時代劇・明治 〜昭和の時代物の作品に携わり、東京へ活動の場を広げる。

1995年、岡本喜八監督「EAST MEETS WEST 」でアメリカロケに同行。 1996年、東陽一監督「絵の中の僕の村」(ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞作品)にヘアメイクとして参加。これらの活動により、同年ヘアメイクとして初の文化庁芸術家在外研修員として渡米。滞在中にカリファルニア州コスメトロジーの免許を修得し、米国でのインディーズ映画、CM、PVなどに携わる。帰国後、東京に拠点を移し 映画では 渡辺謙主演「沈まぬ太陽」日本アカデミー賞最優秀賞受賞作、「はやぶさー遙かなる帰還」や黒沢清監督「クイーピー偽りの隣人」、本木克英監督「空飛ぶタイヤ」、白石和彌監督「孤狼の血level2」他、多数の作品でヘアメイクとして活躍。 近年ではヘアメイクHODを務めたハリウッド作品マイケル・マン監督「TOKYO VICE」が2022年公開予定されている。

ロサンゼルスのJAPAN HOUSE(外務省が日本文化などの対外発信の強化のため、世界3都市に設置した対外発信拠点)が行ったマイケル・マンのインタビュー内で、マイケルに”カナコ・ニシムラは、私が働いた中でも素晴らしいヘアメイクアップアーティストの一人だ"と絶賛された。

担当(ヘアメイク)

[編集]

映画

[編集]
  • 陽炎(1991年)
  • 女殺し油の地獄(1992年)
  • 豪姫(1992年)
  • 子連れ狼 ーその小さき手にー(1993年)
  • お引越し(1993年)
  • RANPO(1994年)
  • EAST MEET WEST(1995年)
  • 絵の中の僕の村(1996年)
  • 漂流街(2000年)
  • バルトの楽園(2006年)
  • 大奥(2006年)
  • 犬と私の10の約束(2008年)
  • K-20 怪人二十面相・伝(2008年)
  • プライド(2009年)
  • DROP(2009年)
  • 沈まぬ太陽(2009年、若松節朗監督)
  • 君が踊る、夏(2010年)
  • はやぶさ ー遥かなる帰還ー(2011年)
  • おかえり、はやぶさ(2011年)
  • ホタルノヒカリ(2012年)
  • 好きっていいなよ(2014年)
  • サンブンノイチ(2014年)
  • パトレーバー ネクストジェネレーション(2015年)
  • 王妃の館(2015年)
  • クリーピー(2016年)
  • 破門 ふたりのヤクビョウガミ(2017年)
  • 相棒 劇場版Ⅳ(2017年)
  • 空飛ぶタイヤ(2018年)
  • ラスト・ホールド(2018年、真壁幸紀監督)
  • 孤狼の血 LEVEL2(2021年、 白石和彌監督)
  • 大コメ騒動(2021年、本木克英監督)
  • シャイロックの子供たち(2023年、本木克英監督)

ドラマ

[編集]

CM

[編集]

IBM、クラレ、サンスター、ルートインホテル、アサヒシューズ ほか

アーティスト

[編集]

講師

[編集]
  • 東京モード学園(2004年、特別講師)
  • 名古屋学芸大学(2004年、特別講義)

脚注

[編集]

Transportive Hollywood Power: Conversations with Film Director Michael Mann on the Appeal of Filming in Japan”. JAPAN HOUSE LOS ANGELES. 2022年11月17日閲覧。

“日本髪 現代風アレンジ「おしょりん」ヘアメイク担当・西村さん”. 中日新聞. (2022年9月8日). https://www.chunichi.co.jp/article/539685 

“アンセル・エルゴートが日本語で語る!『TOKYO VICE』 ハリウッド俳優が見た日本文化とジャーナリズム”. 映画評論・情報サイト BANGER!!. (2022年4月23日). https://www.banger.jp/drama/76799/ 

「王妃の館」水谷豊の新・右京ビジュアルに浅田次郎も「なるほどな」”. 映画.com (2015年2月18日). 2022年11月17日閲覧。

外部リンク

[編集]