コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

西本町 (池田市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 大阪府 > 池田市 > 西本町 (池田市)
西本町
西本町の位置(大阪府内)
西本町
西本町
西本町の位置
北緯34度49分35.1秒 東経135度25分23.9秒 / 北緯34.826417度 東経135.423306度 / 34.826417; 135.423306
日本の旗 日本
都道府県 大阪府
市町村 池田市
面積
 • 合計 0.049 km2
人口
(2017年)
 • 合計 389人
 • 密度 7,900人/km2
郵便番号
563-0059

西本町(にしほんまち)は、大阪府池田市にある地名である[1][2][3]。丁番をもたない単独町名である[4][3]。郵便番号は 563-0059 である[5]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 389 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。面積は、2018年3月末時点で 0.049 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[3]

地理

[編集]

池田市の西端部に位置する[4][6][7]。北は、新町と接しており、東は、栄本町と接している[4]。南は、槻木町と接しており、西は、兵庫県川西市と接している[4][8]

当地域の西端を猪名川が南流しており、呉服橋が架橋されている[4][8]。西本町交差点では、国道176号国道173号が交差している[4][8]。同交差点から東へは、本町通り線が伸びている[9]。当地域は、池田市立池田小学校、および池田市立池田中学校の校区に含まれる[10]。施設には、うどん店、吾妻[11]などがある。

歴史

[編集]

1697年(元禄10年)の『池田村絵図』には、現在の栄本町の辺りの地域に「西本町」の地名が見られ、現在、西本町のある地域は、「西ノ口町」という地名で呼ばれていた[12]。西ノ口町には、紺屋、木綿屋、畳屋、樽屋、荒物屋など、様々な種類の商業施設が存在した[12]。1771年(明和8年)、画家の葛野宜春斎が誕生する[13]。1944年(昭和19年)4月、町域の変更が行われ、西ノ口町の大部分および本町、室町の各一部が、西本町となる[12][14][15]

1951年(昭和29年)、西本町、栄町および槻木町の商店によって、昭和通商店会が結成される[16]。1970年(昭和45年)3月1日、西本町の一部が新町に編入され、新町通一丁目の一部を編入し、新たに西本町が制定される[1][17]。1978年(昭和53年)10月31日、寿命寺の『池田名所図絵』が市指定文化財に指定される[18]。1989年(平成元年)、芝居小屋「呉服座」の跡地に、黒御影石で造られた記念碑が建てられる[19]。1995年(平成7年)に発生した阪神・淡路大震災により、寿命寺の本堂が全壊する[20]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 933.
  2. ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 69.
  3. ^ a b c d 池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
  5. ^ 郵便番号・住所”. 日本郵便. 2020年1月26日閲覧。
  6. ^ 池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年1月26日閲覧。
  7. ^ 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1424.
  8. ^ a b c 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1425.
  9. ^ まちなみ保存整備事業補助制度について”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
    保存区域”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
  10. ^ 市立学校通学区域表”. 池田市. 2020年1月19日閲覧。
    通学区域図”. 池田市. 2020年1月19日閲覧。
  11. ^ 全国のおすすめのうどんスポット”. 昭文社. 2020年2月2日閲覧。
  12. ^ a b c 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 70.
  13. ^ 広報いけだ”. 池田市 (2019年9月). 2020年9月6日閲覧。
  14. ^ 『昭和初期の池田 町並みを復元して』 1995, p. 10.
  15. ^ 『新修 池田市史 近代編』 2009, pp. 687, 688.
  16. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 81.
  17. ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 564.
  18. ^ 池田市の歴史文化”. 池田市. 2020年2月2日閲覧。
  19. ^ 池田市広報”. 池田市 (1989年6月1日). 2019年12月8日閲覧。
  20. ^ 寿命寺”. 池田市仏教会. 2020年1月26日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4 
  • 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。 
  • 池田の町並み復元グループ(編集)『昭和初期の池田 町並みを復元して』池田の町並み復元グループ、1995年11月10日。 
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第3巻 近代編』池田市、2009年3月31日。 
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。