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藤瀬新一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
藤瀬 新一郎
人物情報
生誕 (1899-07-26) 1899年7月26日
英領マラヤ シンガポール
死没 1964年3月10日(1964-03-10)(64歳没)
日本の旗 日本 東京都
出身校 東北帝国大学
学問
研究分野 化学
研究機関 理化学研究所東北大学
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藤瀬 新一郎(ふじせ しんいちろう、1899年7月26日 - 1964年3月20日) は、日本化学者東北大学名誉教授。元日本学術会議会員紫綬褒章受章。正三位勲二等旭日重光章

経歴

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出生から修学期

1899年、イギリス領マラヤシンガポール植民地で生まれた。東北帝国大学理学部化学科で学び、1923年に卒業。1929年に学位論文『デカヒドロキノリン類の研究』を東北帝国大学に提出して理学博士号を取得[1]

化学研究者として

大学院修了後は、理化学研究所に勤務。1932年、母校の東北帝国大学助教授を命じられた。1933年、東北帝国大学教授に昇格。

戦後、東北大学理学部長を務めた。また、東北大学抗酸菌研究所教授も務めた。1963年に東北大学を退官し、名誉教授となった。その後は、日本科学技術情報センター理事に就いた[2][3]。学界では日本学術会議会員であった[3]

1964年、杏雲堂病院で死去。

受賞・栄典

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研究内容・業績

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門下に久保田尚志などがいる[5]

著作

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著書
  • 『生物物理化學』(輓近高等物理化学講座) 共立社
  • 有機化合物の分析』(輓近高等物理化学講座) 共立社
  • 『無機定性分析,無機定量分析,有機化合物の分析』(輓近高等物理化学講座) 共立社
  • 『複素環式化合物』共著、朝倉書店 1958-1960
記念論文集
  • 『藤瀬新一郎先生御退官記念集』瀬新一郎先生御退官記念会 1964

家族・親族

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脚注

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  1. ^ CiNii(学位論文)
  2. ^ a b c 三輪大作「藤瀬新一郎理事の逝去を悼む」『情報管理』第7巻第5号、科学技術振興機構、1964年、3-3頁、doi:10.1241/johokanri.7.5_3 
  3. ^ a b c 藤瀬 新一郎(読み)フジセ シンイチロウ20世紀日本人名事典
  4. ^ A-9.受賞・表東北大学 本部事務機構
  5. ^ 『事典 日本の科学者 科学技術を築いた5000人』(日外アソシエーツ、2014年6月)288頁
  6. ^ 林博太郎『人事興信録. 第14版 下』 (人事興信所, 1943)