コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

藪原駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
薮原駅から転送)
藪原駅
駅舎(2015年10月)
やぶはら
Yabuhara
奈良井 (6.6 km)
(5.7 km) 宮ノ越
地図
所在地 長野県木曽郡木祖村大字薮原[1]
北緯35度55分48.54秒 東経137度47分3.72秒 / 北緯35.9301500度 東経137.7843667度 / 35.9301500; 137.7843667座標: 北緯35度55分48.54秒 東経137度47分3.72秒 / 北緯35.9301500度 東経137.7843667度 / 35.9301500; 137.7843667
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 中央本線
キロ程 249.8km(東京起点)
名古屋から147.1 km
電報略号 ヤラ[1]
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
114人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1910年明治43年)10月5日[1]
備考 簡易委託駅[1]
マルス端末設置
標高:924.2m[1]
テンプレートを表示

藪原駅(やぶはらえき)は、長野県木曽郡木祖村大字薮原にある、東海旅客鉄道(JR東海)中央本線である[1]

歴史

[編集]

駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを持つ[1]、交換可能な地上駅。1・3番線を本線とし、真ん中の2番線が副本線となっている。2021年3月改正ダイヤでは、待避有無に関係なく2番線に入線する列車も設定されている。木曽福島駅管理の簡易委託駅である[1]留置線跨線橋を有する。駅舎は開業当時からの木造[6]

のりば

[編集]
番線 路線 方向 行先 備考
1 CF 中央本線 上り 中津川名古屋方面[7]  
2 一部の列車[注釈 1]
下り 塩尻長野方面[7] 一部の列車[注釈 2]
3  

利用状況

[編集]

「長野県統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。

  • 2007年度 - 179人
  • 2010年度 - 162人[8]
  • 2011年度 - 157人[9]
  • 2012年度 - 161人[10]
  • 2013年度 - 156人[11]
  • 2014年度 - 145人[12]
  • 2015年度 - 135人[13]
  • 2016年度 - 131人[14]
  • 2017年度 - 123人[15]
  • 2018年度 - 114人[16]

駅周辺

[編集]

中山道藪原宿を元としたエリアで当駅は市街地及び旧宿場町の南端に位置する。

かつて駅西北に藪原営林署貯木場があり味噌川ぞいに藪原森林鉄道が敷設されていた。昭和40年度にトラック輸送に変わったが貯木場ものちに廃止された[17]

当駅にはかつて松本電鉄バス(松本電気鉄道が現在のアルピコ交通に再編される前の時期)やおんたけ交通の路線バスが乗り入れていたが、松本電鉄は1984年までに撤退し、おんたけ交通の路線は2006年4月に木祖村地域振興バスの路線へ移管された。また、1960年代では名古屋駅や大阪駅と長野駅を結ぶ急行列車「ちくま」など一部の優等列車が当駅に季節停車し、境峠経由で当駅(一部は木曽福島駅始発)から上高地バスターミナルに向かう路線バス(松本電気鉄道との接続が取られていた[18]。東海・関西方面から上高地へ向かう場合、松本経由よりも薮原乗り換えの方が所要時間は短かったが、その後に廃止され、公共交通機関を利用した長野県側からの上高地アクセスは松本駅経由に集約されている。

隣の駅

[編集]
東海旅客鉄道(JR東海)
CF 中央本線
奈良井駅 - 藪原駅 - 宮ノ越駅

なお、中央本線(中央西線)の特急「しなの」の定期停車はないが、JR東海が企画するウォーキングイベント「さわやかウォーキング」開催時などには「しなの」が臨時停車する場合がある。また、過去には名古屋から直通する臨時快速列車の運行も行われた。

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 2021年3月改正ダイヤでは、14:27発木曽福島行き普通と15:25発中津川行き普通が使用する。
  2. ^ 2021年3月改正ダイヤでは、21:25発塩尻行き普通の1本のみである。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k 信濃毎日新聞社出版部『長野県鉄道全駅 増補改訂版』信濃毎日新聞社、2011年7月24日、167頁。ISBN 9784784071647 
  2. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、185頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b c 『歴史でめぐる鉄道全路線』 23頁
  4. ^ “「通報」中央本線洗馬駅ほか14駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 2. (1985年3月18日) 
  5. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 27頁
  6. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 17頁
  7. ^ a b 各駅の時刻表|JR東海” (PDF). 東海旅客鉄道 (2017年3月). 2017年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月15日閲覧。
  8. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 48号 岐阜駅・高山駅・奈良井駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月21日、20頁。 
  9. ^ 平成23年長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 196 (2014年1月). 2017年10月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  10. ^ 平成24年長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2015年2月). 2017年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  11. ^ 平成25年長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2016年1月). 2017年1月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  12. ^ 平成26年(2014年)長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2017年1月). 2017年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月7日閲覧。
  13. ^ 平成27年(2015年)長野県統計書” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. p. 194 (2018年1月). 2018年3月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月11日閲覧。
  14. ^ 平成28年(2016年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2019年3月15日閲覧。
  15. ^ 平成29年(2017年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2020年3月13日閲覧。
  16. ^ 平成30年(2018年)長野県統計書 - 13.運輸” (PDF). 長野県企画振興部情報政策課統計室. 2021年3月9日閲覧。
  17. ^ 西裕之『木曽谷の森林鉄道』ネコ・パブリッシング、2006年、289-292頁
  18. ^ 『時刻表 完全復刻版 1964年9月号』JTBパブリッシング、2020年1月10日。ISBN 978-4533138126 

参考文献

[編集]
  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 5号 中央本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年8月9日。 

関連項目

[編集]