境峠 (長野県)
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境峠 | |
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峠の道路標識、長野県道26号奈川木祖線、木曽郡木祖村にて | |
所在地 | 長野県松本市・木曽郡木祖村 |
座標 | 北緯36度1分30.85秒 東経137度43分11.43秒 / 北緯36.0252361度 東経137.7198417度座標: 北緯36度1分30.85秒 東経137度43分11.43秒 / 北緯36.0252361度 東経137.7198417度 |
標高 | 1,480 m |
通過路 | 長野県道26号奈川木祖線 |
プロジェクト 地形 |
境峠(さかいとうげ)は、長野県松本市奈川と木曽郡木祖村藪原を結ぶ峠。標高は1,480 m[1]。現在は長野県道26号奈川木祖線が通っている。
概要
[編集]古代から中世にかけて、鳥居峠同様、美濃国と信濃国の国境にあり[1][2]、北が信濃川水系、南が木曽川水系となる。宝暦7年(1757年)の『吉蘇志略』では「木曾坂」となっている[2]。北麓の奈川寄合渡と南麓の藪原芝原には「尾州岡船」と呼ばれる中馬の中継問屋があり、峠にあった板橋を岡船が櫛木をつけて渡る様子が葛飾北斎の『今様櫛きん雛形』に描かれている[2]。中山道藪原宿から野麦峠を超えて飛騨国に向かう近道であり、『あゝ野麦峠』に描かれる工女もこの道を利用した[2]。
木曽町日義神谷を経て伊那市にかけて境峠-神谷断層帯が北西から南東方向に通っている[3]。