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蒼ざめたハイウェイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『蒼ざめたハイウェイ』
チープ・トリックスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックパワー・ポップ
時間
レーベル エピック・レコード
プロデュース トム・ワーマン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 30位(日本[1]
  • 73位(アメリカ[2]
  • チープ・トリック アルバム 年表
    チープ・トリック
    (1977年)
    蒼ざめたハイウェイ
    (1977年)
    天国の罠
    (1978年)
    テンプレートを表示

    蒼ざめたハイウェイ』(あおざめたハイウェイ、原題:In Color)は、チープ・トリック1977年に発表したセカンド・アルバム。『ローリング・ストーン』誌が選出した「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」に於いて、443位にランクイン[3]


    解説

    [編集]

    テッド・ニュージェント等との仕事で知られるトム・ワーマンがプロデュースを担当。アルバム・ジャケットは、表はオートバイに乗っているロビン・ザンダーとトム・ピーターソンのカラー写真で、裏は自転車に乗っているリック・ニールセンとバン・E・カルロスの白黒写真。邦題は、五木寛之の小説『蒼ざめた馬を見よ』が由来[4]

    バンドは本作で自身初のBillboard 200入りを果たしたが、最高73位止まりで[2]、シングル「甘い罠」は本国ではチャート・インしなかった。しかし、日本ではアルバム/シングル共に評判となり、バンドは本作で初めてオリコンLPチャート入りを果たした[1]。後に、ライヴ・アルバム『チープ・トリックat武道館』から「甘い罠」のライヴ・ヴァージョンがシングル・カットされると、全米7位のヒットとなった。

    バンド側は、本作の軽い音作りが不満だったため、1998年7月、スティーヴ・アルビニのプロデュースで本作の再レコーディングを行う[5]。その時の録音は、2009年6月現在、まだ公式にCD化されていない。

    収録曲

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    特記なき楽曲はリック・ニールセン作。

    1. ハロー・ゼア - "Hello There" - 1:40
    2. ビッグ・アイズ - "Big Eyes" - 3:09
    3. ダウンド - "Downed" - 4:10
    4. 甘い罠 - "I Want You to Want Me" - 3:11
    5. ユーアー・オール・トーク - "You're All Talk" (Rick Nielsen, Tom Petersson) - 3:34
    6. オー・キャロライン - "Oh Caroline" - 2:59
    7. 今夜は帰さない - "Clock Strikes Ten" - 3:00
    8. サザン・ガールズ - "Southern Girls" (R. Nielsen, T. Petersson) - 3:43
    9. カモン・カモン - "Come On, Come On" - 2:39
    10. ソー・グッド・トゥ・シー・ユー - "So Good to See You" - 3:37
      下記5曲は1998年リマスター盤ボーナス・トラック。
    11. オー・ボーイ (インストゥルメンタル・ヴァージョン) - "Oh Boy" (Instrumental Version) - 3:10
      シングル「甘い罠」のB面曲。
    12. サザン・ガールズ (未発表デモ・ヴァージョン) - "Southern Girls" (Demo) (R. Nielsen, T. Petersson) - 3:03
    13. カモン・カモン (未発表デモ・ヴァージョン) - "Come On, Come On" (Demo) - 2:04
    14. ユーアー・オール・トーク (未発表ライヴ・ヴァージョン) - "You're All Talk" (Live) (R. Nielsen, T. Petersson) - 3:41
    15. グッドナイト (未発表ライヴ・ヴァージョン) - "Goodnight" (Live) - 2:19

    参加ミュージシャン

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    脚注

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    1. ^ a b 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.200
    2. ^ a b Cheap Trick - Awards”. AllMusic. 2016年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月26日閲覧。
    3. ^ Cheap Trick, 'In Color' - 500 Greatest Albums of All Time”. Rolling Stone. 2017年8月26日閲覧。
    4. ^ 「『at武道館』をつくった男 ディレクター野中と洋楽ロック黄金時代」(和久井光司・著、アルテスパブリッシング、2008年、ISBN 978-4-903951-09-6)p.149
    5. ^ 日本盤CD(ESCA 7727)ライナーノーツ(増田勇一、1998年10月)