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落葉樹 (映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
落葉樹
Tree Without Leaves
監督 新藤兼人
脚本 新藤兼人
製作 今井正作
ナレーター 小林桂樹
出演者 乙羽信子
小林桂樹
財津一郎
音楽 林光
撮影 三宅義行
編集 近藤光雄
製作会社 丸井工文社
配給 日本の旗 近代映画協会
公開 日本の旗 1986年11月15日
上映時間 105分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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落葉樹』(らくようじゅ)は、1986年公開の日本映画。すべて実体験であるという新藤自身の、子供の頃の生い立ちを映画化したもの[1]。ひそかにシナリオを書き上げ、しまっておいたが、出資者が現れたことで映画を実現した。

スタッフ

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キャスト

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ほか

あらすじ

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冬の蓼科高原で、初老の作家(小林桂樹)は8歳のころの昔の自分を思い出していた。父(財津一郎)、母(乙羽信子)、兄、2人の姉と過ごした裕福だった子供の頃のことを。家族と過ごした楽しい正月。そして母と街へ出かけた夏。海水浴。だが父は他人の借金の保証人となり、会社をたたむことになった。その借金はやがて一家離散の原因となる。その返済のために家族は父に土地を手放すことを勧めるが、先祖に申し訳ないからと土地をなかなか手放そうとはしなかった。それに我慢ができず、兄は家を出て行ってしまう。しぶしぶ土地を売り、その場をしのぐものの、すでに焼け石に水で借金は増え続ける。上の姉は少しでも家計を助けるため、アメリカ移民と結婚することになり、家族に見送られてゆく。母(乙羽信子)は家が残っている間に兄を結婚させようと、屋敷で盛大な婚礼を執り行った。そしてついに家を手放す日が来る。

脚注

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  1. ^ 新藤兼人 私の十本(共同通信社、2011.7)

外部リンク

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