コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

菱野区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

菱野区(ひしのく)は長野県小諸市の68ある自治会)の一つ。小諸市大字菱平地籍に位置し、旧大里村の中の5区(菱野区、後平区、諸区、西原区、滝原区)の一つ。[1]

地理

[編集]
  • 高峰山の麓の山ひだの谷沿いに大きく4つの集落(小姓、板沢、中の久保、西久保)がある。
  • 地区の東を南北方向に流れる一級河川中沢川により、旧小諸町分の地区と接している。
  • 湯沢地区を水源とする女堰、荒堰の2本の農業用水路が東西方向にほぼ平行して流れている。

歴史

[編集]
区名の由来

「菱」の語源は植物の「ひし」から出ているとの説、武田氏の家紋に由来するという説がある。[2]

沿革
  • 「菱野」という名が「吾妻鏡」第六巻の文治二年(1186年)の記述に「牧」の名称として出てくる。[3]
  • 往古は山ノ前・桑木平・後平の3つの集落があり、後に合併して一つのまとまりとして菱野村といった。寛永二年(1625年)後平は分村して独立村となる。[2]
  • 明治7年(1874年)10月 大区・小区制の実施の年、後平村と合併して菱平村と称す。[4][5][6]菱野の「菱」と後平の「平」を合わせて唱えたとされる。[2]
  • 明治22年(1889年)市制・町村制の実施により、菱平村・諸村・西原村・滝原村合併し、北佐久郡大里村が成立[7]。菱野は菱野区となる。

 

人口等

[編集]
  • 2022年4月1日現在の世帯数335 人口 男372人 女366人 計738人(住民基本台帳)[8]

学区

[編集]

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[9]

地域 小学校 中学校
菱野区の一部(湯沢地区) 小諸市立坂の上小学校 小諸市立芦原中学校
菱野区(湯沢地区を除く) 小諸市立水明小学校

交通

[編集]

施設

[編集]
  • クリーンヒルこもろ 
クリーンヒルこもろ

  大字菱平367番1 設計・建設・運営を一括発注で行うDBO方式を採用。安全かつ効率的なごみ処理を行っていくとともに、環境学習の発信拠点として建設された。[10]

  • 高峯神社
  • 菱野健功神社 大字菱平字宮前地籍 祭神 健御名方命(たけみなかたのみこと)事代主命(ことしろぬしのみこと)[11][12]
  • 天神社 無各社 大字菱平字下菱野入地籍 祭神 天満大自在天神菅原道真[13]
  • 宥影山八功徳院長泉寺 
長泉寺

  天台宗山門派の寺院。布引山釈尊寺の末寺。

  • 薬師堂

  薬師館

  常盤館

その他

[編集]
日本郵便

脚注・出典

[編集]
  1. ^ 小諸市区と行政の関係に関する規則”. 小諸市. 2022年6月1日閲覧。
  2. ^ a b c 『菱野誌』菱野誌編纂委員会、1992年5月31日、90頁。 
  3. ^ 『菱野誌』菱野誌編纂委員会、1992年5月31日、19-22頁。 
  4. ^ 『小諸市誌 近・現代篇』小諸市誌編纂委員会、2003年7月1日、33,1013頁。 
  5. ^ 『北佐久郡志(復刻版)』株式会社名著出版、1973年6月13日、225頁。 
  6. ^ 9.長野県町村誌・村絵図、古跡名勝絵図等 菱平村(絵図)”. NPO長野県図書館等協働機構/信州地域史料アーカイブ. 2022年6月2日閲覧。
  7. ^ 『小諸市誌 近・現代篇』小諸市誌編纂委員会、2003年7月1日、33頁。 
  8. ^ 2020年版『統計小諸』”. 小諸市. p. 14. 2023年12月16日閲覧。
  9. ^ 小諸市立小・中学校の通学区域に関する規則”. 小諸市. 2022年6月2日閲覧。
  10. ^ クリーンヒルこもろ”. 小諸市. 20200-06-02閲覧。
  11. ^ 菱野健功神社”. 長野県神社庁. 2022年6月2日閲覧。
  12. ^ 『菱野誌』菱野誌編纂委員会、1992年5月31日、155-156頁。 
  13. ^ 『菱野誌』菱野誌編纂委員会、1992年5月31日、156頁。 
  14. ^ 郵便番号”. 日本郵政グループ. 2022年6月2日閲覧。
  15. ^ 小諸郵便局”. 日本郵政グループ. 2022年6月2日閲覧。

参考文献

[編集]