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菊池長右ェ門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
菊池長右エ門から転送)
菊池 長右ェ門
きくち ちょううえもん
2011年12月浄土ヶ浜にて菊池(左端)。左からの2人目は横光克彦環境副大臣
生年月日 (1934-04-07) 1934年4月7日
出生地 日本の旗 日本 岩手県宮古市
没年月日 (2020-07-26) 2020年7月26日(86歳没)
死没地 日本の旗 日本 岩手県宮古市
出身校 慶應義塾大学法学部
前職 菊長商店社長
宮古市長
所属政党自由民主党→)
無所属→)
民主党→)
国民の生活が第一→)
日本未来の党→)
生活の党
親族 祖父・菊池長右衛門(元衆議院議員)
父・菊池長右衛門(元衆議院議員)
叔父・菊池良三(宮古市長)

選挙区 比例東北ブロック
当選回数 1回
在任期間 2009年9月11日 - 2012年11月16日

第16代 旧宮古市長
当選回数 1回
在任期間 1993年 - 1997年

選挙区 宮古市選挙区
当選回数 3回
在任期間 1983年 - 1993年
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菊池 長右ェ門(きくち ちょううえもん、1934年4月7日 - 2020年7月26日)は、日本政治家

衆議院議員(1期)、岩手県議会議員宮古市長を務めた。祖父は立憲政友会に所属した元衆議院議員の菊池長右衛門、父は初代宮古市長で日本自由党に所属した元衆議院議員の菊池長右衛門。叔父は元宮古市長の菊池良三。親子3代揃って同名な為、代々「菊長」と呼ばれる[1]。  

略歴

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岩手県宮古市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1965年、株式会社菊長商店(燃料販売会社)社長に就任する。1983年自由民主党公認で岩手県議会議員選挙に立候補し、初当選。以後2回当選するが、3期目の途中に県議を辞職。宮古市長選挙に立候補して当選する。宮古市長就任後も党籍を有していたが、自由民主党副総裁金丸信をめぐる東京佐川急便事件に反発し、自民党を離党した。市長退任後、1999年に宮古東ロータリークラブ会長に就任する。

2009年第45回衆議院議員総選挙民主党から同党比例東北ブロック単独24位で立候補し、当選する。

2011年2月17日民主党政権交代に責任を持つ会に入会。

2012年消費増税をめぐる政局では、6月26日の衆議院本会議で行われた消費増税法案の採決で、党の賛成方針に反して反対票を投じた[2][3]。7月2日には山岡賢次らを介して離党届が提出された[4][5][6]。民主党は7月3日の常任幹事会で離党届を受理せず除籍処分とする方針を決定し[7][8][9][10][11]、7月9日の常任幹事会で正式決定した[12][13][14]

同年7月11日、国民の生活が第一結党に参加した[15]。同年12月の第46回衆議院議員総選挙には日本未来の党から比例東北ブロック単独8位で立候補するも落選。

2020年(令和2年)7月26日22時38分、膵臓がんのため、宮古市内の病院で死去[16][17]。86歳没。

不祥事

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国民の生活が第一への移籍時に、民主党岩手県連が管理していた政治資金を民主党に無断で自らの資金管理団体に移していたことが発覚。2012年10月11日、民主党岩手県連は菊池と岩手県議・佐々木順一の2人に約4,950万円の損害賠償の支払いを求めて盛岡地方裁判所提訴[18]、翌2013年11月8日に全額返済の判決が出された[19]

脚注

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  1. ^ 宮古大事典 *岩手県宮古市/三陸宮古[リンク切れ]
  2. ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629063641/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00001155-yom-pol 
  3. ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120629055717/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120626-00000109-mai-pol 
  4. ^ “【民主分裂】谷亮子氏、姫井由美子氏、青木愛氏…山岡賢次民主副代表提出の離党届議員 一部は離党否定”. 産経新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120702121257/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120702/stt12070213160009-n1.htm 
  5. ^ “<民主分裂>小沢元代表ら50人離党届 階、辻氏は離党せず”. 毎日新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120704082643/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000030-mai-pol 
  6. ^ “離党届を提出した衆参議員一覧…小沢ガールズも”. 読売新聞. (2012年7月2日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120705002041/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120702-00000620-yom-pol 
  7. ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120704214346/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070321090021-n1.htm 
  8. ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120703102153/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120703/plc12070315420018-n1.htm 
  9. ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120706051520/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120703-00000085-jij-pol 
  10. ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120705212346/http://mainichi.jp/select/news/20120703k0000e010209000c.html 
  11. ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/FdGKU 
  12. ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120712005450/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120709-00000114-jij-pol 
  13. ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120709140751/http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120709/stt12070921200005-n1.htm 
  14. ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120807002014/http://mainichi.jp/select/news/20120710k0000m010062000c.html 
  15. ^ 新党の参加議員 - 時事ドットコム 2012年7月11日[リンク切れ]
  16. ^ 訃報 菊池長右エ門さん 86歳=元旧民主党衆院議員 - 毎日新聞 2020年7月28日 東京朝刊。
  17. ^ 訃報 菊池 長右エ門氏 - 岩手日報 2020年7月29日[リンク切れ]
  18. ^ 民主岩手県連、生活2議員を提訴…資金移転巡り 読売新聞 2012年10月11日[リンク切れ]
  19. ^ [1]

関連項目

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公職
先代
中居英太郎
宮古市旗岩手県宮古市長
1993年 -1997年
次代
熊坂義裕