菊地章太
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人物情報 | |
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生誕 |
1959年4月2日 日本神奈川県横浜市 |
出身校 | 筑波大学・Institut catholique de Toulouse |
学問 | |
研究分野 | 宗教史・思想史・神学 |
研究機関 | 東洋大学 |
菊地章太(きくち のりたか、1959年4月2日[1] - )は、日本の宗教史学者、東洋大学教授。専門は比較宗教史。
略歴
[編集]神奈川県横浜市[1]に生まれる。1978年神奈川県立外語短期大学付属高等学校卒業、1982年筑波大学芸術専門学群美術史専攻卒業、1984年同大学院修士課程修了、Institut catholique de Toulouseに留学、カトリック神学を学ぶ。
桜花学園大学助教授、2005年東洋大学ライフデザイン学部教授。2009年「神呪経研究 六朝道教における救済思想の形成」を東洋大学に提出して文学博士号を取得。
エピソード
[編集]高校時代は港などでぶらつき本を読んでいたという。西洋の悪魔や魔女に関する一般向けの著作も多くある。弟はクライマーの菊地敏之。
著書
[編集]- 『老子神化 道教の哲学』春秋社〈シリーズ道教の世界〉、2002
- 『弥勒信仰のアジア』大修館書店〈あじあブックス〉、2003
- 『奇跡の泉へ 南ヨーロッパの聖地をめざして ヴェズレー・サンティヤゴ・アッシジ・ヌヴェール・ルルド』サンパウロ、2006
- 『フランス東洋学ことはじめ ボスフォラスのかなたへ』研文出版〈研文選書〉、2007
- 『悪魔という救い』朝日新書、2008
- 『儒教・仏教・道教 東アジアの思想空間』講談社選書メチエ、2008/講談社学術文庫、2022
- 『神呪経研究 六朝道教における救済思想の形成』研文出版、2009
- 『妖怪学講義』講談社、2010
- 『義和団事件風雲録 ペリオの見た北京』大修館書店〈あじあブックス〉、2011
- 『葬儀と日本人 位牌の比較宗教史』ちくま新書、2011
- 『道教の世界』講談社選書メチエ、2012
- 『妖怪学の祖 井上圓了』角川選書、2013
- 『妖怪たちのラビリンス 西洋異界案内』角川学芸出版、2013
- 『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム 一神教の連環を解く』ちくま新書、2013
- 『魔女とほうきと黒い猫』角川ソフィア文庫、2013
- 『阿修羅と大仏』幻冬舎ルネッサンス新書、2014
- 『エクスタシーの神学 キリスト教神秘主義の扉をひらく』ちくま新書、2014
- 『日本人とキリスト教の奇妙な関係』角川新書、2015
- 『姿を変えたキリスト みなし子を育てたシスターたち』春風社、2015
- 『位牌の成立 儒教儀礼から仏教民俗へ』東洋大学出版会、2018
- 『東アジアの信仰と造像 媽祖崇拝の比較宗教史的考察』第一書房、2020
- 『聖母マリアのカンティーガ 中世イベリアの信仰と芸術』サンパウロ、2020
- 『小鳥が歌う 古いポルトガル語による聖母マリアの詩』春風社、2020
- 『哀話の系譜 うとうやすかた』法藏館、2023
- 『東アジアの信仰と東西交渉』研文出版、2024
- 『宗教史学者が世界六大宗教から選ぶ「信仰のことば」』星海社新書、2024