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菊地史彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

菊地 史彦(きくち ふみひこ、1952年 - )は、日本のコンサルタント文筆家

株式会社ケイズワーク代表取締役東京経済大学コミュニケーション研究科(大学院)非常勤講師(生活文化論)。

経歴

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東京都に生まれる。1971年東京都立井草高等学校卒業[1]。1976年慶應義塾大学文学部哲学科倫理学専攻)卒業。同年、筑摩書房に入社。営業部販売課勤務の後、編集部へ異動、90年の退社まで約60冊を担当。代表的な作品に、田中優子『江戸の想像力』(芸術選奨文部大臣新人賞受賞)、入江曜子『我が名はエリザベス』(第8回新田次郎文学賞受賞)、鶴岡真弓『ケルト/装飾的思考』(第1回倫雅美術奨励賞受賞)などがある。

1990年、筑摩書房退社。翌年、編集工学研究所(松岡正剛所長)に参加。企業の次世代メディア/コミュニケーション技術の受託研究、人材開発・研修の企画・運営、地方自治体の産業・文化振興策の企画、郵政通産省の情報通信・コンテンツに関する受託研究、大学のアーカイブ設計などを担当し、1998年に退社・独立する。

1999年、ケイズワーク設立。代表取締役に就任。企業のコミュニケーション、ブランディング、ナレッジマネジメントを主要分野とするプロフェッショナルサービスファームとして、コンサルティングやメディア制作業務などを行う。2003年、企業変革を支援するインナーコミュニケーションのコンセプトとして”Change Communication”を提唱し、論考「企業変革のためのコミュニケーション」 を発表。2004年には「成長戦略としてのCSR」をテーマにセミナーなどを開催。同年からメールマガジン K’s Letterに「コーポレートビジョンを訪ね歩いて」や「コミュニケーション思想の先駆者たち」を連載。2011年には、ビジネスドキュメントの発想と作成のための「ビジネスライティング」ワークショップをスタート。

2000年、株式会社ビジネスカフェジャパン設立に参加。執行役員、会員誌Espresso編集長を務めた。2006年、株式会社ラジオカフェ設立に参加。取締役を務める。2007年よりインターFM「ラジオの街で逢いましょう」のパーソナリティを務めた。また、同年より国際大学グローバル・コミュニケーション・センター客員研究員を務め、「イノベーション行動科学プロジェクト」に参加。

2014年1月から2015年2月まで、朝日新聞論座」に、連載『若者たちの時代』を連載(全30回)。同連載は、2015年3月に書籍化(『「若者」の時代』)。また、2015年3月から、「論座」の「文化・エンタメ」欄で、時評的エッセイを執筆。

著書

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  • 『「幸せ」の戦後史』 トランスビュー、2013年4月
  • 『「若者」の時代』 トランスビュー、2015年3月。帯に「痛切な戦後史」
  • 『「象徴」のいる国で』作品社、2020年12月
  • 『沖縄の岸辺へ――五十年の感情史』、作品社、2022年12月

共著

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  • 監修 松岡正剛『情報文化の学校』 NTT出版、1989年

論考

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  • 「企業変革のためのコミュニケーション」『Change Communication Book』Vol.1 2003年4月
  • 「会社を変えるインナーコミュニケーション」“JASDAQメールマガジン”2003~04年
  • 「インナーブランディングこそ競争力の源泉」『宣伝会議』2004年6月号
  • 「強いチームは内側から好循環を創り出す」『PRIR』2006年2月号
  • 「コンテンツからコンテクストへ」『Espresso』No.9
  • 「組織と顧客」『Espresso』No.11
  • 「イノベーション行動科学を考える六つの視点 その1.社会、認知、組織の視点から」『智場』No.114、2009年6月

脚注

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  1. ^ Company, The Asahi Shimbun. “[14]第4章「舞い降りたバリケード(1)」 - 菊地史彦|論座 - 朝日新聞社の言論サイト”. 論座(RONZA). 2022年7月24日閲覧。

外部リンク

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