菅原明良
菅原明良 | |
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デイジー賞表彰式(2023年2月26日) | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 千葉県 |
生年月日 | 2001年3月12日(23歳) |
身長 | 162.6 cm[1] |
体重 | 45.4 kg[1] |
血液型 | O型 |
騎手情報 | |
所属団体 | JRA |
所属厩舎 | 高木登(美浦)(2019年3月1日 - ) |
初免許年 | 2019年 |
免許区分 | 平地・障害 |
重賞勝利 | 11勝(中央10勝、地方1勝) |
G1級勝利 | 宝塚記念(2024年) |
通算勝利 | 4020戦304勝(中央) |
菅原 明良(すがわら あきら、2001年3月12日 - )は、中央競馬(JRA)・美浦トレーニングセンターの騎手。千葉県出身。おじは元騎手で現調教助手の三浦堅治[2]。兄は鈴木伸尋厩舎に所属する調教助手の菅原洸太。
来歴
[編集]実家は中山競馬場の「目の前」と言うほどの近さで、競馬好きの母親が毎週末のように競馬場に通っていたことから自身も足を運ぶ機会が多く、騎手を志すようになった。騎手になった際には、両親はとても喜んだという[3][4]。
2016年に競馬学校騎手課程に入学[5]。2019年2月、競馬学校騎手課程を卒業(第35期[注 1])。
2019年3月に美浦・高木登厩舎から騎手デビュー。同年4月20日の福島6R(4歳上500万下)を1番人気のタイキダイヤモンドで制し、デビューから通算63戦目で初勝利を挙げた[7]。
2020年4月19日の福島競馬場12レース、ワセダインブルーで特別戦初勝利(通算34勝目)を挙げる。[8]
2021年2月7日の東京新聞杯(GIII)、カラテで重賞初制覇を挙げる。
2021年7月17日福島5Rをセプテンベルで勝利し、JRA通算100勝を達成した[9]。2022年9月4日時点、重賞4勝。(菅原明良の年度別成績 - netkeiba.comより)同年10月30日、この時点で現役63人目のJRA通算200勝を達成した[10]。
2024年6月23日の宝塚記念(GI)をブローザホーンで1着となり23度目の挑戦でGI初制覇[11]。21世紀生まれの騎手として初のGI制覇となる。
同年10月19日(日本時間)、コーフィールドCで海外初騎乗を果たすと、半月後のブリーダーズカップデーにも騎乗[12][13]。その3日後には再びオーストラリアに渡り、コーフィールドCでもコンビを組んだワープスピードでメルボルンCに挑戦。中団から脚を伸ばし、1着馬とハナ差の2着に健闘した[14]。
人物
[編集]目標とする騎手は戸崎圭太。「リーディングを獲得し、世界でも活躍するような騎手」を目指している[3]。
騎乗成績
[編集]概要
[編集]日付 | 競馬場・開催 | 競走名 | 馬名 | 頭数 | 人気 | 着順 | |
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初出走 | 2019年3月2日 | 2回中山3日目5R | 3歳新馬 | シュリュッセル | 15頭 | 10 | 8着 |
初勝利 | 2019年4月20日 | 1回福島5日目6R | 4歳上500万下 | タイキダイヤモンド | 13頭 | 1 | 1着 |
重賞初騎乗 | 2020年5月10日 | 1回新潟2日目11R | 新潟大賞典 | メートルダール | 16頭 | 15 | 7着 |
重賞初勝利 | 2021年2月7日 | 1回東京4日目11R | 東京新聞杯 | カラテ | 16頭 | 5 | 1着 |
GI初騎乗 | 2021年6月6日 | 3回東京2日目11R | 安田記念 | カラテ | 14頭 | 10 | 13着 |
GI初勝利 | 2024年6月23日 | 4回京都8日目11R | 宝塚記念 | ブローザホーン | 13頭 | 3 | 1着 |
年度 | 1着 | 2着 | 3着 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 表彰 |
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2019年 | 31 | 37 | 32 | 538 | .058 | .126 | .186 | 新人騎手特別賞、民放競馬記者クラブ賞 |
2020年 | 30 | 36 | 48 | 586 | .051 | .113 | .195 | フェアプレー賞(関東) |
2021年 | 75 | 67 | 70 | 860 | .087 | .165 | .247 | |
2022年 | 72 | 73 | 68 | 825 | .087 | .176 | .258 | |
2023年 | 70 | 80 | 69 | 814 | .086 | .184 | .269 | |
2024年 | 26 | 39 | 35 | 397 | .065 | .164 | .252 | |
中央 | 304 | 332 | 322 | 4020 | .076 | .158 | .238 | |
地方 | 7 | 5 | 9 | 62 | .113 | .194 | .338 |
年度別成績
[編集]菅原明良の年度別成績 (netkeiba.com) を参照
主な騎乗馬
[編集]- 太字はGI・JpnI競走を示す
- カラテ(2021年東京新聞杯、2022年新潟記念、2023年新潟大賞典)
- オニャンコポン(2022年京成杯)
- ペイシャエス(2022年ユニコーンステークス、名古屋グランプリ)[15]
- ララクリスティーヌ(2023年京都牝馬ステークス)
- ゴールデンハインド(2023年フローラステークス)[16]
- トウシンマカオ(2023年京阪杯、2024年セントウルステークス)[17]
- ブローザホーン(2024年日経新春杯、宝塚記念)[18]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 騎手名鑑. JRA. 2019年8月20日閲覧
- ^ 片岡良典 (2019年2月25日). “【リレーコラム】東京サンスポ~去る人と来る人”. サンケイスポーツ. 2019年8月20日閲覧。
- ^ a b “平成31年度 新規騎手”. JRA. 2019年8月20日閲覧。
- ^ “菅原明騎手、“故郷”中山で雄姿「ワクワク」”. サンケイスポーツ (2-19-03-01). 2019年8月20日閲覧。
- ^ 斎藤師長男など8名 来年度競馬学校騎手課程合格者が発表. UMA-JiN(2015年10月26日付). 2019年6月30日閲覧
- ^ JRA競馬学校騎手課程卒業式 岩田ジュニアの望来君「日本でも海外でも活躍」. スポーツ報知(2019年2月12日付). 2019年8月20日閲覧
- ^ “ルーキー菅原明良騎手がJRA初勝利 初騎乗から63戦目”. スポーツ報知 (2019年4月20日). 2019年8月20日閲覧。
- ^ “奥の細道特別|2020年04月19日 | 競馬データベース - netkeiba.com”. db.netkeiba.com. 2020年8月19日閲覧。
- ^ “菅原明良騎手がJRA通算100勝達成「努力を怠らず頑張っていきたい」 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2021年7月21日閲覧。
- ^ “菅原明が通算200勝 デビュー4年目、2719戦目で達成「感謝しかありません」/東京7R”. 日刊スポーツ (2022年10月30日). 2022年10月30日閲覧。
- '^ “【宝塚記念】ブローザホーンとG1初Vの6年目・菅原明良騎手「追ったら伸びる自信がありました」”. UMATOKU | 馬トク - スポーツ報知 (2024-06-23JST15:51:00+0900). 2024年6月23日閲覧。
- ^ “豪G1コーフィールドCに挑戦のワープスピードは追走一杯、デュークデセッサが完勝 | JRA-VAN World - 海外競馬情報サイト”. world.jra-van.jp. 2024年11月5日閲覧。
- ^ “【BCジュベナイル】菅原明「追走は楽でした」エコロアゼルは8着(競馬のおはなし)”. Yahoo!ニュース. 2024年11月5日閲覧。
- ^ 舟元祐二. “【メルボルンC】ワープスピードが首の上げ下げで惜敗2着 - 海外 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2024年11月5日閲覧。
- ^ “ペイシャエス”. www.jbis.or.jp. 2022年12月8日閲覧。
- ^ “ゴールデンハインド”. JBISサーチ. 公益財団法人日本軽種馬協会. 2023年4月23日閲覧。
- ^ “トウシンマカオ”. JBISサーチ. 2023年11月26日閲覧。
- ^ ブローザホーンJBISサーチ(公益財団法人日本軽種馬協会)、2024年1月14日閲覧
外部リンク
[編集]- 菅原明良の騎手情報 - 競馬ラボ