浦河中継局
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(荻伏中継局から転送)
浦河中継局(うらかわちゅうけいきょく)は、北海道浦河郡浦河町絵笛の井寒台にあるテレビとFMラジオの中継局である。NHK室蘭放送局が設置している、この地域をカバーするAMラジオ放送の中継局に関しては、NHK浦河ラジオ中継局を参照のこと。
概要
[編集]- 当中継局は、浦河町絵笛185番地の井寒台に置かれ、浦河地方の広範囲に電波を発射している。
- ここでは、同町内にある浦河常盤中継局と浦河柏中継局、NHK浦河町内単独中継局(西舎中継局・野深中継局・荻伏中継局・浦河東中継局)も合わせて記載する。
浦河中継局
[編集]地上デジタルテレビ放送送信設備
[編集]ID | 放送局名 | 物理 チャンネル |
空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 | 開局日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | HBC 北海道放送 |
15 | 50W | 320W | 北海道 | 約8,600世帯 | 水平偏波 | 2009年 1月16日 |
2 | NHK 室蘭教育 |
13 | 420W | 全国 | ||||
3 | NHK 室蘭総合 |
18 | 胆振・日高 | |||||
5 | STV 札幌テレビ放送 |
28 | 320W | 北海道 | ||||
6 | HTB 北海道テレビ放送 |
14 | 340W | |||||
7 | TVh テレビ北海道 |
19 | ||||||
8 | UHB 北海道文化放送 |
30 |
地上アナログテレビ放送送信設備
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
2 | NHK 室蘭教育 |
映像100W/ 音声25W |
映像520W/ 音声130W |
全国 | 不明 | 垂直偏波 |
4 | HTB 北海道テレビ放送 |
映像500W/ 音声125W |
北海道 | |||
7 | STV 札幌テレビ放送 |
映像490W/ 音声120W | ||||
9 | NHK 室蘭総合 |
映像490W/ 音声120W |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 | |||
11 | HBC 北海道放送 |
映像490W/ 音声120W |
北海道 | |||
24 | TVh テレビ北海道 |
映像500W/ 音声125W |
映像4.8kW/ 音声1.2kW |
北海道 | 水平偏波 | |
26 | UHB 北海道文化放送 |
映像4.9kW/ 音声1.2kW |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
- HTBは親局がUHFの放送局としては数少ない送信チャンネルがVHF帯の中継局である。道内では他に小樽・岩内・定山渓・上川・枝幸・北桧山・中標津・羅臼の各中継局がVHF帯で送信されていた。
FMラジオ放送
[編集]周波数 (MHz) |
放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
86.1 | NHK 室蘭FM |
100W | 420W | 胆振・日高・ 後志管内黒松内町 |
不明 | 垂直偏波 |
- 在札民放エフエム局であるAIR-G'、NORTH WAVEは、当地に中継局を設置されていない。
浦河柏中継局
[編集]地上デジタルテレビ放送送信設備
[編集]ID | 放送局名 | 物理 チャンネル |
空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 | 開局日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | HBC 北海道放送 |
47 | 19mW | 100mW | 北海道 | 約800世帯 | 垂直偏波[1] | 2010年 11月30日 |
2 | NHK 室蘭教育 |
43 | 105mW | 全国 | ||||
3 | NHK 室蘭総合 |
41 | 胆振・日高 | |||||
5 | STV 札幌テレビ放送 |
48 | 100mW | 北海道 | ||||
6 | HTB 北海道テレビ放送 |
39 | 105mW | |||||
7 | TVh テレビ北海道 |
45 | 100mW | |||||
8 | UHB 北海道文化放送 |
37 | 105mW |
- 2010年7月7日にはNHKに、11月11日には在札民放にそれぞれ予備免許交付、11月16日から試験放送開始、11月30日に本免許交付され、同日から本放送開始。
- なお、出力については、アナログ放送の19%となる為、実質の増力となる。
地上アナログテレビ放送送信設備
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
34 | UHB 北海道文化放送 |
映像100mW/ 音声25mW |
映像250mW/ 音声61mW |
北海道 | 不明 | 垂直偏波 |
36 | HTB 北海道テレビ放送 | |||||
38 | STV 札幌テレビ放送 | |||||
40 | NHK 室蘭教育 |
全国 | ||||
42 | NHK 室蘭総合 |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 | ||||
44 | HBC 北海道放送 |
北海道 | ||||
46 | TVh テレビ北海道 |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
浦河常盤中継局
[編集]地上アナログテレビ放送送信設備
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
33 | UHB 北海道文化放送 |
映像100mW/ 音声25mW |
映像250mW/ 音声61mW |
北海道 | 不明 | 水平偏波 |
35 | HTB 北海道テレビ放送 | |||||
37 | STV 札幌テレビ放送 | |||||
39 | HBC 北海道放送 | |||||
41 | NHK 室蘭総合 |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 | ||||
43 | NHK 室蘭教育 |
全国 | ||||
45 | TVh テレビ北海道 |
北海道 |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
- 地上デジタル放送については、地上デジタル放送での対応を参照。
NHK浦河町内単独中継局
[編集]荻伏中継局
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
44 | NHK 室蘭総合 |
映像1W/ 音声250mW |
映像14.5W/ 音声3.7W |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 |
不明 | 水平偏波 |
46 | NHK 室蘭教育 |
全国 |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
西舎中継局
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
50 | NHK 室蘭教育 |
映像10W/ 音声2.5W |
映像110W/ 音声27W |
全国 | 不明 | 水平偏波 |
52 | NHK 室蘭総合 |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
野深中継局
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
49 | NHK 室蘭教育 |
映像3W/ 音声750mW |
映像46W/ 音声11.5W |
全国 | 不明 | 水平偏波 |
51 | NHK 室蘭総合 |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
浦河東中継局
[編集]チャンネル | 放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
偏波面 |
---|---|---|---|---|---|---|
49 | NHK 室蘭教育 |
映像1W/ 音声250mW |
映像1.6W/ 音声400mW |
全国 | 不明 | 水平偏波 |
51 | NHK 室蘭総合 |
胆振・日高・ 後志管内黒松内町 |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
地上デジタル放送での対応
[編集]- 浦河中継局は2009年1月に放送開始。
- 浦河柏中継局は2010年11月30日に開局。民放は当初自力建設困難だった。
- 浦河常盤中継局は当初、浦河中継局のカバー状況を見ながら2010年に開局する予定だったが、2009年9月に浦河中継局でカバー出来ることが分かったために「置局不要」となった。
- NHK浦河町内単独中継局
- 西舎中継局・野深中継局は当初2010年開局で作業が進められていたが、結局有線放送でカバーすることになった[2]。
- 浦河東中継局は「置局不要」、荻伏中継局は「非該当」(開局予定なし)となっていた。
放送エリア
[編集]- テレビ放送は浦河町・新ひだか町三石全域。(尚、新ひだか町三石地区には三石本町局も設置されている。)なお、TVhはえりも町にアナログ中継局を設置していない(デジタルはえりも町内の3中継局とも2010年12月24日に開局[3])。
- ちなみに、テレビ東京ホームページのメディアデータの項目にあるTVhの放送エリアでは、えりも町の一部地域も放送エリア(受信可能エリア)内に入っており、色付けされている。えりも町は様似中継局が距離的には近いが、出力は浦河中継局のほうが高い。
- NHK-FMは新ひだか町東静内からえりも町市街地までが受信可能エリア。
放送局の管轄
[編集]施設
[編集]- 浦河中継局の建物は5つあり、以下の用途に分かれている。
- (1)NHK単独(アナログ・デジタル・FM)。(2)HBC・STV共同使用(アナログ)。(3)HTB単独(アナログ)。(4)UHB単独(アナログ)。(5)TVh(アナログ)および同局を含む在札民放各局のデジタル放送において共同使用。そのため、TVhを除く民放各局のアナログ放送施設のみ2011年7月24日のアナログ放送終了と共に運用を終えた。
脚注・出典
[編集]- ^ 北海道内の地上デジタル放送局の開局状況 - 総務省北海道総合通信局、2021年8月29日閲覧
- ^ 2011年1月に更新された、NHK北海道送信所・中継局の開局予定ロードマップ
- ^ 広報えりも2010年4月号(5ページ・「みんなで歩む協働のまちづくり」の2つ目・沢町テレビ中継局の整備とTVh放送の開局)