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荒霊神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
荒霊神社
所在地 兵庫県美方郡香美町小代区東垣165
位置 北緯35度25分33.8秒 東経134度31分15.0秒 / 北緯35.426056度 東経134.520833度 / 35.426056; 134.520833 (荒霊神社)座標: 北緯35度25分33.8秒 東経134度31分15.0秒 / 北緯35.426056度 東経134.520833度 / 35.426056; 134.520833 (荒霊神社)
主祭神 素戔嗚尊
社格 無格社
創建 慶長年間
例祭 10月7日
地図
荒霊神社の位置(兵庫県内)
荒霊神社
荒霊神社
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荒霊神社(あらたまじんじゃ)は、兵庫県美方郡香美町小代区東垣にある神社。

近代社格制度では無格社とされた[1]

概要

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小代区は地区ごとに一つずつ神社が存在している。その規模は大小さまざまであり、東垣のこの神社は比較的小規模なものである。

東垣地区は古来、吉滝神社の氏子であった。この神社は慶長年間に創立されたものである。[2][3]神社の境内の横には大日如来を祀る「大日堂」がある。

祭神

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素戔嗚尊は風の神とされており、農業の盛んな地域で広く信仰されている。この地域は古くから畜産をはじめとした農業中心の社会であり、この神社でもこのように農業に深く関連する神が祀られている。

歴史

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慶長年間の創立。1661年(寛文元年)には神主の山本長左衛門、1804年(享和4年)4月には光明寺(小代区平野)の礼宝、庄屋上田宗助らによって再建されている[3]

神社周辺

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  • 大日堂

境内すぐ横に併設されており、本尊として大日如来を祀る。神仏習合の名残であると考えられる。小代区は畜産が盛んであり、年に1回大日堂のお札を自宅に併設されている牛舎に貼るという習慣がある。但馬牛の産地として有名な小代区では、特にメス牛を大切にしてきた。大日堂では、地域でメス牛(「おなめ」と言う)が産まれると1回鐘を突くという風習があった。[4](*出典に用いたページは「令和4年度地域活力増進事業」によって作成されたものです)

重要建築物

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出典:[5]

本殿

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大日堂

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  • 建立:1796(寛政8)年
  • 様式:正面一間、背面三間、側面三間、宝形造、背面下屋付、鉄板葺

出典

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  1. ^ 荒霊神社 |兵庫県神社庁 神社検索”. www.hyogo-jinjacho.com. 2024年7月15日閲覧。
  2. ^ a b 岡弘『小代風土記』神戸新聞マスコミ研究所、1970年1月、86-87頁。全国書誌番号:73005169 
  3. ^ a b 美方郡史編纂同盟会 編『美方郡誌』臨川書店〈兵庫県郷土誌叢刊〉、1985年12月、92頁。ISBN 4-653-01327-6 
  4. ^ おじろおさんぽマップ”. OJIRO PHOTO TOUR. 2024年8月8日閲覧。
  5. ^ 香美町寺社建築調査報告書|香美町”. www.town.mikata-kami.lg.jp (2021年12月13日). 2024年8月19日閲覧。