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芦別温泉

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芦別温泉
芦別温泉露天風呂
温泉情報
所在地

北海道芦別市旭町油谷

芦別温泉の位置(北海道内)
芦別温泉
芦別温泉
北海道地図
座標 北緯43度32分43.7秒 東経142度14分28.1秒 / 北緯43.545472度 東経142.241139度 / 43.545472; 142.241139座標: 北緯43度32分43.7秒 東経142度14分28.1秒 / 北緯43.545472度 東経142.241139度 / 43.545472; 142.241139
交通 芦別駅よりバスで約20分
滝川ICから車で約35km、50分
泉質 炭酸水素塩泉
泉温(摂氏 10 - 15 °C
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 2
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芦別温泉(あしべつおんせん)は、北海道芦別市旭町油谷にある温泉

通称「油谷温泉」[1] は、温泉所在地一帯が、元「油谷鉱業(株)油谷芦別炭鉱」跡地に属することからこの通称が存在する。

泉質

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含硫黄 - ナトリウム・マグネシウム - 炭酸水素塩冷鉱泉(硫化水素型)、(中性低張性冷鉱泉)、(旧泉質名:含土類-重曹硫化水素泉)[2]
  • 源泉温度 : 10 - 15℃ (分析サンプル採取時の泉温 : 10.6℃)
  • 源泉の知覚 : 無色透明、無味、有臭(硫化水素臭)
含硫黄 - ナトリウム - 炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉、(中性低張性冷鉱泉)、(旧泉質名:含重曹-食塩硫黄泉)[2]
  • 源泉温度 10 - 15℃ (分析サンプル採取時の泉温 : 12.8℃)
  • 源泉の知覚 : 淡黄色澄明、微弱塩味、有臭(硫化水素臭)

温泉街

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ホテル国民宿舎日帰り入浴施設の3軒が隣接して建っている。温泉施設は加温濾過循環方式で、内風呂と露天風呂(ホテル・国民宿舎のみ)がある。
源泉湧出量は豊富で、周辺には源泉が湧出している箇所が多数あり、利用されていない源泉が川にそのまま流れている。
周辺施設[4] として、カナディアンワールド公園をはじめ、油谷体育館[5][6]・芦別市B&G海洋センター(屋内プール)[7][8]・テニスコート・観光花園[9]・健民センターオートキャンプ場[10] がある。
元・学校施設を用いた宿泊施設であることから、体育設備を備えた団体宿泊の好適地として知られている。
1998年、全日本女子バレーボールチームのホームタウン強化合宿地に承認[6] され、2011年までは全日本バレーボールチームが、毎年チーム合宿を芦別温泉で実施していた実績があり、近年では全日本女子チームが2013年にチーム合宿地とした[11]
また、実業団チームのJTサンダーズJTマーヴェラスが例年合宿地としている[12][5]

歴史

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かつて当地にあった、油谷小学校(1971年昭和46年)閉校)の体育館下から湧出していた源泉を利用して、1972年(昭和47年)10月に廃校舎を改築し市営の温泉施設「健民センター芦別温泉」を開設[6]、温泉地としての歴史が始まった[13]
のちに、1979年(昭和54年)国民宿舎[6][14] が、1987年(昭和62年)国民宿舎の新浴室「ヘルスセンター星遊館」[6] が、1989年平成元年)芦別温泉スターライトホテル[6] が、それぞれ開業した。
1973年(昭和48年)3月30日 - 環境庁告示第20号により、国民保養温泉地に指定[15]。また、国民保健温泉地の指定も受けている。

アクセス

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利用の場合、国道38号芦別バイパス(道の駅スタープラザ芦別前)経由で国道452号。芦別市内から15分[16]
公共交通機関利用の場合

その他

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  • 「3 歴史」の項目でも触れたが、芦別温泉一帯の市営施設・設備の正式名称は「芦別市健民センター」。
    • 芦別市により「芦別市健民センター条例」が定められており、同条例第3条にて、「健民センターの構成施設は、芦別温泉、国民宿舎「あしべつ」、芦別温泉スターライトホテル、星遊館、油谷体育館、焼肉ガーデンその他附属施設とする」とされている。
    • 指定管理者制度が定められており、2016年(平成28年)10月現在、株式会社芦別振興公社が指定されている[17][18]
      • 2017年(平成29年)4月1日からの指定管理者について、 2016年(平成28年)11月、北海道ホテル&リゾート株式会社を選定、市議会が同意し議決。平成29年度からの指定管理者が決定した[19]
        • 北海道ホテル&リゾート株式会社 - 北海道富良野市北の峰町14-46
          • 資本金 : 300万円 [20]
          • 設立 : 2003年(平成15年)5月15日[21]
            1972年(昭和47年) : 民宿「北誠荘」を、北海道富良野市北の峰町にて、現・社長の父親が創業[22]
            1991年(平成3年) : 「ホテルナトゥールヴァルト」を、北海道富良野市北の峰町にて、現・社長の父親が開業 [23]
            2000年(平成12年) : 「ホテルナトゥールヴァルト」を他者に売却[23]
            2006年(平成18年) : 「ホテルナトゥールヴァルト」を、現・社長が買い戻し[23]
          • おもな運営施設 : ホテルナトゥールヴァルト富良野

脚注

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  1. ^ [1] - 芦別温泉スターライトホテル
  2. ^ a b 温泉分析書・同書別表 - 芦別温泉スターライトホテル
  3. ^ 温泉 - 芦別温泉スターライトホテル
  4. ^ 周辺施設 - 芦別温泉スターライトホテル
  5. ^ a b 観光> 観光・体験スポット> 芦別温泉> 【芦別温泉】油谷体育館 - 北海道芦別市観光情報
  6. ^ a b c d e f 芦別市の概要> 沿革 - 北海道芦別市。油谷体育館は1990年改築。芦別温泉日帰り温泉施設は1992年に現在地に移転新築している。
  7. ^ 体育振興課> 体育振興係> 芦別市B&G海洋センター(プール) - 北海道芦別市
  8. ^ 芦別市B&G海洋センター - 公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団
  9. ^ 芦別温泉花木園 - 北海道芦別市観光情報
  10. ^ 観光> 観光・体験スポット> 芦別市オートキャンプ場 - 北海道芦別市観光情報
  11. ^ 2013年度全日本女子チームスケジュール - JVA 日本バレーボール協会
  12. ^ 教育・文化・スポーツ>合宿> 芦別合宿のご案内「合宿の里 芦別」 - 北海道芦別市
  13. ^ 油谷> 芦別温泉 1972年(S47) by ono - 芦別物語。写真は健民センター創立当時のもの。
  14. ^ 油谷合成写真5 - 我がふるさと油谷 ari original> 懐かしの油谷写真集> 三浦氏の力作写真集。写真は、星遊館完成前の健民センター・国民宿舎・油谷体育館の各建屋が写っている。
  15. ^ 国民保養温泉地一覧 - 環境省 温泉の保護と利用
  16. ^ a b アクセス - 芦別温泉スターライトホテル
  17. ^ 会社概要 - 芦別温泉スターライトホテル。会社概要によると芦別振興公社は、1966年(昭和41年)5月設立の第三セクター。資本金 : 1千万円、株主構成 : 芦別市(93%)・たきかわ農業協同組合(5%)・北洋銀行(2%)
  18. ^ 芦別市健民センター - 全国観るナビ 公益社団法人 日本観光振興協会
  19. ^ 芦別市健民センターの指定管理者の決定について - 北海道芦別市観光情報
  20. ^ ホテル ナトゥールヴァルト富良野 - ふらのビジネスサーチ 富良野商工会議所。
  21. ^ 北海道ホテル&リゾート株式会社(ホテルナトゥールヴァルト富良野) - Furano job style 富良野市商工観光課
  22. ^ No.424 ホテルナトゥールヴァルト富良野、“お客様満足”をひたすら追求 - 旬刊旅行新聞
  23. ^ a b c 旅館経営研究会 クリニック 拡大例会 in ホテルナトゥールヴァルト富良野 - 船井総合研究所

関連項目

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外部リンク

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