背信の門
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『背信の門』 | ||||
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ジューダス・プリースト の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1977年 | |||
ジャンル | ヘヴィメタル | |||
時間 | ||||
レーベル |
CBS コロムビア・レコード | |||
プロデュース |
ロジャー・グローヴァー ジューダス・プリースト | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ジューダス・プリースト アルバム 年表 | ||||
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『背信の門』(原題:Sin After Sin)は、ジューダス・プリーストが1977年に発表した3作目のアルバム。
解説
[編集]メジャー・レーベルのCBSへの移籍第1弾であり、アメリカでもコロムビア・レコードから発売された。レコーディングは主にザ・フーが所有するランポート・スタジオで行われ[2]、元ディープ・パープルのロジャー・グローヴァーがプロデューサーに起用された。アラン・ムーアは既に脱退していたため、サイモン・フィリップス がサポート・ドラマーとして全曲に参加した。
「ダイヤモンズ・アンド・ラスト」は、ジョーン・バエズが1975年に大ヒットさせたアルバム『Diamonds & Rust』収録曲のカヴァー。ジューダス・プリーストがカヴァー曲を発表したのは、これが初めてである。同ヴァージョンはシングルとしても発売されたが、チャート・インは果たせなかった。
本作は、ジューダス・プリーストのアルバムとしては初めて全英アルバムチャート入りを果たし、最高23位を記録した[1]。本作発表後、バンドは新ドラマーとしてレス・ビンクスを迎え、REOスピードワゴンやフォリナーのオープニングアクトとして本格的なアメリカ・ツアーを行った[2]。
2001年のリマスターに際して収録されたボーナス・トラック「レイス・ウィズ・ザ・デビル」は、ガン(The Gun)が1968年に大ヒットさせた曲のカヴァー。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はロブ・ハルフォード、K. K. ダウニング、グレン・ティプトンの共作。
- 罪業人 - Sinner (Rob Halford, Glenn Tipton) - 6:42
- ダイヤモンズ・アンド・ラスト - Diamonds & Rust (Joan Baez) - 3:23
- スターブレイカー - Starbreaker - 4:49
- 最後の夏のバラ - Last Rose of Summer (R. Halford, G. Tipton) - 5:36
- 危害者 - Let us Prey/Call For The Priest - 6:12
- 不当なる弾圧 - Raw Deal (R. Halford, G. Tipton) - 5:59
- 孤立の涙 - Here Come the Tears (R. Halford, G. Tipton) - 4:36
- 異端からの反撃 - Dissident Aggressor - 3:06
- 下記2曲は2001年リマスターCDのボーナス・トラック。
- レイス・ウィズ・ザ・デビル - Race with the Devil (Adrian Gurvitz) - 3:06
- ジョウブレイカー (ライヴ) - Jawbreaker - 4:01
カヴァー
[編集]- 「スターブレイカー」は、アーチ・エネミーにカヴァーされた。ヨーロッパやアメリカではアルバム『ウェイジズ・オブ・シン』(2001年)に付属されたボーナスCD『Rare & Unreleased』で発表され、日本ではシングル「バーニング・エンジェル」(2002年)のカップリング曲としてリリースされた。
- 「異端からの反撃」は、スレイヤーのアルバム『サウス・オブ・ヘヴン』(1988年)やヘイルストームのEP『Reanimate 2.0: The Covers EP』で取り上げられた。
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b JUDAS PRIEST songs and albums | full Official Chart history
- ^ a b 日本盤リマスターCD(MHCP 289)ライナーノーツ(ジューダス・プリースト、訳:内田久美子)