群馬県立富岡高等学校
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群馬県立富岡高等学校 | |
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北緯36度15分24.35秒 東経138度52分26.72秒 / 北緯36.2567639度 東経138.8740889度座標: 北緯36度15分24.35秒 東経138度52分26.72秒 / 北緯36.2567639度 東経138.8740889度 | |
過去の名称 |
群馬県尋常中学校甘楽分校 群馬県富岡中学校 群馬県立富岡中学校 |
国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 群馬県 |
併合学校 | 群馬県立富岡東高等学校 |
校訓 |
文武両道 質実剛健 自主自立 |
設立年月日 | 1897年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 |
全日制課程は午前から午後4時まで(時間変更あり) 定時制課程は午後から(夜) |
学校コード | D110210000594 |
高校コード | 10182G |
所在地 | 〒370-2343 |
群馬県富岡市七日市1425-1 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
群馬県立富岡高等学校(ぐんまけんりつとみおかこうとうがっこう)は、群馬県富岡市にある公立の高等学校である。
概要
[編集]- 略称は「富高(とみこう)」。(富岡高校)全日制、定時制を設置。
- 近年では理数系の教育に力を入れ、また、オリジナル進路指導プログラム「黒門プロジェクト」を策定し、サクセスシステム(学習支援策)とドリームプラン(進路意識高揚策)を組み合わせて指導する。
- 校内には、通称「御殿」と呼ばれる旧七日市藩の藩邸と庭園・黒門が残されている。
- 各ホームルームの暖房には石油ストーブを使用。冷房には扇風機を使用。ほとんどの教室にはエアコンが設置されているものの、音楽室や理科の実験室には設置されていない。
- 行事の一つ「夜間耐寒歩行」は、一晩掛けて近隣地域(妙義神社など)を踏破するもので、2003年まで行われたが、翌年より昼間に行う「妙義ウォーク」に代わった。
- 校歌歌詞には校名がないが、応援歌にはある。
- 制服は男子校の伝統でもある黒詰襟学生服(標準学生服)。中学で着ていたものを引き続き着用するのも可能。
- 昼休みは教室で持参の弁当[要出典]。
学科
[編集]- 全日制課程
- 普通科
- 躍進コース
- 発展コース
- 2年次よりコースに分かれる。
- 普通科
- 定時制課程
- 普通科
校訓
[編集]- 人品雅致
- 質実剛健
- 自主自立
沿革
[編集]- 1897年4月1日 - 群馬県尋常中学校(現・群馬県立前橋高等学校)甘楽分校として創立。[1]
- 1900年 - 群馬県富岡中学校として独立。
- 1901年 - 群馬県立富岡中学校と改称。
- 1934年11月17日 - 陸軍特別大演習後に県内を巡幸した昭和天皇が行幸[2]。
- 1948年
- 4月10日 - 群馬県立富岡高等学校に改称。男子のみ。
- 10月1日 - 定時制課程開設。
- 1950年 - 男女共学化。
- 1951年
- 1959年 - 弓道部国体優勝。
- 1969年 - 男女共学廃止。
- 1971年 - 富岡高校75年史刊行。
- 1978年 - 吉井分校閉校。
- 1980年 - 新・教室棟完成。
- 1981年 - 新・体育館完成。
- 1993年 - ハンドボール部全国高校総体初優勝。
- 1994年 - 家庭科棟・新弓道場完成。
- 1997年 - 創立100周年記念記念祝典・祝賀会挙行。
- 2018年4月1日 - 群馬県立富岡東高等学校と統合し、男女共学化。
部活動
[編集]- ハンドボール部が、長年全国レベルの実力を持つことで知られる。(1993年全国高校総体優勝)ほかにも、硬式テニス部や陸上競技部、弓道部は常に県内上位にランクインしている。
- 硬式野球部は、過去に何度も県大会決勝に進出するなど古豪として知られ、東京六大学野球で活躍する者を歴代多数輩出している。
- 2009年第91回全国高等学校野球選手権群馬大会では、4回戦で前年優勝の桐生第一を終盤の見事な逆転劇で破り、14年ぶりのベスト8進出を決めた。2010年春季県大会ではベスト4、2012年秋季県大会でもベスト8入りし、9年ぶりに選抜高校野球21世紀枠県推薦校に選出された。
定時制
[編集]- 全日制生徒の放課後、夕方から夜に、全日制の教室を使用して授業を行う。四年制。共学。
- 既卒者を対象とした、聴講生の受け入れもしている。
- 各種定時制通信制大会に参加。 夜間耐寒歩行は、定時制では男子希望者のみの参加である。
- 卒業後は主に各種学校への進学、または就職(既に就職している者は含まれない)。
- 全日制側とは、これといった交流行事などはない。
出身者
[編集]- 畑桃作(元衆議院議員)
- 榎本義法(富岡市長)
- 岩井賢太郎(元富岡市長)
- 黛治夫(大日本帝国海軍大佐、巡洋艦利根艦長)
- 黒沢丈夫(大日本帝国海軍少佐、元上野村村長)
- 土屋博映(文学研究者、代々木ゼミナール古文科講師)
- 関口章(有機化学研究者、筑波大学教授)
- 福沢一郎(画家)
- 阿部眞之助(NHK初代会長)
- 東野英治郎(俳優、初代水戸黄門役)
- 団しん也(コメディアン)
- 岩井寿史(アジア競技大会十種競技優勝)
- 阪本孝男(元走高跳日本記録保持者・モスクワオリンピック日本代表)
- 斎藤嘉彦(元400mハードル日本記録保持者・バルセロナオリンピック代表)
- 等松農夫蔵(監査法人トーマツ創業者)
- 新関八洲太郎(三井物産元会長 / 中退)
- 塩山芳明(漫画編集者)
- 矢野東(プロゴルファー)
- 小林太志(元プロ野球選手・横浜ベイスターズ投手)
- 広木政人(元プロ野球選手)
脚注
[編集]- ^ “沿革”. 群馬県立富岡高等学校. 2023年1月3日閲覧。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、75頁。ISBN 978-4-10-320523-4。