コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

綿実油

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
綿種油から転送)
綿実油
100 gあたりの栄養価
エネルギー 3,699 kJ (884 kcal)
0 g
糖類 0 g
食物繊維 0 g
100 g
飽和脂肪酸 25.9 g
一価不飽和 17.8 g
多価不飽和 51.9 g
0 g
ビタミン
ビタミンA相当量
(0%)
0 µg
(0%)
0 µg
0 µg
チアミン (B1)
(0%)
0 mg
リボフラビン (B2)
(0%)
0 mg
ナイアシン (B3)
(0%)
0 mg
パントテン酸 (B5)
(0%)
0 mg
ビタミンB6
(0%)
0 mg
葉酸 (B9)
(0%)
0 µg
ビタミンB12
(0%)
0 µg
コリン
(0%)
0.2 mg
ビタミンC
(0%)
0 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(235%)
35.3 mg
ビタミンK
(24%)
24.7 µg
ミネラル
ナトリウム
(0%)
0 mg
カリウム
(0%)
0 mg
カルシウム
(0%)
0 mg
マグネシウム
(0%)
0 mg
リン
(0%)
0 mg
鉄分
(0%)
0 mg
亜鉛
(0%)
0 mg
セレン
(0%)
0 µg
他の成分
水分 0 g
%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)
綿実油(100g中)の主な脂肪酸の種類[1]
項目 分量(g)
脂肪 100
飽和脂肪酸 25.9
14:0(ミリスチン酸 0.8
16:0(パルミチン酸 22.7
18:0(ステアリン酸 2.3
一価不飽和脂肪酸 17.8
16:1(パルミトレイン酸 0.8
18:1(オレイン酸 17
多価不飽和脂肪酸 51.9
18:2(リノール酸 51.5
18:3(α-リノレン酸 0.2
20:4(未同定) 0.1

綿実油(めんじつゆ)は、ワタ種子を原料とした油脂。主に食用油として用いられる。

生産・消費

[編集]

綿実油の生産は19世紀にアメリカおよびヨーロッパで始まったが、第二次世界大戦後は大豆油の生産量増加により綿実油の生産は減少した。1995年–1997年の全世界での平均生産量は約400万トン。日本国内での生産量は6000–7000トンで、アメリカからの輸入も含め年間約2万トンが消費されている。加熱した際に比較的酸化しにくいため、スナック菓子フライ料理などの揚げ物などに使用され、ツナ缶の油漬け用にも使われる。ショートニングファットスプレッドなどの加工油脂原料としては割高なため使用が減少し、1996年には約7000トンが消費されている。日本国内では唯一、大阪府柏原市岡村製油が製造・販売をしている[2][3]

性質

[編集]

脂肪酸組成はリノール酸50%–60%、パルミチン酸20%–30%、オレイン酸約20%のほか、ステアリン酸およびミリスチン酸数%[4]α-リノレン酸は比較的少ない。精製綿実油はヨウ素価102–120の半乾性油で、発煙点 233°C引火点は 315°C。CAS登録番号は [8001-29-4]、鹸化価190–197、比重0.916–0.922。

出典

[編集]
  1. ^ https://data.nal.usda.gov/dataset/usda-national-nutrient-database-standard-reference-legacy-release
  2. ^ “大阪・柏原は奈良・橿原ではない→まちおこしへ揚げ物に合うワイン 市内2企業タッグ”. 産経WEST. (2017年6月23日). https://www.sankei.com/article/20170623-X3AMHVQWVROHDPIWHP6WQKMDSI/ 2019年5月20日閲覧。 
  3. ^ 岡村製油株式会社が紀北橋本エコヒルズ「紀ノ光台」へ進出決定”. 橋本市 (2012年3月26日). 2019年5月20日閲覧。
  4. ^ 『15710の化学商品』 化学工業日報社、2010年、1381頁。

参考文献

[編集]
  • 藤田哲 『食用油脂 - その利用と油脂食品』 幸書房、2000年、ISBN 4-7821-0173-2ISBN 978-4-7821-0173-5

関連項目

[編集]