素盞嗚神社 (宝塚市)
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素盞嗚神社(すさのおじんじゃ)は兵庫県宝塚市内に7社ある、素盞嗚命(すさのおのみこと)を主祭神とする祇園信仰の神社である。 暴れ川として知られた武庫川の本流・支流域に分布している。
これらの神社は、江戸時代までは牛頭天王社と称され牛頭天王を祭神としていた。 明治初期の廃仏毀釈により祭神名を素盞嗚命へ改め、社名も素盞嗚を冠した。
高司と長谷の2社の本殿は、兵庫県指定重要有形文化財に指定されている。
素盞嗚神社 (宝塚市高司)
[編集]素盞嗚神社 | |
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所在地 | 兵庫県宝塚市高司2-14-6 |
位置 | 北緯34度47分13秒 東経135度21分50秒 / 北緯34.78694度 東経135.36389度 |
主祭神 | 素盞嗚命 |
社格等 | 村社 |
創建 | 不詳 |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 10月18日 |
地図 |
社殿・境内
[編集]- 本殿:素盞嗚命を祀る。一間社流造杮葺(唐破風付)で、享保7年(1722年)の寺社改帳の記載と現在の本殿寸法等が一致することから、江戸時代初期(17世紀初頭)の建立と推定できる。
- 相殿:本殿の左右にあり、それぞれ天照大神と蛭児大神を祀る。一間社流見世棚造杮葺で、17~18世紀の建立と推定される。
- 末社:牛頭天王社のほか、宗像、金刀比羅、天満など十数社ある。
祭事
[編集]- 1月1日:元旦祭
- 1月15日:小正月・しめ縄焼神事
- 8月4日:夏祭
- 9月第1日曜日:砂持祭
- 10月18日:秋祭
- 12月31日:除夜祭(福火)
文化財
[編集]- 本殿、相殿の3棟が兵庫県の有形文化財に指定されている。
所在地・交通
[編集]素盞嗚神社 (宝塚市長谷)
[編集]素盞嗚神社 | |
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長床の床下参道より | |
所在地 | 兵庫県宝塚市長谷字道谷4 |
位置 | 北緯34度55分15秒 東経135度19分13秒 / 北緯34.92083度 東経135.32028度 |
主祭神 | 素盞嗚命 |
社格等 | 村社 |
創建 | 不詳 |
本殿の様式 | 切妻造 |
地図 |
社殿・境内
[編集]- 本殿:近畿地方で数少ない、三間社切妻造平入(一間向拝付)で、江戸時代初期の建立。細部には八阪神社 (宝塚市)と同一の様式が見られる。
- 長床(ながとこ):本殿前にある舞台で、農村歌舞伎が行われていた。長床の床下をくぐって参拝する、珍しい参道になっている。
- 宝篋印塔:観応元年(1350年)の銘がある。「波豆石」と呼ばれる流紋岩製。
文化財
[編集]- 本殿と宝篋印塔が、兵庫県の重要有形文化財に指定されている。
所在地・交通
[編集]素盞嗚神社 (宝塚市上佐曽利)
[編集]旧川辺郡上佐曽利(かみさそり)村、下佐曽利村の村社。萬正寺と隣接している。
所在地
[編集]- 兵庫県宝塚市上佐曽利寺ノ上5
素盞嗚神社 (宝塚市切畑)
[編集]旧川辺郡切畑(きりばたけ)村(北畑村と南畑村が合併)の村社。願宗寺と隣接している。
所在地
[編集]- 兵庫県宝塚市切畑字堂山33-1
素盞嗚神社 (宝塚市小林)
[編集]旧川辺郡小林(おばやし)村の村社のひとつで「東氏神」と言われていた。現在の宝塚神社。
旧所在地
[編集]- 兵庫県宝塚市小林3-4
素盞嗚命神社 (宝塚市玉瀬)
[編集]旧川辺郡玉瀬(たまぜ)村の村社のひとつ。満福寺と隣接している。
- 明治に入り須佐之男神社改称、大正14年(1925年)に同じ村社の大己貴命神社(旧:八王子神社)と神社合祀し、素盞嗚命神社へ改称した。
所在地
[編集]- 兵庫県宝塚市玉瀬字前田1
素盞嗚命神社 (宝塚市大原野)
[編集]旧川辺郡大原野村の村社。社叢は、宝塚市の天然記念物に指定されている。
- 社伝では、応永5年(1398年)に牛頭天王像を遷座させたとあり、14世紀には創建されていたと考えられる。
- その後戦乱で荒廃し、慶安5年(1562年)に牛頭天王社として再興された。
- 明治42年(1909年)、2社の天満神社を神社合祀した。
所在地
[編集]- 兵庫県宝塚市大原野字南宮1